【2022年版】助産師の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

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助産師の平均年収・給料の統計データ

助産師の平均年収は、450万円前後がボリュームゾーンになると考えられます。

資格取得までに時間がかかることから、同じ医療系の専門職である「看護師」よりも、やや高めの給料となっている医療機関が多いです。

正社員以外にパートや派遣での勤務、また助産院を独立・開業して働く道もあり、経験やキャリア次第で高収入が望めます。

夜勤が多い職場では夜勤手当がたくさんつき、基本給からさらに収入が上がります。

助産師の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

助産師の平均年収_2021
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、助産師の平均年収は、37.1歳で554万円ほどとなっています。

・平均年齢:37.1歳
・勤続年数:7.5年
・労働時間/月:161時間/月
・超過労働:7時間/月
・月額給与:387,600円
・年間賞与:887,600円
・平均年収:5,538,800円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
助産師
(Indeed)
4,143,821円 月給 293,389円
日給 18,151円
時給 1,455円
助産師
(求人ボックス)
401万円(正社員) 平均時給
派遣社員:1700円
アルバイト・パート:1,481円
助産師
(転職ステーション)
470万円 20代前半:450万円
20代後半:450万円
30代:データなし
40代以上:530万円

各社のデータをまとめると、助産師の平均年収は350万円~450万円ほどがボリュームゾーンだと推定できます。

助産師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社のデータをもとに考えると、助産師の給料は月給25万円〜35万円くらいだとみられます。

代表的な勤務先は比較的規模の大きな病院が中心となり、給与水準や待遇は比較的良い場合が多く、正規雇用であればボーナスも支給され、平均年収は450万円前後が相場となるでしょう。

同じ医療系の資格職である「看護師」よりも、多少高水準とされています。

手取りは月収18万円~28万円ほどと考えられますが、夜勤の状況などによっても手当の額が変動し、収入に差が出てきます。

女性が活躍する職業であることから、結婚・出産によって若いうちに離職してしまう人もいますが、長く働き続けると昇給し、さらなる給料アップが望めます。

助産師の初任給はどれくらい?

助産師の初任給は、就職先によって異なります。

一般的には月給20万円~23万円ほどが相場といわれますが、規模が大きな総合病院に就職した場合、もう少し高めの設定となることがあります。

また基本給以外に、夜勤手当や住宅手当などの各種手当がつくと、1年目から比較的よい給料を手にしている人もいます。

たとえば虎の門病院では、「常勤助産師(準夜勤4回、深夜勤4回」の新卒の初任給について、以下のような設定となっています。

・基本給:275,600円
・夜勤手当等:41,508円
・合計:317,108円

新卒初任給の時点で月給が30万円を超えるのは、他の職種と比べてもかなり高水準といえるでしょう。

助産師の勤務先の規模別の年収(令和3年度)

助産師の統計上の平均年収は、10~99人の事業所に勤務する人が最も高く580万円となっています。10人以上の事業所の平均年収は554万円、100人~999人は545万円、1000人以上は平均543万円となります。

助産師の年収(規模別)_r3
賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

助産師の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)

助産師の年収を年齢別に見ると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、55~59歳の713万円です。

全年代の平均年収は554万円となっています。

助産師の年収(年齢別)_r3

助産師の福利厚生の特徴は?

助産師の福利厚生事情も勤務先によって異なりますが、全体としては充実している場合が多いようです。

総合病院や大学病院であれば、社会保険完備はもちろん、通勤手当、住宅手当、夜勤手当、時間外勤務手当などの各種手当も整っています。

また病院によっては宿舎や寮が利用できたり、深夜勤務の際にタクシー代が全額支給されたりします。

一方、個人経営でお産を取り扱うクリニックでは、福利厚生の内容がまちまちです。

総合病院や大学病院ほど充実していない場合が多いですが、助産師が十分に安心して働けるだけの待遇を用意しているところもあります。

助産師の給料・年収の特徴

看護師よりも給料が高め

助産師になるには、看護師の国家試験に合格したうえで、さらに助産師国家試験に合格しなくてはなりません。

助産師になるまでのハードルがやや高めであることから、給料は同じ医療専門職の看護師よりも、やや高めに設定されている病院が多いです。

看護師も女性が活躍しやすく、安定した収入が得られる職業として人気がありますが、助産師も同様だといえるでしょう。

夜勤の状況によって大きく収入が変わる

お産を取り扱う助産師は、24時間、いつでも対応できるように準備しておかなくてはなりません。

現場では、複数の助産師が交替制で働くのが一般的で、大きな病院では日勤、準夜勤、夜勤のサイクルを繰り返します。

深夜時間帯に働くときは夜勤手当がつくため、夜勤がどのくらい入るかによって、収入が変わってきます。

基本給はさほど高くない場合でも、たくさん夜勤をした月は、収入が多くなることがあります。

助産師の勤務先別の給料・年収

総合病院、大学病院

総合病院や大学病院では、たいていの助産師が「産科」に勤務します。

大学病院は、助産師の勤務先のなかでは給料や待遇が最も安定しているといわれます。

民間の総合病院も、地域に根差して経営が安定している病院であれば、大学病院と同じくらい好待遇で働ける場合が多いです。

長く働くことで確実に昇進し、リーダーや管理職のポジションにつくと、年収500万円~600万円以上を得るのも不可能ではありません。

クリニック

地域の産科クリニックでも、助産師は多く活躍しています。

クリニックごとに院長の考え方や経営方針が異なるため、給料や待遇もまちまちです。

多くの妊婦さんが来院し、経営が安定しているクリニックでは給料が高めで、待遇も充実しています。

助産院

助産院も、助産師の勤務先のひとつです。

産婦人科医のいない助産院では「正常分娩」しか扱うことができませんが、妊婦さんにしっかりと寄り添いながら、よりリラックスした環境でお産ができるように配慮した助産院が増えています。

産婦人科医が不足するなかで、正しい知識・スキルをもつ助産師は、大きな病院に負けないくらい良い待遇で採用されることがあります。

助産師の正社員以外の給料・年収

派遣社員

助産師は、「派遣」の形で働くこともできます。

派遣助産師として働く場合には、医療・看護系を専門的に扱う派遣会社と契約を結ぶのが一般的です。

派遣会社からは勤務時間や曜日など、自分の希望に合った勤務条件の仕事を紹介してもらい、病院やクリニックなどの医療機関を中心とした派遣先で仕事をします。

医療機関との直接雇用ではないため、就業先の福利厚生は適用されませんが、一般事務職などの派遣よりもだいぶ高時給で働けるケースが多いです。

フルタイムで働くのが難しい人などが、助産師の資格や経験を生かして派遣で働く道を選んでいます。

パート・アルバイト

パート・アルバイトの助産師が募集されることもあります。

たいていは常勤助産師のサポート業務が中心で、出勤時間や曜日の相談がしやすかったり、残業や夜勤をせずに働けたりする場合が多いです。

給料は時給制となりますが、助産師として働く以上はパート・アルバイトとはいえ国家資格が求められるため、高めの時給が期待できます。

もともとフルタイムで働いていた助産師が、結婚・出産を機にパートタイムの働き方に変えるケースがあります。

独立・開業

助産師には開業権があるため、独立し、自分で助産院を開業することができます。

助産院を繁盛させ、経営が軌道にのれば高額な収入が手に入りますが、お産を扱うの特性上、自分一人だけで運営していくのは困難です。

人件費や医療機器を揃えるための費用なども必要になるため、しっかりとした計画を立てなければ、成功は難しいでしょう。

助産師の働き方の種類・雇用形態

助産師が収入を上げるためには?

助産師がある程度の高めの収入を手にしたいと考えるのであれば、経営が安定している大きな病院に勤務するのがよいでしょう。

大学病院や、地域の中核をなす総合病院であれば、会社員の平均年収以上の収入を手にできる可能性は高いです。

福利厚生面も充実していますし、昇進やキャリアパスの制度も確立していることから、安心してキャリアを積んでいけるはずです。

しかし、それ以上の大きな収入アップを求めていくのであれば、独立・開業を視野に入れるのもひとつの道です。

最近では自宅出産や家族での立会出産など、できるだけ自然な形でお産に臨みたいと考えている妊婦さんや家族が増えています。

大きな病院ではできない、妊婦さんのニーズにきめ細やかに応えられる助産院がつくれれば、大きな利益が出せるかもしれません。

しかし、人の命を扱う助産院の開業は簡単なことではありませんし、多くのリスクを伴うことは確かです。

助産師として何を目指していきたいのかをよく自分に問いかけて、働き方を選択していくほうがよいでしょう。