スタイリストの働き方の種類とその特徴



スタイリストの雇用形態

スタイリストにはさまざまな雇用形態があります。

スタイリスト事務所や百貨店、アパレルショップなどに正社員として勤務している人もいれば、アルバイトやパートとしてアシスタント業務を担当している人、スタイリスト専門の派遣会社に登録して活躍している人もいます。

数は少ないですが、プロのスタイリストにアシスタントとして弟子入りをし、お小遣い程度の給料をもらって生活している人もいます。

また、フリーランスとして活躍する人が多いのもスタイリストの特徴です。

アシスタント時代を経て一人前のスタイリストとして認められるようになると、特定のお客さんから気に入ってもらえたり、モデルやタレントなどから専属スタイリストのオファーがかかったりと、個人に任される仕事が増えてきます。

フリーランスになる人は、アシスタントとしてキャリアをスタートさせてから1〜3年程度で独立することが多いでしょう。

フリーランスのスタイリスト

フリーランスのスタイリストになるには

スタイリストはフリーランスとして働く人が多い職業です。

しかし、いくらスタイリストが特別な資格や学歴が必要ない仕事だとはいえ、いきなりフリーになって仕事が勝手に舞い込んでくるわけではありません。

まずは業界で経験とスキルを積み上げ、一人でやっていけるだけの地位や人脈を築くことが大切です。

一人前のフリースタイリストを目指す場合、基本的にスタイリストのアシスタントからスタートし、「師匠」となる先輩スタイリストに付いて、さまざまな雑用をこなしながら仕事の流れを肌で覚えていきます。

ポイントは、できるだけ活躍している師匠に付くことです。

そのほうが仕事量も多く、多様な現場で経験を積むことができますし、いずれ独立する際にも「○○さんのアシスタント経験あり」といった風に、実績としてアピールしやすいからです。

また、自分の目指す方向性が決まっていれば、それに近いスタイリストに付くこともよいでしょう。

早い人は1年程度で独立しますが、全体としては2〜3年程度のアシスタント経験を経てから独立する人が多いようです。

フリーで成功するために大切なこと

スタイリストは年齢を重ねるほど実力の差が表れてくるため、若いうちに必死で努力してセンスを磨き、人脈を築き上げていかなければ、いくつになっても新人時代のような安価な仕事ばかりをやることとなり、大幅な収入アップは望めません。

フリーの売れっ子になれば、一般的な会社員よりも多くの収入を得ることが可能ですが、少し努力を怠ると一気に収入が落ちる可能性もあります。

自分の行動が全て自分に跳ね返ってくるという面が大きく、こういった不安定さは覚悟しておく必要があります。

フリーでやっていきたいのであれば、まず「自分の仕事は自分で見つける」いった強い精神力を持ち、精神面も含めてしっかりとセルフコントロールすること。

そしてすぐに結果が出なくても、目の前の仕事を一つずつしっかりとこなし、クライアントからの信頼を得ること。

こういった地道な努力を続ける姿勢が求められます。

正社員のスタイリスト

正社員のスタイリストの仕事内容

正社員としてスタイリスト事務所や百貨店、結婚式場などに勤務するスタイリストの仕事内容は、フリーのスタイリストの場合とほとんど変わりません。

ただし、フリーのスタイリストのように自ら仕事をとってくる必要はなく、会社と繋がりのある芸能プロダクションや制作会社から案件をもらうことになります。

スタイリスト事務所のなかには、未経験者でも試用期間付きの正社員としてスタイリストのアシスタント職を募集しているところもあります。

正社員といってもアシスタントの仕事は楽なものではありませんが、固定給を得ながらスタイリストを目指すことも不可能ではありません。

正社員のスタイリストの給料・待遇

正社員として働くスタイリストの給料の平均は、月給18〜25万円程度だといわれています。

基本的には固定給のため、フリーのスタイリストのように1つの仕事で数十万円を得られるといったことはほとんどありませんが、その反面、仕事がなくて収入がゼロになることもありません。

また、正社員であれば休暇や社会保険などの福利厚生が充実していることが多いです。

ただし、スタイリストは労働時間が長く不規則な勤務となるため、1日8時間勤務・週休2日制が必ず保証されているとは考えないほうがよいでしょう。

派遣のスタイリスト

派遣のスタイリストとして働く

スタイリストは、スタイリスト事務所などに所属して働いたり、フリーランスでお客さまと直接契約を結んで働いたりすることもできますが、派遣のスタイリストとして仕事をする人もいます。

派遣のスタイリストは、お客さまのさまざまな依頼に応じて指定の現場へ出向き、スタイリングのサービスを提供します。

仕事現場の種類は、雑誌や広告、CM、ムービーなどの撮影現場のほか、各種イベントや舞台など多岐にわたります。

衣装のスタイリングのほか、衣装製作やレンタル、ヘアメイクなどのサービスをトータルで提案する会社もあるようです。

派遣のスタイリストとして働くには

もし派遣のスタイリストとして働きたいと思った場合には、いわゆる「スタイリスト出張サービス」のようなものを手掛ける会社にスタッフ登録することが近道となるでしょう。

基本的には経験者やスキルのある人が求められますが、アシスタントという形であれば、現場経験がない人でも採用されることがあるようです。

実力や実績次第で、より難易度の高い案件に挑戦できるようになったり、給料がアップしたりする場合があります。

とくに多様な現場経験を積みたいという人には、派遣の働き方も適しているかもしれません。

パーソナルスタイリストの派遣の仕事も

近年需要が拡大しているのが、芸能人ではない一般の人に対してファッションのアドバイスやスタイリングを行う、パーソナルスタイリストの派遣サービスです。

パーソナルスタイリストは、特別な日のファッションや自分に似合う洋服を探したいと考えるお客さまの元へ出向き、お客さまのニーズに応えながら魅力を引き出すファッションを提案します。

もともとスタイリストといえば、芸能人など特別な人のみに技術を提供する存在として認識されていましたが、最近ではこうしたパーソナルスタイリストの派遣サービスを手掛ける会社も徐々に増えつつあり、今後はさらにニーズが増えていくものと考えられます。

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アルバイト・パートのスタイリスト

アシスタントにはアルバイト・パートも多い

スタイリストを志望する未経験者をはじめから正社員として採用する事務所や企業もありますが、アシスタント職や見習いの場合、アルバイトやパートとして募集をかけているところが多いです。

一人前のスタイリストになるまでの下積み期間は、荷物持ちやアイロンがけなど、雑用のような仕事をこなすことになり、労働時間も長くなりがちです。

見習い期間に離職してしまう人も少なくないため、まずは正社員ではなく非正規の雇用形態で採用したいと考える企業が多いようです。

アルバイト・パートを掛け持ちする人も

スタイリストを目指しているアシスタントのなかには、ほとんど無給で仕事をしている人もいます。

アシスタントはあくまでスタイリストになるための修業期間であり、「働いてもらっている」のではなく「こちらが教えてあげている」という意識をもつスタイリストは多いようです。

そのため、給料はお小遣い程度しかもらえず、やむなく飲食店などでアルバイトやパートの仕事を掛け持ちながら、スタイリストを目指しているアシスタントも珍しくありません。