モデルの志望動機と例文・オーディションで気をつけるべきことは?

モデルを目指す人たちは、もともとファッションやメイクが好きで、憧れのモデルに近づきたいといった思いをもっていることが多いです。

競争の厳しいオーディションに合格するためには、ミーハーな気持ちだけではなく、明確な志望動機と、モデルの仕事に対する強い熱意、自分の魅力をしっかり伝えなくてはなりません。

この記事では、モデルの志望動機や例文の考え方、オーディションのポイントについて説明しています。

モデルを目指すきっかけで多いものは?

モデルのような芸能界で働く人たちはとても華やかに見えるため、とくに10代や20代の女性が憧れることが多い職業のひとつです。

この仕事を目指すきっかけとしては、「子どものころから洋服が好きだからファッションモデルになりたい」「美容に関心があるからヘアメイクのモデルになりたい」というようなものが多いです。

また、雑誌などで活躍する憧れのモデルがいて、自分もその人に近づきたいという思いから、モデルを目指していく人も少なくありません。

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モデルの志望動機の考え方

モデルのオーディションを受ける際には、なぜモデルになりたいのか、つまり志望動機が問われます。

ここでは、モデルの志望動機を考える際のポイントを解説します。

具体的なエピソードをプラスする

モデルを目指す人の中には、「芸能界が楽しそうだから」といったような、ミーハーな気持ちばかり持っている場合もあるのが事実です。

しかし、モデルの世界は競争も厳しく、軽い気持ちで続けられるような仕事ではありません。

選考する側は非常に厳しい目で、目の前の志望者が本気でやる気があるのかを確かめようとします。

そのため、志望動機を考える際は、自分がこの業界を本気で目指していることをPRし、他の応募者との差異化を図ることが大切です。

モデルになるためのオーディションで志望動機を述べる場合、自分がどれぐらい強くモデルの仕事に興味があるのかが伝わるよう、具体的で説得力のある志望動機にしましょう。

たとえば、「ファッションの雑誌は毎月必ず買って見比べている」「1か月着まわせる着こなし術を持っている」「化粧品の新作は必ず試すようにしている」というような具体的なエピソードを語れるようにすることが大事です。

将来の展望を考える

モデルとしての将来の展望を伝えることも重要なポイントです。

たとえば「必ずパリコレクションに出たい」「好きなブランドの専属モデルになりたい」など、モデルとしてどんな活躍を目指しているのか、具体的な夢を語れることが大切です。

また、最近では、モデルとしてデビューした後に演技力を身につけて俳優・女優に転身したり、親しみやすいキャラクターを生かしてタレントに転身したりするケースも増えています。

将来的にはこのようにマルチに活躍したいという思いを語るという選択肢もあります。

ただ、いずれにしても、モデルは待っていたら仕事が来るような甘い世界ではありません。

高い目標を掲げて積極的にチャレンジしていく姿勢が求められる仕事です。

志望動機では自分の熱意をしっかりと伝えるとともに、現時点でもしっかりと努力していることを伝えましょう。

モデルの志望動機の例文

ここでは、モデルの志望動機の例文を紹介します。

ただし、オーディションなどで志望動機が問われた際には、自分の本当の思いを、自分の言葉で伝えることが大事です。

例文はあくまでも参考材料として、自分らしい志望動機をよく考えてください。

雑誌のオーディションに応募する際の志望動機

「私がこの雑誌専属モデルのオーディションを受けたのは、私が夢見たモデルという仕事に一歩近づけると考えたからです。

私は現在着こなしの画像を多く発信し、SNSで〇千人のフォロワーを集めていますが、多くのファンに支持されるだけでなく、親しみやすさを持ったモデルになりたいと考えています。

この雑誌はプチプラのブランドなど多くの人が手に取りやすいファッションが多く、より多くの人に自分を知ってもらえ、自分のこれまでの経験も生かせると思いました。

モデルとして経験を積み、将来はよりステップアップしていきたいと思っています。」

モデル事務所のオーディションを受ける際の志望動機

「私が御社のオーディションを受けたのは、憧れの○○さんが所属しているからです。

幼いころ、アパレルブランドで勤めていた両親に連れられて行ったショーで、きらきらと輝く○○さんが私に向かって手を振ってくれたことを忘れられません。

それからいつか私もランウェイを歩き、○○さんと同じように世界で活躍したいと思うようになりました。

もし所属することができたならレッスンに励み、一歩でも夢に近づけるように努力し、ファンだけでなく、クライアントやスタッフから信頼されるような魅力あるモデルになりたいです。」

ショーモデルのオーディションを受ける際の志望動機

「私はもともと長身にコンプレックスがありましたが、学生時代友人が作る衣装のモデルをしたところ、「生き生きして見える」「長身で衣装が映える」と言われ、それ以来長身を生かす仕事をしたいと考えてきました。

今回のファッションショーでは、長身のモデルを募集していると聞き、ぜひ私の身長を生かして衣装のアピールをしたいと考えました。

本格的なショーは初めてですが、これまでのレッスンの成果を存分に発揮できるよう頑張ります。」

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モデルのオーディションで聞かれること・注意点

モデルのオーディションで問われることや、注意すべきポイントについて説明します。

モデルのオーディションの内容

オーディションでは、書類審査や面接試験に加えて、簡単なウォーキングやポージングなどの実技試験が行われる場合があります。

どんな試験内容でも自分の魅力を存分に伝えられるよう、日頃から意識して過ごすことが大事です。

オーディションは年齢やキャリアに関係なく、企業側のイメージに合う人や個性が光っている人が選ばれます。

厳しい実力主義の側面がある一方で、チャンスを掴めれば、一気に大きな仕事を手に入れることができる可能性があります。

面接ではコミュニケーション能力も重視される

モデルは、コミュニケーション能力も必要な職業です。

実際、仕事・撮影の場ではたくさんの職業の人と関わることになります。

衣装のデザイナーやスタイリストメイクアップアーティストカメラマン、雑誌の編集者など、それぞれの立場の人に「こういう雰囲気に仕上げたい」というイメージがあり、そのイメージを正確に汲み取って表現につなげていくのがモデルの役割です。

ときにはモデルのほうから「もっとこうしたほうがよいのでは?」という提案をすることもありますし、自分自身が提案したアイデアによって、現場が活気づく場合もあります。

こうしたことから、モデルの面接では、コミュニケーション能力が高い人物かどうかがしっかりチェックされます。

質問に対して的確な答えができるか、自分の考えを簡潔に表現できるかなどが評価ポイントになります。

モデルの自己PRのポイント

モデルのオーディション時に重要になるのが「自己PR」です。

自己PRは、履歴書に記載を求められることもあれば、面接の際に口頭で伝えることもあります。

モデル志望者は非常に多いため、厳しい争いを勝ち抜いて合格するためには、自己PRの内容をしっかりと練っておくことが大切です。

モデルの自己PRの考え方

自己PRというと難しく考えてしまいがちですが、ここでポイントになるのは「自分がどのような人物であるのか」を伝えることです。

オーディションの担当者は志望者と初対面であることがほとんどで、その人の性格や個性を詳しく知りません。

そんな人に向かって、いったい何を伝えれば自分の魅力や強みがよく伝わるのかを考えていくことが重要です。

たとえば、これまで打ち込んできたことや強く興味を持っていること、人よりも得意だと自信のあることについて考え、それを自己PRの内容にするとよいでしょう。

自分では「こんな内容では自己PRにならない」と思っていても、それをきちんと自分の言葉でまとめ、情熱をもって伝えようとすれば、個性は相手に伝わるものです。

どのような活躍をしたいのかを伝える

自己PRを考える際には、自分の特徴をわかりやすく伝えると同時に、これからモデルになってどのように頑張っていきたいのかまで踏み込んでいくとよいでしょう。

モデルとしてどんな未来を目指しているのかを明確に語ることで、モデルの仕事に対する前向きさ、情熱が強く伝わりやすくなります。

「モデルの志望動機・オーディション」まとめ

モデルを目指すきっかけは人それぞれですが、もともとファッションやメイクに関心があったり、憧れのモデルのようになりたいという思いを持つ人が多いです。

オーディションに合格するためにも、本気でモデルになりたいという熱意が伝わる自分らしい志望動機を考えていきましょう。

また、オーディションの際にはポージングなどの実技だけではなく人柄も重視されるため、自己PRの準備もしっかりとしておくことが重要です。