航海士の求人・採用募集状況

航海士の採用状況と景気

航海士は経済状況にさほど影響を受けないため、求人数も例年安定しているといえます。

航海士に必要な海技免状は国家資格であり、この資格がなければ行うことができない業務があることから今後も採用状況は良好であるでしょう。

海に囲まれた島国である日本にとって、輸入、輸出はどちらも経済基盤を支える重要な業務であり不況時においてもその位置づけが揺らぐことはまずありません。

勤務先として考えられるのは、船舶に関わるさまざまな企業が挙げられますが待遇と給与の面で人気があるのが大型タンカーによる運輸会社、豪華客船、海上保安庁などです。

航海の種類を、内航と外航に分けるとすると外航を主に行う会社は外国人の航海士を採用したがる傾向にあります。

これは近年のコスト削減のあおりを受けた苦肉の策ではありますが、それを差し引いても航海士の仕事が安定して給与が高く、福利厚生も手厚いという点は変わりありません。

航海士のキャリアアップ

航海士として職を得ている人には、資格を取得してから就職活動を行った人と船員として働きながら受験勉強をし、合格した後に改めて航海士として再雇用されたという人がいます。

どちらのやり方が良いとは一概には言えませんが、航海士には1~6段階の級が存在し取得している級数によって与えられる裁量と業務内容が異なります。

航海士の1級は取得するのが大変難しく、その年によって口述試験の難易度が大きく変わることが知られています。

受験生泣かせとも言える海技士1級ですが、取得している航海士なしには出航することすらできない航海があるため、船舶運営側からするとぜひとも確保したい人材となります。

航海士の仕事の性質上、独立起業するケースは現実的ではありませんがその代わり転職には極めて強いといえます。

上にも述べたように高い級数の航海士は引く手あまたであり、船上で培ったスキルとキャリアを上手く活かせれば海技試験管、検査官など特殊な職に付くことも十分に可能です。