動物看護師に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
そのためコミュニケーションが苦手であると仕事を続けるのは難しいでしょう。
また、獣医師や他の動物看護師とチームを組み、協力して働くため、協調性や細やかな気遣いなども大切です。
ときには心苦しい場面に遭遇することがあっても、冷静な判断が求められる仕事です。
この記事では、動物看護師に向いている人・適性・必要なスキルについて解説します。
動物看護師に向いている性格・適性
コミュニケーション能力
動物は会話ができないため、
- 飼い主に治療方針や処方する薬について説明する
- 動物の病状の経過についてわかりやすく説明する
ということも、動物看護師の大事な仕事です。
いくら動物が好きでも、人とのコミュニケーションが苦手という人では、動物看護師の仕事を続けていくのは難しいでしょう。
自分自身が「動物が好き」なことは前提条件ですが、さらに一歩進んで、飼い主と動物が幸せな関係を続けていけるようにサポートできるようになると、よりやりがいも感じやすくなります。
仲間を大切にする
動物病院では、獣医師や他の動物看護師とチームを組み、協力して働きます。
そのため、自分のことだけではなく、周りがどう動いているのかを敏感に察知し、協調性を大切にして行動することが大切です。
細やかな気配りができる人は、みんなから信頼され、さまざまな仕事を任されるようになるでしょう。
忙しいときは誰しもつい、自分のことだけしか考えられなくなりがちですが、飼い主や動物だけでなく、仲間からも信頼される動物看護師を目指しましょう。
20代で正社員への就職・転職
動物看護師に必要なスキル・能力
業務に必要な専門知識
- 獣医師の診察の補助
- 手術の補助
- 入院している動物の健康管理
- 薬の管理
- 受付や予約対応などの事務作業
こういった多岐にわたる業務を任されていくため、求められる知識やスキルも幅広いものとなります。
獣医学に関する知識看護に必要な知識が豊富であることは必須ですが、覚えるべきことが非常に多いため、動物看護師になってからも、地道に自分でしっかりと勉強を続けられる人でなければ続けることはできません。
ハードな仕事に耐えうる体力
動物看護師は体力も求められます。
たとえば、診察台の上で動物が怖がって暴れたとき、大きな動物を押さえるためには、ある程度の筋力が必要です。
また、入院中の動物の健康維持のために長距離の散歩に連れていくこともあります。
動物看護師は、「動物に触れ合える」というイメージからは程遠いハードな仕事であるため、体力があるに越したことはありません。
動物看護師に向いていないのはどんな人?
動物看護師は、いつでもペットや飼い主の心情を思いやれる心の優しい人であることが求められますが、仕事をする上では冷静な心で対処しなければならない場面もあります。
たとえば、仕事中には動物の死と立ち会ったり、苦しんだりしている動物の姿を目の当たりにすることは日常茶飯事です。
そんなとき、毎回落ち込んでしまったり、ふさぎ込んで仕事が手につかなくなったりしていては、周囲の仲間にも迷惑をかけてしまいます。
動物病院も、人間の病院と同様24時間何が起きるかわかりません。
命のすぐそばで働く仕事である以上、いくら自分が全力を尽くしても、心苦しい場面に遭遇することもあるでしょう。
動物看護師は、動物を大切に思うからこそ、自分が責任を持って最後まで面倒をみるというプロ意識を持ち、冷静に考え行動していくことも大切なのです。
20代で正社員への就職・転職
動物看護師に向いている人のまとめ
動物は会話ができないため、飼い主に治療方針や処方する薬について説明する・動物の病状の経過についてわかりやすく説明するということも、動物看護師の大事な仕事です。
動物看護師は動物を大切に思うからこそ、自分が責任を持って最後まで面倒をみるというプロ意識を持ち、冷静に考え行動していくことが大切です。