営業の1日のスケジュール・生活スタイル
営業の業務スケジュール
定時はあるが、絶対ではない
営業職の社員は、多くの場合、9:00~18:00前後の日勤で勤務します。
ただし、営業訪問のスケジュールは顧客に合わせる必要があるため、定時を意識しないで働く場合も多いです。
そのため、顧客先への直行、また商談終了後の直帰が認められていたり、フレックスタイム制になっていたりと、柔軟な勤務が可能になっている会社も多いです。
また、どうしても当日中に事務処理をしなくてはならない場合でも営業訪問が優先されるため、定時を過ぎてから帰社や事務処理を残業で行うこともあります。
1日の多くは社外で過ごす
営業職は、1日のスケジュールの多くを社外で過ごします。
営業所の所在地から遠い地域に顧客を抱える場合には出張も多くなります。
社内にいる時間には、営業書類の作成や社内の事務処理、電話営業、会議などを行うことが多いです。
オンラインでの商談も増えていることから、営業人員が社内にいる時間も増えてきています。
企業や販売する商品・サービスによって営業の仕事の仕方は多少異なりますが、外回りが他の職種より多い点は共通しています。
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営業の休日
営業職は取引先と会社の窓口になるため、取引先の会社や店舗が休日にも動いている場合は、休日でも呼び出しや問い合わせの電話が入ることがあります。
そのため、休日でも会社の携帯電話を手放せないという人もいます。
ただ、多くの場合、休日にも電話が来ることはまれで、ほとんど意識することなく休日を過ごせます。
営業スケジュールさえ調整できれば、長期休暇や有給休暇などの取得も問題ありません。
業界によっては、週末に展示会や勉強会などのイベントを行い、その準備やお得意様の案内のために休日出勤が入ることもあります。
また、大型の機械やIT設備などの納入は、顧客の営業時間内に納入するのが難しい場合も多いです。
こうした場合では、営業担当者も納品時に取引先を訪問し、納品作業を見守ることも少なくありません。
営業の残業時間
営業職は売上につながる顧客訪問が優先されるため、多くの仕事が後回しになることも少なくありません。
会社によっては、部内のミーティングが勤務時間外にしか行えない場合もあり、メンバーで夕食を食べながら情報共有することもあります。
繁忙期にはスケジュールがいっぱいになり、手の空いているメンバーに代理を頼むのも難しい場合は残業で業務を行います。
労働時間の監督が厳しくなっている企業も多くなったため、少し前と比べると営業職の残業時間も減っているようです。
法律上は労働時間に含まれないものの、終業時間の後から取引先の接待に行くこともあります。
営業は忙しい? 激務?
営業の忙しさは会社や営業目標、時期などによってさまざまです。
営業目標が高ければ忙しいことはもちろんですが、営業目標に成績が追いついていない場合も忙しくなります。
常に目標達成に向けての計画と行動を求められるため、決算期が近づくほど計画未達の場合は忙しくなることが多いです。
逆に営業が非常にうまくいっている場合も、見積書などの作成・発行や納品スケジュールの調整などの業務が増え、日頃行っている営業訪問ができないほど忙しくなることがあります。