テレビやゲームの制作で活躍
テレビのコマーシャルや映画、ゲームなどのさまざまな場面で流れる映像をデザインし、作り上げるのが映像クリエイターの仕事です。
年配の方にとってはあまりピンとこない職業かもしれませんが、CG(コンピューターグラフィクス)技術を駆使したゲームやアニメ、Web上で流れるアーティストのミュージックビデオなどを見ながら育った若い世代にとっては憧れの職業のひとつともなっているようです。
豊富な映像コンテンツが次々と生み出される現代社会において、映像クリエイターの活躍の場はどんどん広がっています。
見る人に伝わる映像を
映像クリエイターの仕事内容は、クライアントとの打ち合わせから始まります。
ここでターゲットとなる視聴者層や伝えたいメッセージ、予算などを確認した後に、具体的な企画を考えてシナリオや絵コンテを作り提案することになります。
この企画にOKがもらえれば作業に取りかかることになりますが、何度も何度もやり直しをすることのほうが多いようです。
実際に制作に入った後は、映像の撮影を担当するカメラマンやCG部分を制作するデザイナー、映像を編集するオペレーター、すべての作業を監督するディレクターなど、担当を決めて作業にあたることになります。
ただし、このような作業をどれくらい分業するのかは企業の規模やスタイルによっても異なり、個人で活動している映像クリエイターの場合は全工程に自分が携わることもあります。
最新の機器を駆使
映像クリエイターが使用する機器はさまざまです。
プロ用の高額なものを一式揃えている企業もありますが、一般の人でも買えるようなパソコンに専用の編集ソフトをインストールして仕事で使っているというクリエイターもいます。
昔に比べると家庭用のパソコンや編集ソフトのクオリティが格段に上がっているので、テクニックやセンスさえあれば高額な機器を揃えなくても良い映像を作り出すことができるようになっているのです。