歯科医師の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

歯科医師を目指すきっかけで多いものは?

歯科医師を志望する動機は、人によってさまざまです。

虫歯の予防や治療に主眼を置いている人から、歯列矯正など審美歯科を中心に考える人、あるいは子どもを扱う小児歯科がよいという人など、歯科治療の目的や方法も人によって異なります。

しかし目標とする歯科医師像に違いはあれど、歯科医師にとってもっとも大切なことのひとつは、患者さんの健康や治療に携わりたい、貢献したいと思う気持ちです。

歯科医師を志す人のなかには、自分が幼少時に歯医者さんが苦手だった思い出から、「患者さんに気持ちよく通ってもらえる歯科医を目指したい」といった、付随的な動機も道を志すうえで出てくるかもしれません。

医療専門職は常に学びアップデートし続けなければならず、なるまでも、なってからも大変な道のりを歩む責任ある仕事です。

生半可な気持ちでは、壁にぶつかることもあるかもしれません。

歯科医師を志した理由や歯科医師の仕事を通して実現したいことをしっかりもち、自分自身できちんと整理できるとよいでしょう。

歯科医師の志望動機の考え方

歯科医師として、歯科クリニックや大学病院、総合病院などに就職する際、面接の場では必ず志望動機が問われます。

自分が歯科医師を志した理由や、歯科医師の仕事を通して実現したいと思ったことをできる限り具体的に述べながら、積極的に自分を売り込みましょう。

歯科医師の採用試験は地域によっては狭き門となる場合があります。

漠然と「歯科医師になりたい」と話すだけでは面接通過は難しい場合がありますので、なぜ歯科医師を志したのかという基本的な部分に加え、よい歯科医師となるために自主勉強を欠かさない気持ちがあること、先輩医師の指導は素直に聞き入れて精進する気持ちがあることをアピールしていきましょう。

そして、この場所で自分がどのような歯科医師として患者さんやクリニック、病院に貢献できるのかを具体的なイメージを持って話すことができれば大きなアピールに繋がります。

なぜ自分が歯科医師という職業を選び、なぜ志望先に就職したいと思ったのか、具体的に考えて面接に臨むことが大切です。

歯科医師の志望動機の例文3つ

「父が歯科医師で、患者さんのために治療に真剣に取り組む姿に憧れて」

歯科医師には、「親や親戚が歯科医師である」という人や「親が医師である」という人が少なくありません。

その場合、身近で医療の専門家として患者さんの治療にあたる姿を見てきたことが、自らの進路に大きく影響をしたという人が多いようです。

この特徴は他の職業との大きな違いかもしれません。

親や親戚が開業医だった場合などは、親が歯科医師として働く姿を目にしてどう感じていたのかや、なぜ自分も同じ道を歩みたいと考えるようになったのかということを志望動機に含めていくとよいでしょう。

「子どものころから手先が器用だった」

「子どもの頃から学校の美術や工作が得意で、歯科医師ならば自分の手先の器用さを生かした仕事ができる」という動機や、「プラモデル作りが得意で、自分で手を動かして結果を出すことが好きだった」など、幼いころからの自分の特性を志望動機に挙げる人もいます。

歯科医師は医療の専門知識だけでなく、専用の器具を使って治療をすすめる技術や器用さも必要となる仕事です。

「技術職」としての魅力を感じているのなら、その内容を志望動機に入れ込むこともできます。

「医療職として、専門的な知識と技術で人の役に立ちたい」

歯や口腔の治療は歯科医師にしかできません。

また、歯科医師は患者さんである前に、人を相手にする仕事です。

自分にしかできない技術や蓄積した知見や知識をもって、人の役に立つ仕事がしたいと歯科医師になる人は少なくありません。

一人ひとりの患者さんに真摯に向き合い、その結果、患者さんから直接「ありがとう」のひと言が聞けることも、歯科医師を目指すうえでの大きなモチベーションになります。

歯科医師の面接で聞かれること・注意点

歯科医師が歯科クリニックや大学病院、総合病院などに就職する際の就職試験では、面接試験が重視されるケースが多いようです。

面接場所が大手歯科クリニックか小規模歯科クリニックか、また大学病院や総合病院などの大きな医療機関かによって若干異なりますが、基本的に面接官は歯の治療に対する真剣さ、手先の器用さ、丁寧さ、院内のスタッフとうまくやっていく協調性があるかを見極めようとします。

また、スキルアップのために自主的に勉強をすることをいとわないかも判断されます。

したがって、面接では誠実で真摯な受け答えと、相手の話を聞いてしっかりと会話をすることを心がけましょう。

また、歯科医師は細かなことに気がつくことや手先の器用さが求められます。

手先の器用さは努力でカバーできるとしても、細かなことに気がつかない人では患者さんのニーズや疾患の根本原因を見落としてしまうことがありえます。

そのため、厳しい面接官の場合は、面接会場に入ってきて椅子に座る動作や面接時の行動、ちょっとした仕草などにも目をやります。

そういう立ち振る舞いから、細かなことに気がつく性格か大雑把な性格かを見極めようとします。

部屋に入ったときから面接は始まっていると考え、気を抜かないようにしましょう。

歯科医師の自己PRのポイント

昨今の病院では、以前にも増してホスピタリティやサービスが求められるようになっています。

こうしたなか、歯科医師は患者さんと接する仕事ですから、人柄が強く求められる時代に変わってきています。

実際、「話しやすい」「優しそう」といった雰囲気をもつ歯科医師のほうが早い段階で患者さんと打ち解けやすく、治療がスムーズに進みます。

面接時にはできるだけ笑顔を心がけ、明るい雰囲気やハキハキとした態度、またはわかりやすい口調や話し方を心がけるようにするとよいでしょう。

近年、都市部を中心に歯科医師が増えすぎていることが問題になっています。

歯科医師同士の競争が激しくなれば、「どんな志を持っているか」「どんな分野のプロフェッショナルを目指すのか」がより厳しく問われることになります。

就職試験においては必ず、仕事内容に即した志望動機や、仕事面での目標を明確に語れるようにしましょう。

歯科医師の履歴書で気をつけるべきことは?

歯科医師は実務においてカルテや紹介状、医療情報提供書などの重要書類を書くことも多くあります。

電子化が進んでいるとはいっても、まったく文字を書かずに完結できるわけではありません。

同業の他施設や患者さんなどに必要な書類を作成する場合、やはり社会人としての一定の一般常識は求められることになります。

そのため、正式な書類である履歴書を送付する際のマナーや文字の丁寧さ、封筒の表書きなどの基本的な社会人スキル・常識レベルなどに不安があるとその時点で適任ではないとみなされてしまう可能性があります。

文字を書くときも気を抜かず、他人に読まれることを意識して書くことを心がけましょう。