動物園の飼育員のやりがいとは? 仕事の楽しさや魅力を紹介

動物飼育員のやりがい・楽しさ

動物のことを深く知れる

動物飼育員は、たとえばゾウやフラミンゴなど、ペットとしては飼えないような動物とも多く触れ合うことができます。

日々の業務を通じ、多種多様な動物の習性について深く知っていけるのは、動物好きな人にとって大きな喜びや楽しみとなるでしょう。

そこからさらに専門知識を身につけていけば、動物の研究分野に深く関わっていくこともできます。

自分のがんばりと気持ち次第で、多方向に活躍の幅を広げていくことが可能です。

みんなを笑顔にできる

動物飼育員は動物の世話をするだけでなく、動物園や水族館を訪れたお客さまに展示やショーなどを通じて、動物の魅力や生態についてわかりやすく伝えていきます。

大好きな動物や生物の素晴らしさを多くの人に伝えられることに、大きなやりがいや面白みを感じている飼育員も多いです。

自分が担当する動物を眺めるお客さまが笑顔になっていたり、驚いた表情を見せたりすると「この仕事をしていてよかった!」という気持ちになれるでしょう。

動物飼育員は動物を守り、動物園や水族館などの施設運営を支える「縁の下の力持ち」のような役割を担います。

決して目立つ存在ではありませんが、自分のがんばりによってみんなを笑顔にすることができる、やりがいにあふれる仕事です。

動物の成長を見守れる

動物飼育員は、ときに動物の出産に立ち会うこともあります。

小さな命が生まれ、元気に成長していく姿を身近で見守り続けられるのは、動物飼育員ならではの喜びです。

また毎日動物に優しく声をかけたり、動物と積極的にコミュニケーションを図ろうとすることで、少しずつ信頼関係を築いていくことができます。

人間と同じように動物もその日によって様子や体調は異なるため、そうした日々の変化を注意深く観察し、動物と心を通わせられた瞬間が、仕事をする上でのやりがいにもつながります。

動物飼育員の仕事内容

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動物飼育員の魅力

動物たちと毎日過ごせること

動物飼育員の魅力は、なんといっても大好きな動物たちと毎日過ごせることでしょう。

つらいとき、落ち込んだときでも、動物たちは私たちを笑顔にしてくれるパワーを持っています。

動物飼育員のよいところは、ペットとして馴染みのある犬や猫、小動物だけでなく、野生でしか目にできないような動物や、個人ではとても飼育できない大型動物とも身近に触れ合えることです。

動物は同じ種類であっても個体ごとに性格が異なるので、1体1体と向き合って接し方を考えていくのは難しい反面、面白みがあります。

最初は失敗もありますが、「動物と心が通じ合えた」と思える瞬間が訪れたり、接し方が上手になると動物の気持ちがわかるようになるなど、毎日が新しい発見の連続です。

動物好きな人なら、さらに動物を好きになれることでしょう。

命の大切さを教えられる

動物に関わる仕事をする上で避けられないのは、動物の死です。

これは何度経験しても、決して慣れるものではありません。

それでも飼育員という仕事を選んだ以上、逃げてはいられず悲しい涙を流すこともあるはずです。

反面、新しい命の誕生に心からの感動の涙を流すこともできます。

こういった数々の経験を通じて、飼育員も人間として大きくなっていけるでしょう。

動物飼育員は体力も必要で、根気や粘り強さも求められるため、決して楽な仕事ではありませんが、動物に愛情を持って接していればいつかきっとたくさんの宝物が自分に返ってくるはずです。

自分の感性やアイディアを発揮できる

動物飼育員は動物に餌をやり、掃除をするといったルーティンワークをするのではなく、実はとても想像力を必要とされます。

個体ごとに生態も習性も異なる動物の魅力を引き出せるかどうかは、まさに飼育員の腕次第といえるでしょう。

動物に最も適した飼育環境や餌を考えたり、どの年代のお客さまも楽しめる展示方法を練ったり、来場者を増やすためのイベント企画も行います。

魅力あふれる動物園やテーマパーク、水族館を運営するために、毎日いろいろなことに対して頭を悩ませてアイディア出しを行っているのです。

こうした動物飼育員の地道な努力があってこそ、お客さまは動物と楽しみながら触れ合うことができます。

知識を生かして多様な活動を行える

動物飼育員は動物園で働く一員としてキャリアを磨いていけますが、身につけた専門知識を生かして自然環境や野生動物の調査に関わる人や、動物に関する講演活動などを行う人もいます。

こういった多様な活動に関わることができるのも、動物のことを知り尽くした飼育員ならではといえるでしょう。

とくにこれからの時代の動物飼育員には、絶滅のおそれがある野生動物を守ったり、動物の生態について正しい知識を社会に広める役割を担うことが、これまで以上に求められていくと考えられています。

動物飼育員は日々大好きな動物たちと関わりながらも、地球や自然環境という大きなテーマにまで興味を持ち、知識を深めていける仕事です。