仕事体験談 子どもたちは、大勢ではなく「たった1人」 回答者 : みなさん(女性/27歳) 職業名 : 保育士現在の状態 : 現役経験年数 : 7年 仕事内容 定員が50人以下の小さい保育園で保育士をしています。 現在妊娠7ヵ月で、仕事をするのが少しキツくなって来たので、早めに産休に入る為、もうすぐ産休に入ります。 お腹が大きくなって来て走ったり機敏に動いたりができない為、0歳児のクラスでクラスリーダーをしています。 ゆったりと子ども達と関わりながら過ごしています。 仕事のやりがい 自分に子どもができて、お母さんたちがこんなに嬉しくて大切に思って産まれて来た子ども達の成長を見ているのか、と思うようになりました。 お母さんにはたった1人でも、保育士は大勢を一緒に見ているので、分かってはいてもついついそのことを忘れがちになってしまいます。 「たった1人」と意識して見るようになったら、ひとりひとりの成長がよく見えるようになった気がします。 自分の心掛けひとつで、今まで気付けないで見過ごしていたような小さなことにも気付けるようになりました。 また、自由に動けなくなって来たので、座って子ども達を見ていることが多いのですが、子どもの目線になっていると子どもが何かに気付いたことにすぐに気付けるようになりました。 このように、保育士は自分の気持ちや目線ひとつで世界が変わるものです。 覚悟しておいた方がいいこと 子どもが好きで保育士になり、自分が妊娠すると、その仕事のハードさを更に痛感しました。 子どもを抱っこすると、どうしてもお腹の上に乗せるしかなくなってしまうし、床掃除をするとお腹がついてしまう。 子ども達に誘われても走る所か、歩くこともゆっくりでないと歩けない。更に暑い中の散歩もキツいです。 保育士の仕事内容では、臨月まで働くのは無理だと思いました。 公立の保育園以外で高齢の保育士をあまり見掛けず若い保育士ばかりなのは、やはり年齢が上がると仕事内容がキツイからかな、と思います。 定年まではできない仕事かもしれないと言うことは覚悟しておいた方がいいかもしれません。 給料・待遇 短大卒で、初任給が確か14万円くらいでした。 休みは週に2日ありますが、それ以外はなかなか休みが自由には取れず、体調の悪い時に病院に行くこともままならない状態です。 土日休みだと、役所や銀行へ行くこともできないので、そこは不便さを感じます。 この職業を目指す人へのメッセージ 自分も保育園に通っていて、憧れの先生になりたくて保育士を目指しました。 ずっと保育士をやって来て、様々なことを学びました。 子どもにとってなにが良いのか悪いのかはもちろん、子ども達を通して、今の時代背景も見えて来ました。 その都度話し合い、保育を変えて来ました。 一番に考えるべきなのは、子どもです。 そうやって過ごして来た年月がある分、自分も子どものことを一番に考えられる親になれるかな?と自分に期待しています。 保育士は様々な知識を持って子どもや保護者に接していく仕事です。 保育士よりも社会的地位が上の仕事についている保護者でも、保育士がいるから、安心して預けられる場所があるから働いているんです。 保護者が安心できる知識と話術を持って接することのできる、素敵な保育士を目指して下さい。 次の記事へ
現在妊娠7ヵ月で、仕事をするのが少しキツくなって来たので、早めに産休に入る為、もうすぐ産休に入ります。
お腹が大きくなって来て走ったり機敏に動いたりができない為、0歳児のクラスでクラスリーダーをしています。
ゆったりと子ども達と関わりながら過ごしています。
お母さんにはたった1人でも、保育士は大勢を一緒に見ているので、分かってはいてもついついそのことを忘れがちになってしまいます。
「たった1人」と意識して見るようになったら、ひとりひとりの成長がよく見えるようになった気がします。
自分の心掛けひとつで、今まで気付けないで見過ごしていたような小さなことにも気付けるようになりました。
また、自由に動けなくなって来たので、座って子ども達を見ていることが多いのですが、子どもの目線になっていると子どもが何かに気付いたことにすぐに気付けるようになりました。
このように、保育士は自分の気持ちや目線ひとつで世界が変わるものです。
子どもを抱っこすると、どうしてもお腹の上に乗せるしかなくなってしまうし、床掃除をするとお腹がついてしまう。
子ども達に誘われても走る所か、歩くこともゆっくりでないと歩けない。更に暑い中の散歩もキツいです。
保育士の仕事内容では、臨月まで働くのは無理だと思いました。
公立の保育園以外で高齢の保育士をあまり見掛けず若い保育士ばかりなのは、やはり年齢が上がると仕事内容がキツイからかな、と思います。
定年まではできない仕事かもしれないと言うことは覚悟しておいた方がいいかもしれません。
休みは週に2日ありますが、それ以外はなかなか休みが自由には取れず、体調の悪い時に病院に行くこともままならない状態です。
土日休みだと、役所や銀行へ行くこともできないので、そこは不便さを感じます。
ずっと保育士をやって来て、様々なことを学びました。
子どもにとってなにが良いのか悪いのかはもちろん、子ども達を通して、今の時代背景も見えて来ました。
その都度話し合い、保育を変えて来ました。
一番に考えるべきなのは、子どもです。
そうやって過ごして来た年月がある分、自分も子どものことを一番に考えられる親になれるかな?と自分に期待しています。
保育士は様々な知識を持って子どもや保護者に接していく仕事です。
保育士よりも社会的地位が上の仕事についている保護者でも、保育士がいるから、安心して預けられる場所があるから働いているんです。
保護者が安心できる知識と話術を持って接することのできる、素敵な保育士を目指して下さい。