大学教授の講演料の相場はどれくらい?
それらを通じて得られる講演料なども、大学教授の収入の一部となっています。
この記事では、大学教授の講演料について解説しています。
大学教授は副業が可能
大学教授は、大学で自身の専門分野に関する研究活動や、学生に向けた講義などを行っています。
ただし、それ以外にも副業として別の仕事をすることが可能であり、実際にさまざまな方面での活躍をする教授もいます。
大学教授の講演はメジャーな副業のひとつ
大学教授は副業が認められています。
そのため、執筆活動を行ったり、ニュースやワイドショーなどのテレビ番組に出演したりして活躍する人も少なくありません。
それ以外に、臨時講師をしたり講演会などで講演を行ったりして副収入を得る教授もいます。
講演会などで大学教授をよく見かけるのは、講演が大学教授のメジャーな副業のひとつだからです。
ただし、講演は大学での講義とは勝手が異なり、一般の人にわかりやすく、興味を起こさせるような話をしなければならないため、大学教授によって人気の有無がはっきり出やすいです。
講演のオファーを受けるには所属する大学の許可が必要
大学教授にとって「講演」はメジャーな副業ではありますが、企業などから依頼を受ける際は、大学への許可が必要となる場合が多いです。
大学教員の副業に関しては大学ごとに規定が定められており、私立大学よりも国立大学のほうが、さまざまな制約が設けられる傾向があります。
たとえば、以下のような制約があります。
- 講演依頼を受ける際は学長へ申請して許可を得る
- 副業ができる規定時間を超えてはいけない
- 大学入試対策をおこなう塾や予備校などの講師になってはいけない
このように、学校によりさまざまな規定が定められています。
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大学教授の講演料はどれくらい?
大学教授が講演会に登壇した際にはどれくらいの講演料をもらえるでしょうか。
ここでは、講演料の相場について説明します。
講演料の目安は1回10万円
大学教授の講演料には基準になるものや、決められたものはありません。
大学教授と講演を望む人とのマッチングや仲介を行うサービスがあり、多くの大学教授がそのようなサービスに登録しています。
そのサービスでの講演料は「1回10万円」というのがひとつの基準であり、それが講演料の目安になっています。
ただし、そうしたサービスからの依頼により講演を行う以外にも、知人から依頼を受けるケースなどもあります。
そういった場合、「1回数万円」など心づけ程度の料金になることもあるでしょう。
また、企業ではなく市民講座やカルチャースクールからの依頼の場合も、「90分で3万円ほど」と平均よりも少額になるようです。
講演料で高収入を得る大学教授もいる
大学教授といっても、さまざまなタイプの人がいます。
話がわかりやすく面白い人もいれば、そうでない人もいますし、メディアに多数出演しており知名度の高い大学教授もいます。
大学教授によって講演料は人によって大きく異なり、テレビに出演するような人気教授の場合、60分から90分の1回講演の講演料が50万円以上にもなることもあります。
講演やテレビ出演などの副業で稼ぐ「タレント教授」になるには、話がうまかったり、テレビ映りがよかったり、好感度があったりなど、研究者や学者としてのスキル以外の才能が求められるでしょう。
講演にかかる雑費の考え方
大学教授のなかには、講演のために全国を飛び回っている人もいます。
遠方で講演の依頼がある場合の宿泊料などの雑費は、基本的に主催者が負担します。
交通費に関しても主催者の負担になるケースが多く、講演料の中に含まれている場合と、別途支払われる場合など、さまざまです。
また、講演時間によっては食事の用意がされる場合もあります。
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「大学教授の講演料の相場」まとめ
大学教授は、大学での研究活動や講義以外に、外部で積極的に講演活動を行っている人もいます。
公演を行えば講演料が得られますが、その額は教授の知名度や人気、実力などによって大きく変わってきます。
メディアに多数出演するような人気の大学教授は、1回の講演あたり50万円以上を得る人もいます。