農家に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

「農家になるには」の項で、「農家」は学歴や年齢、性別に関係なくだれでもなれると解説しましたが、向き・不向きはあります。

ここでは、農家に向いている人や必要なスキルについて紹介します。

農家に向いている性格・適性

農家に向いている人

コツコツと仕事ができる人

農家は、地道な作業をコツコツと積み重ねながら、ひとつの農作物を育て上げるのが仕事です。

昔から植物を育てるのが好きだった、あるいは動物の世話をするのが好きだったという人にはぴったりの仕事でしょう。

一つひとつのプロセスを大切にしながら生き物を丁寧に育てていける人が、農家の仕事には向いているといえます。

自然に囲まれて生活したい人

農家は、自然とともに生活する喜びを感じることができる職業です。

暑さや寒さはもちろんのこと、雨の量や雲の流れ、花や虫の変化など、農業を通して毎日自然の移り変わりを感じることができます。

アウトドアが好き、草や土の匂いがするところで働きたい、朝日や夕日を毎日見ていたい、と自然のなかで過ごすことにあこがれる人にとっては屋外で仕事ができるのは何よりも嬉しいことでしょう。

実際に都会でのサラリーマン生活を辞めて田舎での農家に転職する人の多くが「自然のなかで生活したい」「田舎でゆったりと暮らしたい」という動機をもっているそうです。

自然が好きな人にとっては、農家は理想の職業の一つといえるでしょう。

農家になるには

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農家に必要なスキル・能力

判断力

農家は、個人事業主としてそれぞれの世帯で開業していることが多く、自分の畑や田んぼのことは自分ですべて決めなければいけません。

一般的なサラリーマンのように誰かの指示に従って働くというのではなく、自分自身で栽培方針や販売方針について判断しなければいけないのです。

どんな肥料を使うのか、農薬はどれぐらい使うのか、どの品種を育てるのか、いつ頃収穫するのかなど決めなければいけないことは無限にあります。

その決定次第で農作物のできや売上高が大きく変わることが、農家の大変なところでもありおもしろいところでもあります。

自分で計画を立てたり判断したりするのが得意な人は、その能力を存分に発揮できる職業です。

コミュニケーション能力

農業は一人でできる仕事ではありません。

繁忙期にはアルバイトやパートを雇うこともありますし、近年は外国人実習生が見学に来ることも少なくありません。

また近隣の農家や作物の卸先、農業機器や資材メーカーの担当者、ときには消費者と直接コミュニケーションを取ることも多々あります。

自然を相手に黙々と働くイメージがあるかもしれませんが、実は年齢・性別を問わず多くの人と関わる仕事のため、コミュニケーション能力が求められる仕事でもあるのです。

農家に向いていないのはどんな人?

近年、スマート農業やIoT(Internet of Things:モノがインターネット経由で通信すること)といったデータをもとにした農業が注目を集めています。

これまでは農業を長くしてきた先人たちの経験や勘をもとに農作物を育てていましたが、現在は気温や湿度、天候などのデータをとることにより作物の品質を上げ、より収穫量をアップできるような工夫がなされてきています。

今後の農業はこうしたデータや数字を使う場面が多く出てくるため、数学や数字が苦手という人は難しいかもしれません。

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農家に向いている人のまとめ

農家に向いている人は、コツコツと丁寧に仕事ができる人です。また、農家をするうえでは判断力やコミュニケーション能力も重要です。

一つの農作物に真摯に向き合いながらも、周囲の人と助け合っていける人が向いているといえるでしょう。