女性の脚本家のキャリアパス・結婚後の生活

女性の脚本家の現状

長年活躍し続けている女性脚本家として知られているのは、橋田寿賀子さんです。

脚本家の大御所として知られ「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」ほか数々のドラマの脚本を手がけました。

そのほか「阿修羅のごとく」などで知られた向田邦子さんや、脚本家だけでなく作家としても活躍した内館牧子さんなど、ベテラン女性脚本家は数多く存在しています。

さらにここ数年はNHKの大河ドラマや朝ドラなどに本を代表するドラマの脚本家は女性が担当することが多く、民放各社の大ヒットドラマ作品でも女性脚本家の活躍が目立っています。

こうしたことから脚本家は女性にとっても魅力的な職業であり、第一線で活躍するチャンスは男性とまったく対等にあるといえるでしょう。

女性の脚本家の強み・弱み

男性脚本家が書く女性キャラクターは、どうしてもその人の理想を反映してしまう部分があります。

その点、等身大の女性の姿を切り取るような作品や、女性キャラクターの人生を追うような作品の場合、女性脚本家が担当するとよりリアリティーが出るといえるでしょう。

とはいえ、ニューヨーク在住のキャリアウーマンの生活を描き、世界的に社会現象ともなったアメリカのテレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の脚本は、男性であるマイケル・パトリック・キングが手掛けたもので、性別よりも感性や客観的な観察力がものをいう部分もあると言えます。

脚本家は子育てしながら働ける?

脚本家として一人前になるまでは茨の道であるといえますが、安定して仕事が入ってくるようになると、ほとんどの脚本家は自宅で作業を行うことになります。

その点では結婚や子育てといった女性が抱えやすい家庭と仕事の両立という問題も、比較的乗り切りやすい職業だということができるでしょう。

また子育ての時期は単発ドラマなど比較的軽い仕事をし、落ち着いてから連続ドラマや映画を手掛ける、作家として活躍の幅を広げるなど仕事を選びながら家庭と両立していくことも可能です。

結婚や出産など女性のライフステージを経験することで、よりリアリティのある脚本やキャラクターを書くことができることも、家庭と両立する大きなメリットといえるでしょう。

脚本家は女性が一生働ける仕事?

定年のない仕事

脚本家の仕事は定年がなく、長く働き続けている女性脚本家も非常に多くいます。

高齢化に伴い、テレビや映画などのメディアは高齢者層に向けたものが非常に多くなっています。

こうした流れを受けて、同年代の人の気持ちを汲み取ったり感動を与えられたりする高齢の脚本家も増えていくと考えられていきます。

自分の世界観を表現する

脚本家のなかには、執筆することはライフワークと考えている人も非常に多くいます。

脚本家という職業以前に、書くことが好きで文章を書くことで自分を表現したいと考えている人が多いのです。

たとえ仕事が少なくなったり活動の幅が狭まったりしても、一生書くことを続けたいと考えている脚本家が多くを占め、家庭と両立することは難しい現状はありながらも、ジャンルや媒体を変え工夫しながら文章で自分を表現する人が大半です。