【2022年版】歯科医師国家試験の難易度・合格率

歯科医師は、安定した専門医療職のひとつとして人気がある職業です。

しかし、歯科医師として働くために必要な免許は、独学や通信講座で簡単に取得できるものではありません。

歯学系の大学で6年間学び歯科医師国家試験に合格するなど、長い道のりが待っています。

本試験は1年に一度しか行われないため、万一不合格だった場合には就職先の内定が取り消しになることもあります。

ここでは、そんな歯科医師国家試験について詳しく紹介します。

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歯科医師の受験資格

歯科医師の資格を取得するには、 歯科医師国家試験に合格しなくてはなりません。

歯科医師国家試験には受験資格があり、基本的に、6年制大学の歯学部・歯科大学で所定の教育を受ける必要があります。

受験にあたって年齢や性別、回数の制限は設けられていません。

なお、短期大学や専門学校では、歯科医師試験の受験資格を取得することはできないため注意しましょう。

歯科医師国家試験の難易度・勉強時間

合格率は低下傾向

歯科医師の資格保有者数は、時代が進むにつれ増え続けてきました。

そうしたなか、平成18年に厚生労働省と文部科学省の方針として、供給過剰傾向の歯科医師数を減らすために、各大学の歯学部定員数削減と歯科医師国家試験の合格基準引き上げが示されました。

それ以降、かつて80%あった歯科医師国家試験の合格率は下がり、令和3年度には61.6%にまで低下しました。

合格率は今後も低下すると予測されているため、しっかりとした勉強が必要です。

既卒者よりも新卒者のほうが合格率は高い

ここ数年における歯科医師国家試験の新卒者と既卒者の合格率を見てみると、新卒者の合格率が80%前後なのに対して、既卒者は40%程度と、新卒者の半分近くまで落ち込んでいます。

大学を卒業すると歯科医師国家試験のための勉強が思うようにできないことから、学力に自信のない人のなかには、留年してもう1年間集中的に勉強し、国家試験に臨む人もいます。

歯科医師国家試験が不合格だったらどうする?

国家試験には新卒で一発合格するのが理想的ですが、万が一不合格となった場合は、次に挙げる3つの道のどれかをたどるのが一般的です。

予備校に通う

日本各地に歯科医師国家試験対策を行っている予備校があります。

有名な大手予備校から少人数制のアットホームな予備校までさまざまです。

不合格者の半数近くは、このような予備校に通い次の受験に備えているといわれます。

自力で勉強する

自宅で勉強をする方法もあります。

金銭的に予備校に行くのが難しい人や、自分で勉強する自信がある人が選ぶことが多いです。

ただ、自力学習で挫折してしまう人も多いため、独学できるかどうかは、よく考えてから決めるほうがよいでしょう。

諦めてしまう(別の進路を考える)

歯科医師国家試験の合格率は、新卒、2年目、3年目となるごとに下がっていきます。

4年目以降では受かる人のほうが珍しいほどです。

そのため、2年目もしくは3年目に不合格だった時点で歯科医師の道を諦めて、別の職業に就くことを考える人が多いといわれています。

歯科医師国家試験の受験者数、合格率

歯科医師国家試験の受験データを見てみましょう。

厚生労働省および文部科学省の供給過剰傾向対策として、歯科医師数を減らすために歯科医師国家試験の合格基準が引き上げられています。

それによって、合格率は今後も低下すると予測されていることに加え、司法試験のような受験回数制限の必要性も議論されています。

歯科医師国家試験受験者数の推移

歯科医師国家試験の受験者数は、3,000人台前半を推移しています。令和3年度試験の受験者数は3,198人となっています。

歯科医師国家試験受験者数_令3

歯科医師国家試験合格率の推移

歯科医師国家試験の合格率は平成25年度以降60~65%を推移しています。令和3年度の合格率は61.6%となりました。

歯科医師国家試験合格率_令3

令和3年度 歯科医師国家試験新卒・既卒の受験者数、合格率

令和3年度の歯科医師国家試験の受験者数は、新卒が1,999人、既卒は1,199人で比率にすると、新卒62.5%、既卒37.5%です。

合格率は新卒の方が高く、新卒77.1%、既卒35.6%となっています。

歯科医師国家試験新卒・既卒合格率_令3

令和3年度 歯科医師国家試験の概要

試験日 令和4年1月29日(土曜日)及び30日(日曜日)
試験地 北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県
受験資格 大学において、歯学の正規の課程を修めて卒業した者(令和4年3月10日(木曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)など
受験手続き 受験に関する書類は、令和3年11月1日(月曜日)から同年11月30日(火曜日)までに歯科医師国家試験運営本部事務所及び各地の歯科医師国家試験運営臨時事務所に提出すること。
試験内容 臨床上必要な歯科医学及び口腔(くう)衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識及び技能
合格率 61.6%(令和3年度)
合格発表 令和4年3月16日(水曜日)午後2時に厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページにその受験地及び受験番号を掲載して発表
受験料 18,900円
詳細情報 厚生労働省 歯科医師国家試験