フラワーコーディネーターの働き方の種類・雇用形態

フラワーコーディネーターの雇用形態

フラワーコーディネーターの雇用形態は、さまざまです。

正社員として入社する人もいますが、契約社員やパート、アルバイト、業務委託などのスタイルで働いている人もたくさんいます。

個人経営の小規模なショップは特に、正社員を多く雇用する余裕がないため、契約社員やパートやアルバイトが多くなる傾向があるようです。

業務委託の場合には、打ち合わせをして作品の方向性や納期、予算などを決め、納品後に報酬が支払われる形になります。

ちなみに派遣社員の募集はほとんど見当たらないため、固定の店舗や企業で働く雇用形態で探すのがよいでしょう。

また実力次第でチャンスに恵まれる仕事なので、スキルを身につけてフリーランスとして独立・開業することも可能です。

自分の店を持ったり、イベント専門で装花を担当するフラワーコーディネーターなど、得意分野を生かして活躍することができるでしょう。

ほかの仕事をしながら、会社が休みの日に副業でフラワーコーディネーターとして活動している人もいるなど、働き方にはたくさんの選択肢があり、ライフスタイルに合わせて働きやすい仕事といえます。

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正社員のフラワーコーディネーター

正社員のフラワーコーディネーターの仕事内容は、結婚式などのパーティー、講演会や祝賀会の壇上、オフィスビルなどを美しい花で彩り、空間を演出することです。

あわせてお客さまとの打ち合わせ、美しく花々を保つための管理、制作した花の発送、店舗内の清掃も含まれます。

花屋や園芸ショップに勤める場合は、来店するお客さまへの接客や販売も大事な仕事です。

この働き方のメリットは、正社員は任せてもらえる仕事の幅が大きいので、スキルや知識を身につけてから大きな仕事をするチャンスに恵まれることでしょう。

また社内研修が受けられたり、残業手当や休日手当などが支給されたり、転職するときにアピールできることも魅力です。

一方デメリットは、休日出勤や残業をしなければいけないケースもあることです。

特にイベントが重なるときには徹夜で制作作業にあたったり、休日出勤が必要になることが多い仕事ですが、アルバイト社員よりも責任のある正社員が率先して行う必要があるでしょう。

給料は月給15万円〜25万円ほどで、ボーナスがないことも珍しくありません。

ただしブライダル関係の仕事の場合は、土日や祝日の出勤が多くなるので、休日出勤の手当がつくこともあるため、応募前に確認しておくのがおすすめです。

アルバイト・パートのフラワーコーディネーター

アルバイト・パートのフラワーコーディネーターは、ほとんどがフラワーコーディネーターのアシスタントとして募集されています。

仕事内容は先輩フラワーコーディネーターがスムーズに作業を進められるように、花の管理や会場装飾、アレンジメント制作のサポート業務をすることがメインです。

徐々に仕事を覚えたら、簡単な装花を任せてもらえたり、フラワーギフトや花束の制作なども担当させてもらえるようになります。

アルバイト・パートの働き方のメリットは、作業を手伝いながら先輩の花の取り扱い方や、組み合わせのセンスを学べることでしょう。

デメリットは時給制で給料が低くなる傾向にあり、ギリギリの生活が予想されることです。

アシスタントとしてスタートする前に、ある程度の蓄えを持っておいた方がよいでしょう。

都内の花屋でフラワーコーディネーターのアルバイトをする場合、時給の平均は1,000円〜1,200円ほどになるのが一般的ですが、未経験者の場合は最も低い額になることが多いようです。

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フリーランスのフラワーコーディネーター

フラワーコーディネーターとして働きながら高い収入を手に入れるためには、独立開業して名前を売り、フリーランスになる方法があります。

仕事内容は、有名ホテルや結婚式場での装花をはじめ、テレビ番組、雑誌の撮影での装飾などの大型案件、フラワーギフトの制作、フラワーコーディネーターを養成する講座の講師などさまざまです。

この働き方のメリットは、優れたデザインセンスを発揮して「この人にしかできない」と思わせる作品ができるようになれば、指名の仕事をたくさん取れるようになることです。

正社員に比べて、自然と単価を上げていくことができるのも魅力でしょう。

デメリットは、フラワー業界は景気に影響されやすいため、収入が不安定になる可能性があることです。

お客さまからの依頼がほとんどない場合には、その分収入も減ってしまいます。

給料は、平均が年収260万円ほどといわれていますが、100万円台の人から1,000万円以上稼ぐ人もいるなど、その幅が大きいのが現状です。

少しでも収入を安定したい場合は、フラワーコーディネートは女性に人気の習い事のひとつなので、月謝をもらうことで比較的安定した副収入を得ることができるでしょう。

普段は自分のショップで働き、週に何時間か民間の専門学校や講座で講師をしながら稼ぐ人もいます。

副業・在宅のフラワーコーディネーター

平日は会社でOLとして働き、休日に依頼された花束やブーケを制作しているのが、副業・在宅のフラワーコーディネーターです。

特に小規模な店舗では正社員を抱える余裕がないため、正社員として職業につける人はそれほど多くありません。

そのため、単発な仕事に対して報酬を支払う業務委託になることが多く、副業・在宅のフラワーコーディネーターが活躍しています。

この働き方のメリットは、会社員を続けることで安定した収入を得ることがです。

さらに自分の好きなことをしてお金をもらう喜びや、趣味を仕事にする楽しさも手に入れることができるので、一石二鳥といえるでしょう。

また「結婚式」「母の日」「クリスマス」「バレンタインデー」などのイベントがあるときに仕事が集中するので、繁忙期だけ仕事を引き受けるという選択ができるのも魅力です。

デメリットは、2つの仕事を両立するためにとてもハードな生活をすることになり、納期に間に合わせるために納品前に徹夜作業をすることもあるかもしれません。

引き受ける仕事の量や、自分のスキルをしっかり把握して、どのくらいの負担になるのかを見極めながら、計画的に仕事を引き受けることが必要です。

公務員のように職業によっては副業や副収入を厳しく禁止していることがあるので、事前に必ず確認した方がよいでしょう。

給料はどれだけ数をこなしたかどうかで決まるため、人それぞれといえますが、たとえばブライダル用のフラワーアレンジメントの制作収入は、15,000円〜20,000円が相場とされています。