商品企画のキャリアプラン・キャリアアップするためには?
商品企画に配属されたら
商品企画に配属された場合、まずはOJTで先輩のアシスタントをしながら仕事の流れを覚えていきます。
企画を立てるために必要な情報収集の仕方や、資料作成の方法などを学びつつ、自社の製品や業界について学びます。
基本的に既存の自社製品や業界特性については先輩が教えることは少なく自習になることが多いです。
ただし、学んだことがそのまま実務で生かせるとは限りませんし、現場の認識と学んだ内容が異なることもあります。
そのため、積極的に他部署の人と交流を行い、顧客や現場のニーズを聞くことも大切です。
最初は覚えることが多く大変ですが、地道な積み上げが商品企画職としての基礎を作りますので半年から1年はインプットに集中しましょう。
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商品企画の仕事で努力すべきこと
商品企画の仕事で努力すべきは、まず情報収集活動を体質化することです。
普段の生活からさまざまな情報を取り入れ、商品企画の仕事に役立てるように意識したり、勤務時間の中にうまく情報収集の時間をスケジューリングしたりするなどの工夫が求められます。
また、企画を実際に練ることも大切です。
企画を形にした経験が多い人ほど、アイデアの引き出しや実現に向けた提案の仕方も増えていきます。
そして、何より重要なのが社内でのコミュニケーションです。
企画が机上の空論にならず現場や顧客のニーズを満たしてこそヒットにつながりますので、現場の意見を聞くことを大切にしましょう。
商品企画のキャリアパス・キャリアアップの考え方
実績を作って管理職へ
商品企画として勤務先に貢献し続けていれば管理職へのステップアップも期待できます。
商品のブランドマネージャーや、商品企画部門の部長や室長などの管理職などへの昇進や経営企画部門への異動などもあるでしょう。
与えられた先で実績を積んでいけば、会社の役員になれる場合もあります。
商品企画としてのキャリアを極める
商品企画の仕事を極め、現場での企画や後輩指導を中心にするキャリアパスもあります。
この場合、会社から十分な待遇が与えられない場合にモチベーションを維持することが難しくなるため、場合によっては転職も視野に入れることになります。
企画の腕一本で社会を渡り歩く、まさに企画のプロフェッショナルです。
独立起業・フリーランスの道も
商品企画としてある程度のキャリアを積み、組織を離れて独立する人も増えています。
商品企画・コンサルティングの専門企業を作ったり、商品プランナーとして個人で活動したりするのもキャリアパスのひとつです。
企画以外にも営業や会計などさまざまな仕事をこなすことになりますので簡単ではありませんが、事業が軌道に乗れば経済的にも大きく成功できるでしょう。