言語聴覚士養成校ではどんなことを勉強する? 実習で学ぶことは?

言語聴覚士になるために学ぶことは?

基礎的な医学知識と専門的な学問

言語聴覚士のカリキュラムでは、まずは基礎的な医学知識を身に付け、その後言語聴覚士としての専門的な学問を学んでいくのが一般的です。

基礎的な医学の勉強は、一見、言語聴覚士の仕事とどのようにつながっていくのかわからないと思う部分もあるかもしれませんが、専門性の高い科目を学ぶうちに、すべては基礎の上に成り立っていることが理解でき、その重要性を実感するはずです。

実習も多い

言語聴覚士の養成校では、カリキュラムの一部として必ず「実習」が行われ、早ければ1年目から実習が行われる学校もあります。

また、実習は言語聴覚士の勉強のなかでも非常に重要なものであり、学校内では学ぶことのできないことを経験することができます。

当然、「実習生」という立場ではありますが直接病院の患者さんや施設の利用者さんと接することから、かなりの緊張感を味わうことになるでしょう。

実習がスタートすると忙しい毎日を過ごすことになりますが、それを乗り越えたときの充実感と、そこから得られる自信は、座学など他の勉強方法ではとても味わえないものになることでしょう。

言語聴覚士学校の入学から卒業までの流れ

言語聴覚士の養成校は学校によって、どのような内容を、どういった流れで学習していくかは変わりますが、一般的には、「解剖学」や「生理学」などの基礎的な医学知識を最初に学んでいきます。

そして、学年が上がるごとに、「言語発達」や「聴覚障害」といった言語聴覚士としての専門性を持った科目を学んでいくことになります。

そのほか、聴力や言語、リハビリなどに関する選択科目というものもありますが、学校によってはそれほど数が多くなく、また学年が上がっていくにつれて減る傾向になるようです。

言語聴覚士学校の実習

言語聴覚士の実習内容は?

言語聴覚士の実習では、実際に病院や施設などの現場で患者さんと接することになり、これが言語聴覚士になるための勉強の核になるともいえます。

実習は学校によって進め方や内容が若干異なり、最初の実習は見学だけということもありますが、決して楽なものではないと考えておいたほうがよいでしょう。

見学をする実習は、あくまでも「体験」という意味合いが強いですが、その後は実際に現場で経験を積んでいく臨床実習にうつります。

実際の患者さんを担当するため、自分にのしかかってくる負担や責任も、一気に大きくなると感じられるでしょう。

臨床実習では、自分の行うべきプログラムを自分で考える必要があり、その結果や考察についてはレポートでしっかりとまとめる必要があり、言語聴覚士としての実際の現場を体験することができます。

失敗しても挽回は可能

実習は場合によっては途中で中止になってしまうこともあります。

たとえば、現場で取り返しのつかないような大きな失敗をしてしまったり、一般常識的なことを著しく欠いた行動をとったりした場合には、実習の単位を認められないこともあります。

しかし、たとえ失敗したとしても実習に対して前向きに取り組む姿勢を持ち、たとえ失敗しても反省していることを行動で示すことができるような人は、実習が中止になることは普通ありません。

実習は不安も大きく、どうしても悲観的に考えてしまうことがあるかもしれませんが、とにかく積極的に、何か学ぼうとする気持ちを忘れずにいれば、きちんと乗り越えていくことができるはずです。