財務専門官は激務?

財務専門官は激務?

財務専門官は、財務省の出先機関、または金融庁事務委任を受けて地域と国をつなげる職務を担っています。

地域ごとの特性をふまえ、財政、国有財産、金融などの施策を実施するほか、所轄地域の要望を財務省・金融庁に伝えるなど、国と地域にとって必要不可欠な存在です。

これだけ聞くと、財務専門官は忙しいイメージを抱くかもしれません。

実際、業務幅も広い上に専門性が高いため、決してヒマにしている財務専門官はいませんが「激務」かと問われると、そうではないようです。

忙しいとはいえ定時に退庁している職員も多く、毎週水曜日は全府省一斉定時退庁日が設定されているなど、なるべく残業を減らす働きかけが国家公務員全体で行われています。

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財務専門官の労働環境も変化している?

特に昨今は、内閣府が推し進める「男女共同参画」や「子育てと仕事の両立制度」などの動きもあり、誰もが働きやすく、ワークライフバランスを大事にした職場環境の整備が進んでいます。

加えて、「働き方改革」によって日本全体の労働環境が見直されています。

国家公務員の場合は人事院規則によって超過勤務などのルールが設けられています。

2019年に、特別の事情や他律的な業務比重の高い部署以外、原則1カ月で45時間、1年で360時間という上限が定められました。

なお、公務員という職務の特性上、大規模災害への対処などの緊急な対応が必要な場合は上限時間を超えて超過勤務を命じられるケースがあります。

少子高齢化が進む日本において、女性の活躍は今後も期待されることでもありますし、男性も子育てに参加する社会になってきています。

仕事に対する価値観も多様化している現在、財務専門官の労働環境も改善が進んでおり、誰もが長く働ける環境になっているといえます。

財務専門官に繁忙期はある?

残業はさほどないと紹介しましたが、忙しい部署に配属されたり、繁忙期は残業があります。

財務専門官は財務省や金融庁に出向する機会もあり、そうした国の中心で勤務すると業務は多くなるようです。

例えば予算編成の時期は、財務省で国の予算編成業務にたずさわれば各府省から上げられる予算の査定を行うため、業務量が多くなります。

国会提出の期日に間に合わせるため、帰りが深夜になることも多く、時にはそのまま職場に泊まることもあるなど、毎日忙しい日々が続きます。

ただし一人ですべて担当するわけではなく、係が一丸となり目標達成に向けて取り組むため、協調性がより育まれますし、国の予算編成という巨大な案件に関われることは財務専門官として大きな経験になるでしょう。

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財務専門官はしっかり休日が取れる?

財務専門官の休日は土曜、日曜、祝日のほか、年末年始(12月29日~1月3日)や年次休暇(年20日。採用の年は15日)、夏季・結婚などがあり、積極的に休暇を取得できる環境は整えられています。

全国の土・日・祝日は当然休めますが有給休暇も取得しやすく、家族と過ごしたり、友人と過ごしたり、趣味や運動、資格取得の勉強など、思い思いに休日を楽しんでいます。

ワークライフバランスが取りやすいのも財務専門官の魅力の一つといえます。