トリマーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

トリマーを目指すきっかけで多いものは?

トリマーを目指すきっかけで多いものは、「動物好き」であることが第一に挙げられます。

飼っているペットなど身近な動物をきっかけに、犬と触れ合える仕事を目指した人が多いようです。

志望理由で最も多いのが、「子どもの頃からペットを飼っていてかわいがっていたので、動物の世話をする仕事を選びました」という内容です。

動物と関わる仕事はトリマー以外にも、「獣医師」「ペットショップ店員」「ブリーダー」などがありますが、なかでも犬の美容面に興味が向いている人がトリマーに向いているといえるでしょう。

また、自分の愛犬がトリマーの技術でかわいくしてもらい、感激した経験から目指した人もいます。

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トリマーの志望動機の考え方

トリマーの志望動機の考え方で大切なポイントは、なぜトリマーになりたいのかを明確にすることです。

「動物好き」であることは当たり前なので具体的な体験や考えを混ぜながら、ほかの志望者との違いをアピールする必要があります。

トリマー専門学校での入学志望者への試験や、ペットショップやトリミングサロンの就職試験でも必ず面接が実施され、その都度志望動機を聞かれます。

事前に必ず考えておきましょう。

たとえばペットを飼っている場合には、「自宅では愛犬のヘアスタイルを季節によって変えて楽しんでいました。トリマーとして多くの犬たちの魅力を引き出したいです」など、細やかなケアをしてきたエピソードや、どんなトリマーになりたいかを盛り込むことができます。

また「老犬をトリミングに連れて行ったら、トリマーが見違えるように美しく仕上げてくれて感動しました」という仕事の意義に気づくきっかけのエピソードも、効果的な志望動機となります。

トリマーの志望動機の例文

ここからはトリマーの志望動機について、3つの例文を見ていきましょう。

トリマーに憧れている

「私がトリマーを目指したのは、自宅で飼っている愛犬をトリミングしてもらったことがきっかけです。

暑そうだったので毛をバリカンで刈ってみたところ、驚いて暴れてしまい、毛を短くすることができませんでした。

しかし後日ペットサロンに連れていったところ、同じ犬とは思えないほどに大人しくなり、あっという間にきれいなスタイルに仕上げてもらいました。

その経験をきっかけに、どんなペットもきれいにしてあげられるトリマーになりたいと思っています」

飼い主とペットを喜ばせたい

「トリマーさんのおかげで我が家の愛犬の病気が見つかったことをきっかけに、私もトリマーを目指しました。

早く動物病院に連れて行けたので大事に至らずに済んだことから、プロに見てもらうことの大切さを学びました。

私も同じように、飼い主とペットを喜ばせられるようなスキルと動物への知識を身につけたトリマーになりたいと考えています。

足りない技術は日々身につけながら、多くの指名がもらえる信頼してもらえるトリマーを目指したいです」

ずっと動物に関わりたい

「私がトリマーを目指したのは、動物の役に立ちたい、ずっとペットと関わる仕事がしたいという気持ちからです。

幼い頃から動物が大好きでしたが、家の事情で飼うことができませんでした。

そのため専門学校ではペットと深く関わることを意識し、志を同じくする仲間と自主ゼミを行い、実習担当の先生にお願いして、休日も指導にあたっていただきました。

そこで繰り返し練習したシャンプーやトリミングスキルを発揮して、お客さまからたくさんの氏名がいただけるトリマーを目指したいです」

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トリマーの面接で聞かれること・注意点

トリマーの面接では、

・動物の世話をした経験
・志望動機
・どうしてこの店を就職先として希望するのか
・トリミングで得意とする作業は何か(技術面)

などの質問がよく聞かれるので、事前に練習しておきましょう。

新卒・中途の面接に関わらず、質疑応答の中で最も面接者が注目しているのは、実は「コミュニケーション能力」です。

トリマーという仕事は、上手にカットするための手先の器用さやセンスのよさが重要だと思われがちですが、実際にはコミュニケーション能力も大切な要素となります。

「接客業」として、お客さまに対して礼儀正しくできるか、気持ちよく接することができるか、会話を深めながらお互いの満足のいくスタイルが見つけられるか、などが重要です。

トリミング技術以上に、人柄が見られていることを注意しておきましょう。

トリマーの自己PRのポイント

トリマーの求人には「2年間の実務経験がある人」を優遇している会社が多いことから、何か1つのことを継続できる力が大きなアピールポイントになります。

技術向上のための海外留学でも、募集要項には国内で2年以上のトリマー経験があることを必須とする場合が少なくありません。

言い換えると、トリマーは2年は働かないとモノにならない職種ともいえます。

そのため「中学時代から野球を8年間続けています。毎日素振りをして技術向上のために努力してきました。」など、何か一つのことを長く続けた経験を織り交ぜるとよいでしょう。

またアルバイトで責任ある立場を任された経験なども、就職後にまじめに働いてくれることをイメージさせることができるため、効果的な自己PRのポイントになります。

中途面接を受ける際は、トリマー経験があることが戦力としてのアピールポイントになるため、何年勤めたのかや指名客がいたのかなど具体的に実務経験を話すことがおすすめです。

トリマーの履歴書で気をつけるべきことは?

トリマーの履歴書で気をつけるべきことは、ほかの志望者との違いをアピールするために、あなた自身の具体的な体験や考えを盛り込むことです。

仕事の内容や苦労、やりがいなどに関する知識を深めるために、実際にトリマーとして働く人の話を聞いたり、記事を読んだりすることはよいことですが、あくまでも「自分」の思いを言葉にするように心がけましょう。

もちろん技術がすべての仕事ですから、自分が得意とする技術や努力して修得した技術を具体的に面接時にアピールできると効果的です。

未経験者の場合は、働きながら技術力を向上させる意欲を伝えるなど、伸びしろを感じさせるほうに力点を置きましょう。

コミュニケーション力の高さや接客業のスキルも立派なアピールポイントになります。

また「お客さまに信頼されるトリマーになりたい」など仕事の目標などを記載することは、向上心を感じられるため面接官に好印象を与えられるはずです。