ダンサーになるには
独学も不可能ではありませんが、プロの下できちんとしたレッスンを受けることは必要であり、ダンサーになるための第一歩といえるでしょう。
さらにレッスンは、受けるだけでなく、ケガ予防や、表現するための身体を作るという面でトレーニングはかかせません。
また、ダンスは完全実力主義のため、経験が浅くても担当者に認められれば大役に抜擢されるチャンスがある世界です。
この記事では、ダンサーになるために必要なことを解説します。
ダンサーになるまでの道のり
ダンサーは
- 表現力
- 創造力
- 個性
などの芸術性が求められます。
また、プロとして踊り続けるためには、
- 基本的なダンスステップ
- 体の使い方
を身につけている必要があります。
ダンサーは特別な資格や学歴が求められる職業ではありませんし、独学も不可能ではありませんが、プロの下できちんとしたレッスンを受けることがダンサーになるための第一歩といえます。
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トレーニングも欠かせない要素
魅せる身体づくり
レッスンを受けるだけでなく、表現するための身体を作るという面でダンサーとトレーニングは切っても切り離せない関係です。
どのようなジャンルのダンスを踊るにしても全身を大きく使って動くため、魅せる身体づくりをすることが、技術や表現力の向上にもつながります。
また、ダンサーはスポーツ選手と同様、ケガの予防に努めることも大切です。
一歩間違えれば大きなケガをしてしまう可能性もあるため、普段からトレーニングが欠かせないのです。
トレーニングの種類
ダンサーは身体の軸がブレないことが重要です。
下半身を鍛えるとともに、
- 腸腰筋
- 内転筋
といったインナーマッスルを鍛えることが重要といわれています。
さらに、柔軟性を高めるトレーニングも必須です。
プロのダンサーは、ストレッチなどを欠かさず行うことで、柔軟で見た目の美しさがアップする身体になるだけでなく、ケガの予防にも効果があります。
このようなトレーニングに関しては、本やインターネットでも手軽に情報を入手できますが、間違ったやり方を続けると逆効果となってしまう可能性もあるため、プロのアドバイスを受けながら行うのがよいでしょう。
踊った後のケアも大切
ダンサーは、身体を動かした後のケアも大切で、
- アイシングをしてクールダウンさせる
- マッサージを受ける
など、適切に体を休める必要があります。
1回1回のステージが勝負となるダンサーは、自分で自分の身体に気を遣い、常にベストなコンディションを保つことも重要な仕事です。
ダンサーの資格・難易度
ダンサーになるために必要な資格はありません。
ダンサーの世界は実力主義で、
- ダンスの力量
- オーディションを突破できるか
が、活躍するためには大切です。
もちろんプロダクションなどに所属していたり人脈があったりする場合は、直接仕事を紹介してもらえることもありますが、大半は1つの作品やイベントごとにオーディションを受け、合格を勝ち取って出演しています。
経験が浅くても担当者に認められれば大役に抜擢されるチャンスもあるので、まさに、完全実力主義の世界だといえます。
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ダンサーになるための学校の種類
ダンスのレッスンを受けられる場所としては、ダンスの専門学校やダンス教室が挙げられます。
専門学校に入学できるのは基本的に高校卒業後ですが、中にはダンスを学びながら高卒資格を取得できる通信制高校などもあります。
また、学校とは別に、地域のダンス教室やスクールに通い、日々レッスンを重ねる人も少なくありません。
有名ダンサーが講師を勤めることをウリにしている学校も多いですが、自分が目指すジャンルのダンスを学べる学校を選ぶことはもちろん、評判だけではなく、きちんと基礎から丁寧に教えてくれる学校を選ぶとよいでしょう。
ダンサーになるためにはどんな学校にいけばいい?(専門学校・スクール)
ダンサーに向いている人
ダンサーにとってもっとも大切なのは、心からダンスを愛している気持ちで、
- 毎日ダンスのことを考えられる人
- 上達のためにはダンスの勉強や厳しいレッスンも頑張れるという人
は、きっと成功できるでしょう。
また、体調不良やケガで仕事に穴をあけたり、ケガや故障したりしないために、こつこつと地道なトレーニングやケアができることも求められます。
ダンサーのキャリアプラン・キャリアパス
オーディションで仕事を勝ち取る
ダンサーとしてデビューした後は、
- プロダクションやダンススタジオに所属する
- チームを組んでクラブイベントに出演する
- フリーランスでオーディションを受けながら、仕事の幅を広げていく
のが一般的な流れです。
たとえプロダクションやダンススタジオに所属した場合でも、自動的に仕事がもらえるわけではありません。
仕事を勝ち取るためには、
- オーディションを受ける
- プロダクション内での選考を受ける
のが一般的です。
オーディションの情報は、ダンススクールやダンススタジオなどに多く入ってきますが、一般公募されているケースも少なくありません。
たとえば、
- 芸能事務所主催のオーディション
- イベント主催会社主催のオーディション
などさまざまなところで需要があるため、ホームページなどで情報をチェックしましょう。
専属ダンサーになるには
単発の仕事を得るだけでなく、プロダクションやダンススタジオ等に所属する専属ダンサーになるには、オーディションを受ける必要があります。
一般的なケースでは、一次審査として書類選考が行われ、それを通過すると面接や実技テストが実施されます。
専属ダンサーになれば、
- 安定的に仕事がもらえる可能性が高まる
- プロダクションのバックアップも受けられる
など、比較的ダンサーとして安定した生活を送れるでしょう。
ダンサーを目指せる年齢は?
ダンスレッスンを受ける時期に関してはさまざまな意見があり、幼少の頃から学んでいなければ成功しないという声もあれば、成人してからでも遅くないという人もいます。
実際、ダンサーとして活躍している人たちがダンスをはじめた時期には大きな差があり、「ダンス経験が長いからといって必ずしもダンサーとして大成するわけではない」のが現実です。
しかし、ダンサーたちは競争の厳しい世界で日々闘っており、その中で成功するのは一筋縄ではいきません。
本気でダンサーを目指したいという気持ちがあれば、1日でも早くレッスンを受けるに越したことはないでしょう。
「ダンサーになるには」のまとめ
ダンサーになるには、特別な資格や学歴が求められる職業ではありません。
独学も不可能ではありませんが、プロの下できちんとしたレッスンを受けることは必要であり、ダンサーになるための第一歩といえるでしょう。
専属ダンサーになれば、安定的に仕事をもらえる可能性が高まったり、プロダクションのバックアップも受けられるなど、比較的ダンサーとして安定した生活を送れるでしょう。