サービスエンジニアの志望動機の考え方と例文を解説
サービスエンジニアを目指すきっかけで多いものは?
サービスエンジニアを目指す人の中には、実際に自分がその活躍を目の当たりにした経験がきっかけになった人が多く見られます。
「コンビニでアルバイトをしていて、冷蔵庫設備の故障時に手早く確認作業をして直して帰って行った」などの具体的な経験があれば、サービスエンジニア職に関心と尊敬も伝わりやすくなります。
その他にも、研究職のように研究対象に没頭する形で技術を使うより、顧客と直接関わる仕事がしたいという人も多いです。
製品・サービスの利用者と直接触れる機会の多いのは、サービスエンジニアならではの特徴です。
特徴がわかりやすい職種で、きっかけも比較的同じようなものが多い傾向があります。
そのため、真実味が伝わるようなエピソードにまとめることがアピールの重要ポイントです。
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サービスエンジニアの志望動機の考え方
サービスエンジニアの就職試験では、この職種や企業に対する志望動機を明確にすることが大切です。
なぜなら、サービスエンジニアの志望動機は「中途半端」になりやすいからです。
サービスエンジニアは、営業などのサービス職と研究職などの技術職の中間に位置する仕事です。
そのため、「人と接する仕事がしたい」「知識や技術を生かしたい」といった志望動機では、もっと希望にかなう仕事がある、ということになります。
サービスエンジニアならではの特徴や、企業ならではの特徴・製品・サービスなどを明確に挙げて志望動機を作成することが大切です。
徹底した企業研究を行い、サービスエンジニアとしてどのように活躍したいのかをよく考えて志望動機をまとめましょう。
サービスエンジニアの志望動機の例文
ネットワーク機器のサービスエンジニアの志望動機例文
私は大学でセキュリティが専攻でしたが、貴社の製品は、他社製品より危機の想定が詳細だと感じました。
気の利いた設定や機能が多い分、複雑との評価も多いですが、それ以上にメリットが多く、これこそプロ仕様の製品だと思います。
しかし、これらの良さは技術者にしかわかりませんし、その出番を望むべきものでもありません。
だからこそ、サービスエンジニアとしてユーザーに触れつつ、技術者としての側面から、貴社と、その製品の良さを伝えられたらと考えています。」
空調設備のサービスエンジニアの志望動機例文
アルバイト先のお店で空調が故障したことがあり、サービスエンジニアが直してくれるまでお客様が激減しました。
店長の話では、3日にわたり、売上が7割ほど落ちたそうです。
商品やサービスといった売り物だけが店の評価になるのではなく、ビジネスでは設備や環境も非常に大切だと学びました。
空調の点検や修理を通し、さまざまなビジネスを行う人たちの環境を支え、事業に成功してもらえるよう努力したいと考えています。」
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サービスエンジニアの面接で聞かれること・注意点
サービスエンジニアの面接では、技術的な知識などよりも、人柄を見られることが多いです。
この職業はクライアント先を訪問し、設備や機器のメンテナンスなどの作業を実施しますので、基本的なマナーや受け答えの様子、身だしなみなどを重視する企業が多いからです。
また、機器の故障時に急いで駆けつけても、場合によってはクレームを受け止めなければならない立場ですので、すぐにカッとなって言い返すようではいけません。
そのため、面接中にはあえて厳しい言葉をかけられることもあります。
感情的にならず、柔らかい物腰で対処できるかのテストですので、面接では落ち着いて丁寧な態度で対応しましょう。
サービスエンジニアの自己PRのポイント
サービスエンジニアとしての自己PRでは、自分の適性をいかに伝えるかがポイントです。
そのため、「機械をいじるのが得意」「設計図や取扱説明書の理解が早い」「物事を論理的に考えられる」といった技術者としての適性がアピールできるとよいでしょう。
また、「難しい話をわかりやすく伝えられる」「知らない人ともすぐ打ち解ける」といったコミュニケーション能力を中心にしたアピールも有効です。
扱う製品や、取引先の規模によってはチームで活動することも多い職種ですので、チームワークやリーダーシップに関するアピールも適性の高さを伝えることができます。
逆に、仕事とはあまり接点のない、自己PRのためだけの自己PRは避けましょう。
サービスエンジニアの履歴書で気をつけるべきことは?
サービスエンジニアの履歴書では、この職業への適性や意欲をいかに伝えるかがポイントです。
業種・業界が近い職歴がある場合は大丈夫ですが、未経験の場合はこれらのアピールが特に必要です。
自分に対する周囲の評価や、自分の過去の経歴や努力してきたことの中から、サービスエンジニアの仕事につながりそうな部分をうまくピックアップしてアピールにつなげましょう。