【2021年版】トリマーの年収・給料はどれくらい? 気になる初任給やボーナス、統計データも解説

トリマーの平均年収・給料の統計データ

トリマーの平均年収や給料の統計データを見ると、あまり恵まれているとはいえません。

技術が求められる仕事ではあるものの、一般的なサラリーマンの年収を下回る水準となっており、アルバイト・パートの時給もほかの職種の時給と差がないのが現状です。

トリマーは全国のペットショップやペットサロンで働けますが、働く地域や店舗、企業によって給与水準に差が出ます。

ボーナス支給や特別手当の支給、福利厚生にも違いがあるため、就職前によく確認しておくことが大切でしょう。

トリマーの平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

厚生労働省の令和2年度賃金構造基本統計調査によると、トリマーの平均年収は、42.2歳で382万円ほどとなっています。

・平均年齢:42.2歳
・勤続年数:8.8年
・労働時間/月:163時間/月
・超過労働:7時間/月
・月額給与:266,500円
・年間賞与:626,300円
・平均年収:3,824,300円

出典:厚生労働省「令和2年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
トリマー
(転職ステーション)
275万円 -
トリマー
(Indeed)
2,867,862円 月給 203,049円
日給 12,135円
時給 971円
トリマー
(求人ボックス)
286万円 月給 24万円
初任給 22万円
時給 926円

各社の統計データを見ると、トリマーの平均年収は270万円〜280万円前後となることがわかります。

月給は18万円〜23万円、アルバイトとして働く場合は時給1,000円以下が相場です。

トリマーは技術職ではありますが、他業種の一般的な正社員やアルバイトの給与水準と変わらないことが特徴といえるでしょう。

トリマーの手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、トリマーの平均月収は22万円程度、実際の手取りはは17万円〜18万円程度になります。

一般的な職業から比べると、給料は低めといえそうです。

トリマーの初任給はどれくらい?

トリマーの初任給は、15万円前後が多いようです。

月給15万円で手取りの月収を計算すると12万円ほど、ボーナスがなければ年収は180万円となり、収入面では厳しい仕事だといえます。

地域や店舗によってはこれより安い場合もあるので、就職する際はできるだけ給料の比較をして選ぶことも大切でしょう。

トリマーの勤務先の規模別の年収(令和2年度)

トリマーの年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。

10〜99人規模の事業所に勤めるトリマーの平均年収は353万円、100〜999人規模は385万円、1,000人以上の規模では410万円、10人以上規模の事業所平均は382万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「その他のサービス職業従事者」でツアーコンダクター、葬儀屋、便利屋、巫女など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

トリマーの勤務先の年齢別の年収(令和2年度)

令和2年度賃金構造基本統計調査によると、トリマーの年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、45~49歳の454万円です。

全年代の平均年収は382万円となっています。

上記グラフの基タイトルは「その他のサービス職業従事者」でツアーコンダクター、葬儀屋、便利屋、巫女など他職業を含むデータです。

トリマーの福利厚生の特徴は?

トリマーは個人経営の店に雇われることが多いため、収入が低めまたは不安定であることのほかに、福利厚生が整っていないケースも多いようです。

大手チェーン店に勤めれば福利厚生などもしっかりしており、安定して働けます。

しかし店によってはノルマが課せられていたり、トリミングの仕事以外の販売などまで任されることもあるため注意が必要です。

給与額だけでなく仕事内容や、社会保険などの待遇面も確認しておくことをおすすめします。

トリマーの給料・年収の特徴

下積み期間中は苦しい生活も

勤務先の店舗や地域、経験やスキルによって給料は異なりますが、とくに下積み期間中はほかの仕事と比べても低めの給料での生活を強いられるケースが多いようです。

トリマーは1日中立ち仕事をするため体力的にきついだけでなく、接客も多く対人ストレスをためることもあります。

大変な仕事にも関わらず収入が低めであることを理由に、夢半ばで挫折してしまう人もいます。

人気店では給料が高め

トリマーの給料はそこまで恵まれていないことが多いですが、人気店で働く場合は月給そのものが高かったり、賞与や特別手当がつくことがあり、年収300万円〜500万円前後の収入を得る人もいます。

一般的なトリマーの年収の2倍近く稼げるようになるため、人気店で働くメリットは大きな魅力でしょう。

トリマーの勤務先別の給料・年収

ペットサロンで働くトリマーの給料・年収

ペットサロンで働くトリマーの給料は月収16万円〜20万円ほど、年収260万円ほどが一般的です。

ペットサロンは日本全国に個人店からチェーン店までたくさんの店舗がありますが、大手チェーン店は比較的給料が安定していて、福利厚生も整っています。

一方、個人経営の場合は、ボーナスが支給されないことも珍しくありません。

その代わりに寸志や特別手当が支給されたり、お客さまからの指名料が歩合制で支払われる場合があります。

店長などの管理職に昇進したり、人気トリマーになると、店舗によっては年収300万円〜500万円ほど稼ぐことも可能です。

ペットショップで働くトリマーの給料・年収

ペットショップで働くトリマーの給料は月収18万円〜22万円前後、年収は290万円ほどとなります。

トリミングサロンを併設しているペットショップは、個人店もありますが、比較的規模のおきなチェーン店が多いのが特徴です。

ただしペット向け商品の販売ノルマがある場合もあるため、労働条件をよく確認しておくことも大切でしょう。

動物病院で働くトリマーの給料・年収

動物病院で働くトリマーの給料は、月収18万円〜22万円前後、年収は290万円ほどです。

動物病院のトリミングは治療の一環として行われることが多いため、美容面よりも治療の一環として皮膚トラブルの予防や健康面を優先されることを理解しておく必要があるでしょう。

動物病院は各種手当がしっかりしていることが多く、病院によっては飼い犬に無料でワクチンを打ってくれることもあります。

トリマーの正社員以外の給料・年収

派遣社員のトリマー

派遣社員のトリマーは、会社によっても異なりますが、時給1,000円〜1,400円が一般的です。

派遣会社によっては土日手当や繁忙期の手当が支給されたり、実務経験やスキルによって時給が加算される場合もあります。

トリミングだけでなく予約受付、犬の世話、レジ業務など仕事内容は正社員とほとんど変わりませんが、半日だけの勤務など時間の融通がきくのがメリットです。

アルバイトのトリマー

アルバイトのトリマーの給料は、地域によっても異なりますが時給750円〜1,200円ほどとなります。

トリマーは技術職ですが、スキルを持っていても一般的なアルバイトの時給とさほど変わらないのが現状です。

店舗によっては、ペットの送迎サービスで役立つ自動車免許を持っている人や、ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期に出勤した人に特別手当が支給されることがあります。

フリーランスのトリマー

個人で仕事を請け負うフリーランスのトリマーの給料は、人それぞれです。

トップトリマーの中には、一般的な料金の2倍位以上でもお客さまの予約が絶えないトリマーもいて、正社員でいるよりも高収入が得られています。

一方なかなか収入が安定しない人も多く、繁忙期に月収20万円を越えることがあっても、それ以外の時期は10万円前後になることもあるようです。

中には、アルバイトをしながらなんとか経営を続けている人もいます。

厳しい世界ではありますが、スキルと実力があれば正社員以上の年収を得ることは可能でしょう。

独立・開業のトリマー

トリマーが独立して店舗を開業した場合の給料・年収も人によって異なりますが、年収1,000万円以上も夢ではないといわれています。

店舗を借りてサロンをオープンしたり、自宅を改装してトリミングルームを作ったり、ペットショップや動物病院にサロンを併設するなど、その形態は自由です。

軌道にのるまでは給料も安定しない厳しい世界といわれますが、成功した人はたとえばペットショップ経営で年収450万円〜1,500万円と、正社員時代をはるかに越える収入を得る人もいます。

トリマーの働き方の種類・雇用形態

トリマーが収入を上げるためには?

トリマーが収入を上げるには、フリーランスまたは独立・開業して働くのがよいでしょう。

厳しい世界ではありますが、たしかな技術と経験をもってお客さまからの信頼を獲得できれば、年収1,000万円越えも不可能ではありません。

正社員としてペットサロンやペットショップで働き続けても、年収1,000万円以上を得るのは難しいといわれているので、より収入を上げたい場合は独立を視野に入れて準備する必要があります。

正社員の仕事をしたまま収入を上げるには、副業が認められている職場であれば、フリーランスとして個人でトリミングの仕事を引き受け、収入アップを狙うことも可能です。