イベントプランナーになるには

イベントプランナーになるために、必要な資格はありません。

広告代理店やイベント制作会社への就職を目指すことが第一歩になるため、学生のうちにアルバイトやイベントを見て感性を磨くなどするとよいでしょう。

また、大卒以上の学歴を求めるところがほとんどで、大手になればなるほど、難易度の高い大学を出ていたほうが有利になるといわれます。

本記事では、イベントプランナーになるまでの道のりなどを紹介します。

イベントプランナーになるまでの道のり

学生のうちに感性を磨く

イベントプランナーになるにあたって、必要な資格はありません

学生のうちに

  • さまざまなイベントを見て感性を磨いておく
  • イベント会社でアルバイトとして働いてみる

などもよい方法です。

イベントプランナーの仕事の実態が理解できると同時に就職時のアピールポイントにもなるため、自分の気になる会社のイベントなどがあったら積極的に足を運んでみましょう。

広告代理店やイベント制作会社に就職

イベントプランナーになりたい場合は、広告代理店やイベント制作会社に就職することが第一歩です。

こうしたイベントを手掛ける企業は数が多いため、まずは自分の好きなイベントをプランニングしている会社を調べてみるとよいでしょう。

また、大手の企業だけでなく、地元に根付いたイベントを企画する会社や特定のイベントを専門に行う会社もあるため、自分がどのような働き方をしたいのかじっくり企業研究することが必要です。

イベントプランナーになるまでのルート

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イベントプランナーの資格・難易度

イベントプランナーになるために特別な資格は必要ありませんが、「日本イベント産業振興協会」がイベントに関する資格を認定しています。

ほかにも、

  • イベントについての体系的な基礎知識を学ぶ「イベント検定」
  • スポーツイベントに関する知識を学ぶ「スポーツイベント検定」
  • 海外など国際的なイベントや障がい者イベントに関するイベントを学ぶ「ユニバーサルイベント検定」
  • イベントのプロフェッショナルを養成する「イベント業務管理士」

などがあります。

とくにイベント検定は、実務経験がなくても受験ができるため、イベントプランナーを目指す人にもおすすめの資格です。

一般社団法人日本イベント産業振興協会 ホームページ

イベントプランナーになるための学校の種類

広告代理店やイベント企画会社で働きたい場合は、大卒以上の学歴を求めるところがほとんどで、大手になればなるほど、難易度の高い大学を出ていたほうが有利になるといわれます。

学部・学科はとくに問われませんが、企画やマーケティングの勉強は就職後に役立つため、

などの文系出身者が多いようです。

また、専門分野のイベントを手掛けたい場合には、専門学校で特定の分野を学ぶのもよいでしょう。

たとえば、

  • 音楽イベントの場合=音楽ビジネス系
  • ブライダルイベントの場合=ブライダル系の専門学校

などが考えられます。

ほかにも、

  • マスコミ関連の専門学校
  • イベント全般のプランニングを学べる学校
  • 音楽大学出身者

など、さまざまな学歴の人がイベントプランナーとして働いています。

イベントプランナーになるためにはどんな学校・大学学部にいけばいい?

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イベントプランナーに向いている人

イベントプランナーはクライアントと打ち合わせを重ね、目的達成のために頭を悩ませながら魅力的なプランを作り上げていきます。

感性が求められるこの仕事では、専門知識や経験のみならず仕事に対する情熱も不可欠です。

多くの人の心をつかむイベントを企画するためには、

  • 常に新しいものを追い求める姿勢
  • 好奇心の強さ
  • 流行を読み解く鋭い時代感覚

も必須です。

イベントプランナーに向いている人・適性・必要なスキル

イベントプランナーのキャリアプラン・キャリアパス

イベントプランナーは新卒で採用されることは少ない職業です。

まず事務や営業などを経験してイベントのノウハウを身に付けたあとに配属されることが多く、とにかく経験がものをいいます。

また、即戦力となる経験者を求めることが多いため、さまざまな現場を経験し、結果を残していくことが重要となります。

たとえば、

  • ある程度の実力
  • 人脈
  • 経験

などを身に付けたのち、自分でイベント会社を立ち上げたり、フリーランスとして活躍したりする人もいますが、フリーランスのイベントプランナーはまだまだ少ないのが現状です。

将来的にフリーランスを目指す場合でも、まずは企業で経験・実績を作り、人脈を作っていくことが大切です。

イベントプランナーを目指せる年齢は?

イベントプランナーは、一般的な職業に比べると平均年齢が若いのが特徴です。

理由として、

  • イベントの対象年齢が若年層である場合が多い
  • 体力が必要な仕事

であることが挙げられます。

経験が重要視される仕事であることからも、イベントプランナーを目指すのであればできるだけ早いうちから行動をとるほうがよいでしょう。

もちろん、年齢を重ねるとイベントプランナーとして働けなくなるわけではありません。

イベントプランナーとして経験を積むと、イベント全体を総括するイベントプロデューサーとして働く場合もあります。

フリーランスのイベントプランナーになるには

イベントプランナーは、広告代理店やイベント制作会社などに勤めて働くだけでなく、フリーランスとしても働けます。

フリーランスですから、会社のブランドや知名度に守られるわけではなく自分自身の名前で勝負していかなければなりません

また、毎月決まった給料が支払われるわけでもないため、仕事がなければ収入も0円となってしまいます。

いつでも誰でもフリーランスになることはできますが、未経験者や経験の浅い人がいきなりフリーランスとして安定した収入を得たり、成功するのは非常に難しいといえます。

まずは会社に入ってイベントプランナーとして

  • スキルを身につける
  • 業界関係者との人脈を形成する

など見通しが立ったところで独立する人がほとんどです。

フリーランスのイベントプランナーのメリット・デメリット

フリーランスのイベントプランナーのメリット

イベントプランナーがフリーランスになるメリットとして、実力さえあればフリーランスになりやすく、稼ぐこともさほど難しくないという点があげられます。

しっかりと実績を上げていれば、自分の名前だけで仕事が舞い込むことも少なくなく、営業をしなくても仕事の依頼をもらいやすいこともあるようです。

また、会社勤めと違い、

  • 自分の好きな仕事を手掛けられる
  • 自分でスケジュールを管理し休みや仕事量を調整できる

といった点もあります。

フリーランスのイベントプランナーのデメリット

実力のあるイベントプランナーの場合、次から次へと仕事が舞い込み、休みが少ない・仕事量が多いと感じる人が多いようです。

チームで作業を進める会社勤めと違い、イベントに関することだけでなく経営に関することまで自分一人でしなくてはならないため、結果的に仕事が増えるという人もいます。

また、アイデアがマンネリ化したり、スランプに陥ったりするなど「生みの苦しみ」を味わうという人も少なくないようです。

フリーランスのイベントプランナーになるために大切なこと

はじめは営業活動も必要

依頼は実績がある人のところに集まります

クライアントと信頼関係ができていれば、継続して案件をもらえる機会も増えますし、他のクライアントを紹介してもらえることも多くなります。

しかし、最初は

  • 自分のWebサイトを立ち上げて仕事を募集
  • 企画会社へ営業をかけたりする

ことが多くなるでしょう。

経験を積み人脈をつくる

イベントを作り上げていくには、美術や照明・音響などを含めた演出も必要となります。

普通、これらすべてをイベントプランナーが一人でこなせるわけではありませんから、各分野における専門スキルをもつプロフェッショナルとのつながりがあると、仕事を請けやすくなる面もあるようです。

フリーランスで働くのであれば、ただ企画をするだけでなく、

  • 運営
  • 演出
  • 予算管理
  • ディレクション

までを含めて幅広く対応できる人が、より重宝されます。

会社員時代にできるだけ多くの経験を積み、人とのつながりを構築しておくことが、独立を成功させるための非常に重要なポイントになるといえるでしょう。

イベントプランナーの求人状況・就職先選びのポイント

イベントプランナーの就職先にはどんなところがある?

イベントプランナーの主な就職先となるのは、

  • 広告代理店
  • イベント制作会社

です。

大小さまざまな規模の会社があり、イベントを手掛ける会社の採用は高倍率となることがほとんどです。

なかには定期採用は行わず、欠員が出たときだけ採用を行う企業もあるため、狭き門となることを覚悟しておきましょう。

イベントプランナーの求人の状況

未経験者や新卒社員の場合、入社してすぐにイベントプランナーとして働けることはほとんどありません。

まずは営業など別の職種からスタートしたり、総合職といった形で採用されたりするのが一般的です。

その後、本人の強い希望や適性があるとみなされることで、イベントプランナーの仕事を任されるようになります。

「イベントプランナー職」としての採用が行われる場合は、経験者=即戦力となれる人が求められていることが多く、中途採用で未経験からスタートするのは難しいのが現状です。

採用されやすい人材
  • イベントプランニングの経験者
  • 営業職やマーケティング職
  • プロモーション関連の業務の経験者

イベントプランナーの就職先の選び方

イベントを手掛ける広告代理店やイベント制作会社は全国にさまざまあり、

  • 国際的なイベントを手掛ける会社
  • 地元のイベントを専門に行う会社
  • 特定ジャンルのイベントの身を手掛ける会社

などそれぞれ特色があります。

自分が好きなイベントや、感動したイベントはどの会社が企画しているのかを調べてみるのもよいでしょう。

また、特定のイベント会場やテーマパークなどでイベントをしたい場合は、直接その会場に就職するという方法もあります

イベントプランナーの志望動機・面接

イベントプランナーで重視されているのが面接です。

イベントプランナーは人気がある職種のため、

  • 熱意
  • 向上心
  • 適性

があるかというところまで厳しく判断されます。

イベントプランナーの仕事では多数のスタッフを動かすことが多いため、

  • 初対面の人とも明るく対応できる
  • きちんと会話ができる

ことがポイントとなります。

「この分野に関しては誰にも負けない!」といった自分ならではの強みを志望動機に盛り込むと、目に留めてもらえることもあります。

イベントプランナーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

イベントプランナーの就職先はどのように探したらいい?

公式サイトをチェックする

イベントプランナーの仕事は、一般的な求人サイトやハローワークでも見つけられますが、おすすめは希望する企業の公式サイトをチェックすることです。

公式サイトでは

  • 新卒採用に関する詳しい情報
  • 不定期で中途採用やアルバイトの求人募集

が掲載されることもあります。

アルバイトとして働く

イベントプランナーは求人が少ないため、まずはイベント制作会社などでアルバイトをし、経験を積んで正社員を目指すことも方法のひとつです。

アルバイトの募集は比較的多くあります。

業界に入り込めれば、イベントプランナーの仕事を間近で見れますし、関係者と人脈を作るチャンスも出てくるかもしれません。

実力が身につけば、よりよい待遇の企業へ転職をしたり、独立して働いたりすることも可能です。

「イベントプランナーになるには」のまとめ

イベントプランナーになるためには、若いうちから感性を磨き、できるだけよい学歴で就職を目指す必要があります。

学歴や知識だけでなく、イベントプランナーという仕事への情熱、流行を読み解く時代感覚なども必要不可欠です。

広告代理店やイベント制作会社に就職後、経験を重ねることでイベントプランナーとしての道が拓けていきます。