トリマーの年収・給料はいくら?初任給や手取り額も解説

ペットの美容や健康を担うトリマーの年収はいくらなのでしょうか。

トリミングのスキルやお客さまからの信頼を積み重ねれば、高収入を得ることはできるのでしょうか。

ここでは初任給やボーナスを統計データを通じて解説し、トリマーの給与体系や現状について詳しく説明します。

トリマーの平均年収・給料の統計データ

トリマーの平均年収や給料は、統計データを見るとあまり高水準とはいえません。

専門的な技術が必要な仕事であるものの、一般的な会社員の年収には届かないことが多く、アルバイト・パートの時給もほかの職種と同等であることが多いのが現状です。

トリマーは全国のペットショップやペットサロンで勤務していますが、地域や店舗、企業によって給与に差があります。

ボーナス支給や特別手当、福利厚生も異なるため、就職前に細かく確認することが重要です。

トリマーの平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

トリマーの平均年収_2023

厚生労働省の令和5年度賃金構造基本統計調査によると、トリマーの平均年収は、41.2歳で394万円ほどとなっています。

・平均年齢:41.2歳
・勤続年数:9.3年
・労働時間/月:168時間/月
・超過労働:16時間/月
・月額給与:290,100円
・年間賞与:461,400円
・平均年収:3,942,600円

出典:厚生労働省「令和5年度 賃金構造基本統計調査」
トリマーの年収の推移_r5

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

トリマーの平均年収は約270万円から280万円前後とされています。

月給は18万円から23万円程度であり、アルバイトとして働く場合の時給相場は1,000円以下です。

トリマーは技術職である一方で、他の一般的な正社員やアルバイトの給与水準とほぼ同じであることが特徴です。

実際の収入は給与から天引きされる税金や社会保険料などを差し引いた額となるため、トリマーの手取り月収は平均で約17万円から18万円程度と考えられます。

一般的な職業に比べると、給与水準はやや低めといえるでしょう。

ただし、トリマーとしてのやりがいや動物に触れるよろこびを重視する人も多いです。

トリマーの初任給は15万円前後

トリマーの初任給は、一般的に15万円前後が多いようです。

月給が15万円の場合、手取りの月収は約12万円ほどとなります。

ボーナスがなければ年収は180万円程度となり、経済的には厳しい状況といえます。

ただし、地域や店舗によっては初任給がこれよりも低い場合もあるため、求人情報をよく比較し、給与の条件を確認してから就職を検討することが重要です。

給与だけでなく、福利厚生やキャリアの成長なども総合的に考えて就職先を選択する必要があるでしょう。

トリマーの勤務先の規模別の年収(令和5年度)

トリマーの年収は、勤務先の企業規模とあまり相関がないようです。

10〜99人規模の事業所に勤めるトリマーの平均年収は370万円、100〜999人規模は441万円、1,000人以上の規模では381万円、10人以上規模の事業所平均は394万円となっています。

トリマーの年収(規模別)_r5

上記グラフの基タイトルは「その他のサービス職業従事者」でツアーコンダクター葬儀屋便利屋、巫女など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

トリマーの勤務先の年齢別の年収(令和5年度)

トリマーの年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、45~49歳の434万円です。

全年代の平均年収は394万円となっています。

トリマーの年収(年齢別)_r5

上記グラフの基タイトルは「その他のサービス職業従事者」でツアーコンダクター、葬儀屋、便利屋、巫女など他職業を含むデータです。

トリマーの福利厚生は雇用先によって異なる

トリマーの多くは個人経営の店舗で雇用されています。

そのため収入が低かったり不安定だったりすることがよくあります。

さらに、福利厚生が充実していない場合も多いです。

一方で、大手チェーン店に勤める場合は、福利厚生が整っており、安定した労働環境が期待できます。

ただし、店によってはノルマを課すことや、販売などのトリミング以外の業務も任されることがあるため、注意が必要です。

給与だけでなく、仕事内容や社会保険などの待遇面も確認しておくことが重要です。

どの店舗で働くかを選ぶ際には、給与だけでなく労働環境についてもよく検討することをおすすめします。

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トリマーの給料・年収の特徴

下積み期間中は苦しい生活も

トリマーの給与は勤務先の店舗や地域、個々の経験やスキルによって大きく異なります。

特に下積み期間中は他の職種に比べても低い給料で生活せざるを得ないケースが多いようです。

トリマーの仕事は、1日中立ち仕事を行うため体力的にも負担がかかります。

さらに、多くの場合、接客業務も含まれるため、対人ストレスもたまることがあります。

このような厳しい状況にもかかわらず、低い給与水準が理由となり、トリマーの仕事を諦める人も少なくありません。

トリマーの仕事はやりがいのある一方で、その給与体系が課題となることもあります。

人気店では給料が高め

トリマーの給与水準は高くはないことが多いですが、人気のある店舗で働く場合は異なることがあります。

人気店では月給が高額である、または賞与や特別手当が支給されることがあり、年収が300万円から500万円前後に達することもあります。

これにより、通常のトリマーの年収の2倍近くまで稼ぐことが可能となります。

人気店での勤務には、高収入を得られる可能性があり、その魅力は非常に大きいでしょう。

ただし、人気店での求人は競争も激しく、技術や接客スキル、経験などが求められることが多いです。

そのため、トリマーとしての能力を高めることや、スキルアップを図ることが成功の鍵となるかもしれません。

トリマーの勤務先別の給料・年収

ペットサロンで働くトリマーの給料・年収

ペットサロンで働くトリマーの給与水準は、一般的に月収16万円から20万円程度で、年収は260万円前後が一般的です。

ペットサロンは日本全国に個人経営の店舗から大手チェーン店まで多くありますが、大手チェーン店は比較的給与が安定し、福利厚生も整っている傾向があります。

個人経営の場合、ボーナスが支給されないこともある一方で、特別手当の支給、お客さまからの指名料の歩合制などが行われることもあります。

トリマーとしてのスキルや経験が高まり、店長や人気トリマーに昇進すると、年収が300万円から500万円程度に達することもあります。

ただし、この業界での給与や収入には店舗や地域による差が大きいため、就職前によく情報を収集し、条件を比較検討することが重要です。

ペットショップで働くトリマーの給料・年収

ペットショップでトリマーとして働く場合、月収は約18万円から22万円前後、年収は約290万円程度が一般的です。

特に、トリミングサロンを併設しているペットショップは、個人店舗のほかにも比較的大規模なチェーン店が多いという特徴があります。

ただし、一部のペットショップではペット向け商品の販売ノルマが設定されていることもあるため、給与だけでなく労働条件や業務内容にも注意が必要です。

チェーン店であれば福利厚生なども充実していることが多いですが、個人店舗の場合は状況が異なることもあります。

動物病院で働くトリマーの給料・年収

動物病院でトリマーとして働く場合、月収は約18万円から22万円前後、年収は約290万円程度が一般的です。

動物病院でのトリミングは、見た目を重視するだけでなく、治療の一環として行われることが多いです。

特に皮膚トラブルの予防や健康面を考慮してトリミングが行われることがあり、その観点からのスキルや知識も求められます。

そのため動物病院でのトリマーとしての仕事は、美容というよりも動物の健康をサポートするという役割が大きいです。

病院環境での勤務は各種手当が充実していることが多く、中には飼い犬に無料でワクチンを打ってくれるサービスを提供する病院もあります。

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トリマーの正社員以外の給料・年収

派遣社員のトリマー

派遣社員として働くトリマーの時給は、派遣会社や業界によって異なりますが、一般的には1,000円から1,400円程度が見られます。

派遣会社によっては、土日手当や繁忙期の手当などが支給されることもあります。

また、実務経験やスキルに応じて時給が加算される場合もあります。

トリマーとしての仕事内容は、トリミングだけでなく予約受付、犬の世話、レジ業務などが含まれることがあり、正社員とほとんど変わらない幅広い業務が求められます。

ただしメリットとしては、半日だけの勤務や時間の融通がきく点が挙げられます。

アルバイトのトリマー

アルバイトとして働くトリマーの給料は、地域によって異なりますが、一般的には時給900円から1,200円ほどが一般的です。

トリマーは技術職である一方で、スキルを持っていてもアルバイトの一般的な時給と大きな差はありません。

これはトリマーの仕事が独特のスキルを必要とするものである一方で、一般的に低賃金である背景が影響しています。

一部の店舗では、ペットの送迎サービスに関連する自動車免許を持っている人や、繁忙期に積極的に出勤した人に特別手当が支給されることがあります。

フリーランスのトリマー

フリーランスとして個人でトリマーとして活動する場合、給料は個人のスキルや評判によって大きく異なります。

トップトリマーの中には、一般的な料金の2倍以上を設定しても予約が絶えない人もおり、正社員として働くよりも高収入を得ているケースもあります。

トリマーのフリーランスとしての世界は厳しい部分もありますが、高いスキルと実力を持っている場合、正社員以上の年収を得ることも可能です。

一方で、収入が安定しない人も多く、繁忙期には月収が20万円を超えることもある一方、それ以外の時期は10万円前後に落ちることもあります。

なかにはアルバイトを掛け持ちしながら経営を続けるトリマーもおり、収入の安定や経営に関するリスクを考慮することも重要です。

独立・開業のトリマー

トリマーが独立して店舗を開業する場合、その給料や年収は個人によって異なりますが、年収1,000万円以上を目指すことも可能です。

店舗を借りてトリミングサロンを開設したり、自宅を改装してトリミングルームを設けたり、ペットショップや動物病院にサロンを併設するなど、さまざまな形態で事業を展開することができます。

初めのうちは収入が安定しないこともありますが、成功を収めたトリマーは、例えばペットショップ経営によって年収450万円〜1,500万円といった収入を得ているケースもあります。

ただし、独立開業は軌道に乗るまでの間は厳しい状況もあるため、事前にビジネス計画や経営についての知識をしっかり持ち、リスクを考慮した上で挑戦することが重要です。

トリマーの働き方の種類・雇用形態

トリマーが収入を上げるためには?

トリマーが収入を増やすためには、フリーランスとして活動するか、独立してトリミングビジネスを開業することが一つの方法です。

厳しい競争の中ではありますが、確かな技術と経験を持ち、お客様からの信頼を築ければ、年収1,000万円を超えることも決して不可能ではありません。

正社員としてペットサロンやペットショップで働いているだけでは、高収入を達成するのは難しいとされています。

そのため、より高い収入を得るためには、独立開業を考えて準備することが重要です。

また、正社員としての本業を維持しながら、副業としてフリーランスのトリミングの仕事を受けることも一つの選択肢です。

特に、副業が認められている職場であれば、安定した収入源を持ちながら新たな収入を得ることが可能です。

どの道を選ぶにせよ、計画的なキャリア戦略と努力が求められます。

トリマーの年収のまとめ

トリマーの年収や給料は、一般的には月給18万円〜22万円、年収290万円ほどが一般的です。

派遣やアルバイトでも時給750円〜1,200円が一般的と、決して高くはありません。

トリマーは技術職でありながら、給料は他業種に比べ低めの傾向ですが、人気店や独立経営で収入アップの可能性があります。