キャラクターデザイナーの有名な人・人気のブログ・インスタ
キャラクターデザイナー以外の肩書きを持つ人も
ゲームやアニメなどのコンテンツ産業が盛んな日本には、キャラクターデザインの仕事をしているクリエイターがたくさんいます。
しかし、そのような仕事をする人のすべてが「キャラクターデザイナー」という肩書きに限定されるわけではありません。
キャラクターデザイナーは幅広いメディアで活躍するため、「アートディレクター」「グラフィックデザイナー」「ゲームクリエイター」「イラストレーター」といった肩書きで活躍する人も多くみられます。
今回は、日本で有名なキャラクターデザイナーや、運営するブログ、インスタを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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キャラクターデザイナーの有名な人
誰もが知るようなキャラクターの生みの親や、企業のキャラクターを手がけた人など、有名なキャラクターデザイナー6人を紹介します。
キャラクターデザイナーの有名な人は、どのような経緯を経て今に至るのか見ていきましょう。
コンドウ アキ
コンドウアキさんは、「リラックマ」のキャラクターを生み出したことで有名なキャラクターデザイナーです。
女子美術大学短期大学部造形学科情報デザイン専攻を卒業し、1997年に文具や雑貨の製造販売を行うサンエックス株式会社のデザイン室に入社しました。
「リラックマ」や「みかんぼうや」など色々なキャラクターや商品を手がけ、2003年に同社退社後はフリーランスに。
「うさぎのモフィ」「ウーとワー」「おふとんさん」など可愛らしいキャラクターを世に出し、「ほぼ日手帳2020spring」のキャラクター作りや絵本の制作なども手がけています。
長野 拓造(ながの たくぞう)
長野拓造さんは、「レイトン教授シリーズ」「イナズマイレブンシリーズ」「妖怪ウォッチシリーズ」などのキャラクターを手がけたことで有名なキャラクターデザイナーです。
多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻を卒業。出版社を経て、2005年から株式会社レベルファイブに所属し、キャラクターデザインを担当しています。
大学生時代は漫画家になる夢を持っていたものの、元々ゲームの説明書の絵に関心を持っていたことから、ゲーム会社のデザイナーを目指したそうです。
学生時代に身につけたデッサン力が今に役に立っているものの、振り返ると色彩や服といったほかの分野のデザインも学んでおけばよかったと語っています。
杉森 建(すぎもり けん)
杉森建さんは、「ポケットモンスターシリーズ」のキャラクターデザインや、「クインティ」「パルスマン」などを手がけたことで有名なキャラクターデザイナーです。
高校卒業後の1989年、ポケットモンスターの生みの親となった田尻智(たじり さとし)さんらとともに、株式会社ゲームフリークの創立にかかわりました。
幼少期から漫画が大好きで漫画家を志していたものの、就職や進学を促す両親と折り合いがつかず、ひとり暮らしをはじめます。
その後、杉森さんの借りたアパートに田尻さんが訪れるようになり、実質的な作業場となりました。
現在、田尻さんが代表取締役社長を務める株式会社ゲームフリークにて、取締役およびアートディレクターとして活躍中です。
小杉 幸一(こすぎ こういち)
小杉幸一さんは、パルコ公式キャラクター「パルコアラ」や、KDDI、読売巨人軍、キリンなど、数多くの企業広告ビジュアルを手がけることで有名なグラフィックデザイナー、アートディレクターです。
武蔵野美術大学卒業後、博報堂に入社し、東京ADC賞、JAGDA新人賞、JRポスターグランプリ最優秀賞、Spikes Asiaなど、国内外で数多くの受賞を果たします。
しかし、当時は"小杉幸一らしいデザインとはなにか?"が見えずに、落ち込むこともあったそうです。
先輩たちの作品を分析して導き出した答えは、"結果ではなく、作品を生み出すまでのプロセスこそ自分らしさなのではないか"というものでした。
2019年に博報堂を辞めて独立した現在も、プロセスを大切にする姿勢を持ちながら仕事に取り組んでいます。
野村 哲也(のむら てつや)
野村哲也さんは、「ファイナルファンタジーV」や「ファイナルファンタジーVI」でモンスターデザインを手がけたことで有名なキャラクターデザイナー、ゲームデザイナーです。
デザイン系専門学校卒業後の1991年、スクウェア(現・スクウェア・エニックス)に入社し、「ファイナルファンタジーVI」のデバックが初仕事となりました。
その後、「ファイナルファンタジーVII」のキャラクターデザインを担当し、「キングダムハーツシリーズ」などにおいてストーリーやプログラムなどのディレクターも担当しています。
キャラクターのコスチュームなどに、90年代から流行しはじめた「クロムハーツ」のシルバーアクセサリーを取り入れたデザインも人気を博しました。
末政 ひかる(すえまさ ひかる)
末政ひかるさんは、脱力系キャラクター「たれぱんだ」の生みの親として有名なキャラクターデザイナーです。
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科を卒業。1995年に文具・雑貨類の製造販売やキャラクター版権販売管理を行う、サンエックス株式会社に入社します。
「たれぱんだ」は入社した年に作成したキャラクターで、文房具などのキャラクターグッズだけでなく、絵本やDVD、家庭用ゲームにまで採用され、社会現象を巻き起こしました。
2000年には、日経ウーマン「第1回ウーマン・オブ・ザ・イヤー」のヒットメーカー部門で入賞を果たしています。
2001年に「株式会社てんてん」を設立し、「ぴよだまり」「ありさんのくらし」「おにゃんこポン」などのキャラクターを手がけています。
キャラクターデザイナーの人気のブログ
みなさんは、キャラクターデザイナーの人気のブログはチェックしていますか?
ブログを見ると、デザイナーになるまでの紆余曲折や、どのような思いで作品を描いているのかなどを知ることができます。
キャラクターデザイナーのブログを3つ紹介するので、将来の参考にしてください。
アイマグブログ イラストレーター デザイナー 似顔絵師 芸術家 佐伯ウサギ
2008年に「佐伯ウサギ事務所」を立ち上げて独立し、イラストレーター、グラフィックデザイナー、似顔絵師と多方面で活躍する、佐伯ウサギさんのブログです。
愛媛県のデザイン科の高校を卒業後、集英社のジャンプに作品を持ち込んだものの、そう簡単にはデザイナーになれませんでした。
上京時に挫折した経験も持ち、金属加工会社で汎用旋盤工として働くなど、デザイン以外の仕事も数多く経験してきました。
一度は絵を描くことを諦めたものの、友人から紹介された地元求人情報会社に就職し、佐伯ウサギの名前で誌面デザインやイラストなどを手がけはじめたそうです。
ブログには、佐伯さんのオリジナルキャラクター画像がアップされているほか、40歳になった今、絵を中心とした老後の暮らし方など、デザイナーとしての生き方も語られています。
アイマグブログ イラストレーター デザイナー 似顔絵師 芸術家 佐伯ウサギ
AGURU/イラストレーターむかいあぐる/ キャラクター、絵、漫画など
グラフィックデザイン専門学校を卒業し、フリーランスのイラストレーター&キャラクターデザイナーとして活躍する、むかいあぐるさんのブログです。
可愛らしさの中にちょっとした毒をプラスしたキャラクターやイラストが特徴で、1997年から全国雑誌や挿絵、広告、絵本、LINEスタンプなどを手がけています。
2002年にスタートしたブログでは、ご自身も大好きだというウサギのキャラクターや、Tシャツのイラスト、ポスターなどの作品を見ることができます。
ブログメニューの「キャラクター」には、むかいさんのオリジナルキャラクター「ラビベリーちゃん」と「イチゴ忍者くん」や、トヨタのカーナビアプリのキャラクターなどが掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
AGURU/イラストレーターむかいあぐる/ キャラクター、絵、漫画など
pukumukuのイラスト探検隊
桑沢デザイン研究所を経て、フリーランスのイラストレーター&キャラクターデザイナーとして活躍中の、pukumuku(プクムク)さんのブログです。
子どもがお絵描きしたような可愛らしいイラストやキャラクターが特徴で、広告や雑誌、テレビ、LINEスタンプなど幅広いメディアに採用されています。
ブログには手がけた数々のイラストや電子書籍絵本が紹介されており、pukumukuさんがどのような気持ちで描いているのかといった文章も添えられています。
思いついたイラストをすぐに書きとめられるよう、部屋のあちこちにメモ帳や黒ボールペン、基本色のマーカーを置いているそうです。
20代で正社員への就職・転職
キャラクターデザイナーのインスタ
キャラクターデザイナーのインスタを3つ紹介します。ぜひフォローして、感性磨きに役立てましょう。
針生 謙一(はりう けんいち)
キャラクターデザイナーとして活躍する、キャラクターブランド「HARIKEN」の代表・針生謙一さんのインスタです。
2007年に発売したソフビフィギュア「MAD PANDA」は、台湾のトイイベントにおいて入場者特典グッズとして採用されました。
国内におけるTシャツのデザインや「STAR WARS GALAXY SERIES 5」のトレーディングカードなども担当しています。
インスタでは針生さんが手がけたグッズの写真をはじめ、日常の風景に配されたイラスト入りの写真、最近発売されたアイテムなどを見ることができます。
インスタのリンク部に、1つのURLで複数のサイトをリンクできる「linktree」を活用している点も参考にしてください。
尚樹-naoki-(なおき)
企業やアプリのキャラクター、子ども向けの書籍のイラスト、障がい児のお絵描き教室を手がけるキャラクターデザイナー、尚樹さんのインスタです。
重度の猫アレルギーがありながらも地域猫の活動をしていることから、猫系のキャラクターが多くみられます。
尚樹さんの代表作品のキャラクター「NEKOMATA(猫又)」は、三毛猫が妖怪になった姿です。しかし、決して怖い印象ではなく、たくましく生き抜く猫の強さが表現されています。
自身の似顔絵を描いた画像には、”ロングヘアーのせいなのか女性に間違われることが多い”といった文言が添えられており、視覚的にも文章的にも楽しめるインスタです。
田島 綾子(たじま あやこ)
楽天の「お買い物パンダ」の生みの親として有名なキャラクターデザイナー、田島綾子さんのインスタです。
2013年に誕生した「お買い物パンダ」にまつわるすべてのイラストを担当し、人間らしさを感じさせる絶妙な表情が高く評価されています。
インスタにも様々な場面や表情の「お買い物パンダ」が投稿されており、楽天では見ることができない貴重なイラストが満載です。
また、自身の日常写真にもなんらかのイラストを添え、見る人の心をワクワクさせてくれます。
将来、キャラクターデザイナーを目指すなら、まずは自分が好きなキャラクターを誰がデザインしているのかを調べていくのも面白いでしょう。