ファイナンシャルプランナーの年収はいくら? 給料についてくわしく解説

ファイナンシャルプランナーの平均年収・給料の統計データ

ファイナンシャルプランナーの平均年収・月収・ボーナス

ファイナンシャルプランナーの給料・年収は、勤務先や働き方、経験などによって大きく変わります。

銀行や保険会社などの企業に勤める場合、勤務先の給与規定に沿って給料が支払われます。

勤続年数が増え、役職が上がれば基本給がアップしますし、歩合制をとっているところでは、成約数が増えるほど収入がどんどん上がるケースもあります。

一方、独立して働くファイナンシャルプランナーは、お客さまから受け取る「相談料」が収入の柱です。

相談料は基本的に独自で設定するため、経験豊富なファイナンシャルプランナーは相談料を上げやすく、高収入を実現している人もいます。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
ファイナンシャルプランナー
(Indeed)
591万円 時給 1,458円
月給 31.9万円
ファイナンシャルプランナー
(求人ボックス)
405万円(正社員 平均時給
派遣社員:1,380円
アルバイト・パート:1,003円
ファイナンシャルプランナー
(転職ステーション)
458万円
ファイナンシャルプランナー
(給料BANK)
394万円~517万円 平均給料:32万円
20代の給料:25万円
30代の給料:32万円
40代の給料:37万円
初任給:15~万円

各社のデータから、ファイナンシャルプランナーの平均年収は、400万円~600万円ほどがボリュームゾーンと考えられます。

やや大きな幅がありますが、実際、ファイナンシャルプランナーはノルマの達成度合いや成績に応じて給料が変動することも多く、同じくらいのキャリアや年齢でも、人によってかなり収入が違います。

ファイナンシャルプランナーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

年収500万円の正社員のファイナンシャルプランナーの場合、ボーナスが年に2回(合計4ヵ月分)出るとすると、手取り月収は25万円前後と考えられます。

しかし企業に所属するファイナンシャルプランナーの給料は、成果に応じて変動することも多いため、実際には人によってかなり変わってきます。

ボーナスの支給額も個人の成績に応じて変動することがあり、能力が高く評価されている人ほど高収入を得やすい仕事です。

ファイナンシャルプランナーの初任給はどれくらい?

ファイナンシャルプランナーとして金融系の会社に入社した場合の初任給は、21万円~23万円ほどが相場と考えられます。

しかし、実務経験がない人がいきなりファイナンシャルプランナーとして第一線で働けるとは限らず、まずは営業活動メインで行っていくケースも多いです。

また、ファイナンシャルプランナーの仕事は、個人の能力や成果が数字で見えやすいため、営業成績に応じて給料を変動させるしくみをとっている企業もあります。

学生時代にファイナンシャルプランナーの資格を取っておくと、資格手当がつく企業へ就職した場合、初任給の時点から少しでも収入を増やせるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの福利厚生の特徴は?

ファイナンシャルプランナーの福利厚生は勤務先によって異なりますが、大手企業に就職した場合、かなり充実している傾向にあります。

各種社会保険完備をはじめ、社員寮・社宅の利用、退職金制度、永年勤続表彰などがあります。

業務上必要となる書籍の購入費用やセミナー受講費の補助・支給を行っている企業おまります。

またファイナンシャルプランナー職では、各種資格を取得していると、資格手当が別途つくことが多いです。

難しい資格ほど手当額も大きくなるため、勉強を続けて資格を取ることで収入アップが期待できます。

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ファイナンシャルプランナーの給料・年収の特徴

企業に勤務する場合

銀行や保険会社などの企業に勤務しているファイナンシャルプランナーは、勤務先から毎月給料が支払われます。

実際には、営業職の人がファイナンシャルプランナーの資格を持って業務に生かしているケースが多く、各社の給与体系に沿う形で給与額が決まります。

営業の要素が強い業務を担当する場合、成約数に応じて給料が変動する制度をとっているところもあり、年齢や役職関係なく、成果を出せば出すほど収入がアップします。

また「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」以上を持っていると資格手当が付くことがあり、その場合は基本給に加えて月に1万円〜3万円程度上乗せされるケースが多いです。

独立して働く場合

企業勤めではなく、独立してファイナンシャルプランナーとしてのスキルを生かす場合には、おもに「相談料」という形でお客さまからお金をもらうのが一般的です。

相談料は、各ファイナンシャルプランナーが独自に設定するため幅がありますが、1時間あたり5,000円~10,000円程度がボリュームゾーンとされています。

FP業務経験年数が長いほど相談料は高くなる傾向にあるため、経験豊富なファイナンシャルプランナーになれば、個人でも高収入を実現するチャンスはあります。

なお、個人のFP業務による収入は「相談料」のほか、「手数料(コミッション)収入」や「その他の収入」があります。

提案書を作成したり、顧問になったりすることで収入を得ている人もいます。

独立した場合は、どれだけ多くの個人や法人と顧問契約を結ぶことができるかによって収入が変わってきますし、教育機関や地域の公共施設などで講義や講演活動をしたりすることでも収入を得ることが可能です。

ファイナンシャルプランナーの正社員以外の給料・年収

派遣社員

ファイナンシャルプランナーの資格を生かしながら、派遣社員として活躍する人もいます。

その場合、正社員が契約したお客さまの契約書や見積書の作成、商品購入の手続きなど、事務的な業務を中心に担当することが多いです。

しかし、専門的な金融知識が求められることから、時給相場は一般的な事務職よりもやや高めです。

経験を積んでいくことで、さらに時給を上げて働ける可能性もあります。

アルバイト・パート

保険会社などでは、アルバイト・パートとしてのファイナンシャルプランナーの求人が出されることもあります。

アルバイト・パートとはいっても、ある程度の責任ある仕事を行っていく場合、まったくの未経験で仕事をするのは難しいのが実情です。

未経験であれば雑用やアシスタント業務から経験していくことになり、その場合の時給はあまり高くはありません。

一方、もともと正社員のファイナンシャルプランナーとして働いていた人が、結婚・出産などを機に雇用形態を変えて仕事を続けるケースもあり、その場合は時給1,500円以上を得ている人もいます。

フリーランス

金融機関出身のファイナンシャルプランナーが、何年か働いた後にフリーランスになるケースはしばしば見られます。

フリーランスになると、自分自身で営業活動を積極的に行っていかなくてはならず、どれくらい契約できるかによって収入は大きく変動します。

事業が軌道にのれば会社員時代よりも高額な収入を得られるチャンスがありますが、収入には波が出やすく、独立したてで契約がほとんど取れない場合は月に10万円も稼げない人もいます。

ファイナンシャルプランナーの働き方の種類・雇用形態

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ファイナンシャルプランナーが収入を上げるためには?

ファイナンシャルプランナーの年収は、300万円程度の人もいれば、1000万円以上を得ている人もおり、だいぶ幅が出ているのが実情です。

基本的にはファイナンシャルプランナーとしての経験年数が増えるほど、年収も増加する傾向が見られます。

企業勤務であれば長く働いて役職がつくことで収入アップが期待できますし、歩合給の割合が大きな職場で働けば、成果を出すことでどんどん収入を増やすチャンスがあります。

一方、独立しているのであれば、年数とともにスキルや知識を向上させ、それにともない相談料をアップさせたり、お客さまを増やしていったりすることで収入アップが実現できるでしょう。

このほか「行政書士」や「社会保険労務士」といった別の国家資格もあわせて取得し、専門性を深めること、業務の幅を広げることで年収アップを実現している人もいます。