女性の脚本家

目覚しい女性の脚本家の活躍

長年活躍し続けている女性脚本家といえば、大御所は「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」ほか数々のドラマの脚本を手がけた橋田寿賀子氏。

他にも「時間ですよ」「阿修羅のごとく」などで知られ、51歳の若さでこの世を去った向田邦子氏、「毛利元就」「週末婚」や元横綱審議委員でも有名な内館牧子氏など、ベテラン女性脚本家は数多く存在しています。

さらにここ数年、NHKの大河ドラマや朝ドラの脚本家は女性が担当することが多く、民放各社の大ヒットドラマ作品でも女性脚本家の活躍が目立っています。

これらの事実を見れば、脚本家は女性にとっても魅力的な職業であり、第一線で活躍するチャンスは男性とまったく対等にあるといえるでしょう。

女性脚本家の強み

「男性脚本家が描く女性の登場人物はいい子すぎる」と発言した女性脚本家がいました。

男性が中心となって作られるジブリ作品には献身的でいじらしい女性が多く登場するように、男性が描く女性キャラクターはその人の理想を反映してしまう部分が少なからずありそうです。

その点、等身大の女性の姿を切り取るような作品や、女性キャラクターの人生を追うような作品の場合、女性脚本家が担当した方がリアリティーが出るといえるでしょう。

とはいえ、ニューヨーク在住のキャリアウーマンの生活を描き、世界的に社会現象ともなったアメリカのテレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本は、男性であるマイケル・パトリック・キング氏によるもの。

性別よりも感性や客観的な観察力がものをいうのかもしれません。

逆にいえば女性脚本家にも男性キャラクターを描くのが得意な人がいて、それぞれの得意分野や経験を生かした作品づくりが可能だということになります。

結婚生活や子育てとの両立

脚本家として一人立ちするまでは茨の道であるといえますが、安定して仕事が入ってくるようになると、ほとんどの脚本家は自宅で作業を行うことになります。

その点では結婚や子育てといった女性が抱えやすい家庭と仕事の両立という問題も、比較的乗り切りやすい職業だということができるでしょう。