脚本家の需要・現状と将来性

脚本家の現状

現在世界の経済状況が大きく変化し、これまでは高給で花形企業の代名詞だったテレビや映画業界も赤字の対策や経費削減といった話が絶えません。

脚本家の仕事先にはテレビ局や映画制作会社などがありますが、企業の広告費の減少などもあって、さまざまな経費削減に追われています。

テレビ局は番組の制作費を削り、安い外国番組の購入やヒット作の再放送で視聴率を取ることに舵を切るところも増えてきています。

こうした状況で、脚本家にかつてのような収入は期待できなくなっていくと考えられます。

また質がよくなかったり視聴率が獲れなかったりするとすぐに契約を打ち切られたり、単価を下げられたりすることにもつながりかねず、脚本家はつねに目の前の脚本に全力を注がなくてはならないでしょう。

脚本家の需要

脚本家はほかの一部の職業とは異なり、機械化やIT化によって職自体が失われるということはないでしょう。

脚本家が必要とされる分野は、どの分野であれストーリーが中心にある仕事です。

舞台の演劇、映画、ドラマ、漫画、ゲームストーリーなどさまざまですが、そういった本式のテレビ業界や舞台劇といった仕事でなくても脚本(シナリオ)は、日常のさまざまな場面で必要となることがあります。

ウェデイングの紹介ビデオで新郎新婦の馴れ初めから結婚に至るまでをストーリー仕立てにして上映する、企業の新製品や会社のPRにあたるものをストーリー仕立てにして見る人にアピールする、新しいプロジェクトを政府や自治体関係で脚本を作って映像資料として訴えるなど、脚本の需要は世間の至るところに存在しています。

脚本家の将来性

近年はインターネットが存在感を増しており、ネットに力を入れている企業も増えてきています。

これは一見脚本家にとってマイナスにも思えますが、ネット上でのドラマや番組も増えてきているため、新たな活躍の場が増えているとも考えられます。

また新たな仕事の仕方も生まれてきています。

これまでは脚本の採用が一部の人脈のある人に限られていた面がありましたが、今ではクリエイター専門の仕事紹介サイトも触れてきており、実際に脚本の売り買いも行われています。

個人単位で活躍できる場が広がってきているため、脚本家としてデビューできるチャンスも増えてきているといえるでしょう。

脚本家の今後の活躍の場

ゲーム業界の求人が増加

最近特に求人で多いのは、インターネットを使ったソーシャルゲームやシミュレーションゲームでの需要です。

脚本家よりも「ゲームシナリオライター」という肩書きで募集しているケースが多く、従来のメディアや企業が衰退している中で、ネット関連のゲームは業績も好調で需要が急速に高まっています。

ゲームの種類によっては、ストーリーや世界観、舞台の背景作りなど、シナリオライターが求められる機会は多く、脚本家の出番は非常に多いです。

脚本家の可能性は広がっている

脚本家が仕事を探す場合、テレビ局や映画会社の求人だけでなく、現在の社会では幅広くいろいろな場面で需要が広がっているということを覚えておくとよいでしょう。

テレビや映画の仕事は難しくても、まずはどんなかたちであっても、実績を積んでいくことが将来につながります。

近年はYoutubeなど個人で発信できるインフラが整いつつあり、自作の作品を公開したり売り買いしたりする人も増えてきています。

今後はインターネットを使った新しい分野での脚本のニーズも増えてくるでしょう。