パティシエの1日・生活
パティシエの業務スケジュール
パティシエは洋菓子専門店やレストラン、ホテル、または結婚式場など、さまざまな場所で活躍しています。
どの職場も「洋菓子を作る」という仕事内容は共通していますが、業務スケジュールや勤務時間は勤務先によって異なります。
生菓子を扱うパティシエは開店時間前に仕込みや仕上げ作業をおこなう必要があるため、一般的に朝は早いです。
個人経営のパティスリーの場合、早朝の仕込みから閉店後の片付けまでを数人で担当するところもあり、労働時間が12時間を超える日も珍しくありません。
個人店に比べると、ウエディング施設や工場などで勤務するパティシエはプライベートの時間を多く取れるでしょう。
ここでは、洋菓子専門店、ホテル、結婚式場、工場で働くパティシエの1日をご紹介します。
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パティシエの1日の流れ
洋菓子専門店で働くパティシエの1日
パティシエの多くが働く洋菓子専門店での勤務は、基本的に長時間となります。
小規模の個人店の場合、限られた人数でお店を回さなければいけないことも多く、早朝に出勤して夜遅くまで勤務しているパティシエもたくさんいます。
ホテルで働くパティシエの1日
ホテルで働くパティシエの仕事は、館内のレストランで提供するデザート作りや、併設のパティスリーで販売する洋菓子作り、ウェディングケーキの製造などです。
イベント用ケーキの仕上げや飴細工、マジパン細工などを使った華やかなケーキを作る機会が多いのもホテルパティシエの特徴です。
結婚式場のレストランで働くパティシエの1日
結婚式場のレストランで働くパティシエは、披露宴で提供するデザートやウェディングケーキを作るのが主な仕事です。
ウェディグケーキはオーダーメイドで作ることも多く、新郎新婦との打ち合わせやデザインの考案、材料の仕入れなどを担当する場合もあります。
工場で働くパティシエの1日
工場などの大規模な製造施設で働くパティシエは、勤務時間が一定となることが多いです。
大人数で大量の洋菓子を製造するため工程ごとに担当が分かれており、1日を通して同じセクションの業務をおこなうのが一般的です。
繁忙期は残業や徹夜作業になることも
パティシエの1日の過ごし方や仕事内容は、働く場所や業務形態、時期などによっても少しずつ異なります。
パティエにとって、1年で一番忙しい時期となるのがクリスマス。
専門店では泊まり込み作業をする場所も多くあります。
また、レストランでも有名人などのパーティーで多くの人が来客する場合のときなどは、朝3時くらいから仕込みに入ることもあります。
日によっては早く帰ることのできる日もありますが、定時は決まっているようで決まっていないといったところもあります。
予約注文が多く入れば入るほど忙しくなりますし、繁盛店になればたくさんの商品を作り続けるために残業をせざるを得ないこともある、ということは頭に入れておくべきでしょう。