雑誌モデルになるには? 仕事内容や給料は?

雑誌モデルの仕事内容

雑誌の紙面に登場しファッションの魅力をアピール

雑誌モデルは、ファッション雑誌に登場し、流行のスタイルやファッションアイテムを紹介する仕事です。

雑誌モデルには、専属モデルと読者モデルの2種類があります。

専属モデルは、その雑誌を専属で担うモデルで、契約している間はほかの雑誌には登場しません。

ファッション雑誌の読者、いわゆるターゲットにあった人が選ばれ、モデルだけでなく芸能人が選ばれる場合もあります。

読者モデルは、女子大生やOLなど、他の仕事を持ちながらモデルをしている人のことです。

読者の代表として紙面に登場し、専属モデルよりもよし読者に近い存在として、ファッションの魅力をアピールします。

親しみやすさや真似しやすさが人気となり、現在多くの雑誌に登場しています。

雑誌モデルになるには

雑誌が主催するオーディションに合格する

雑誌モデルになるには、オーディションに合格するのが一番の方法です。

専属モデルの場合は、多くの人がモデル事務所や芸能事務所に所属し、事務所を通してオーディションに参加します。

専属モデルは、雑誌の顔となるため、それぞれの雑誌のコンセプトにあった人が選ばれます。モデルとして活躍する人だけでなく、読者に人気のある芸能人が選ばれることもあります。

読者モデルは、雑誌のオーディションに合格するほか、近年ではインスタグラムなどのSNSで人気のある人をスカウトするという方法もとられています。

読者モデルの場合は、スタイルや顔立ちだけでなく、自分をアピールできるセルフプロデュース力や、コミュニケーション能力などの親しみやすさなどが求められます。

雑誌モデルのオーディション

書類審査を経て面接とカメラテストが一般的

雑誌モデルのオーディションは、はじめに書類審査があります。

年齢・身長・体重・スリーサイズや、応募動機・自己PRなどが書かれた書類を提出し、スタッフが審査をします。

書類に書かれた内容や、添付された写真によって、候補者を選びます。

書類審査に合格すると、次は面接が行われます。面接では応募動機を問われるほか、自己PRや特技の披露、実際の撮影に似せたカメラテストなどが行われるのが一般的です。

専属モデルの場合は非公開で行われることが多いですが、読者モデルの場合は、最終審査まで残ったモデルを紙面で紹介したり、SNSで紹介したりするなどして読者投票でモデルを選ぶことも増えています。

専属モデルとして選ばれるのは1~2人、読者モデルでも数人のことが多く、ごく狭き門と言えます。

雑誌モデルの給料・年収

人気と実力次第で大きく異なる

雑誌の専属モデル・読者モデルのどちらも、給料は人気と実力によって大きく異なります。

専属モデルの場合は、雑誌社と専属契約を結ぶので、安定した給料を得ることができます。

カリスマモデルとして活躍している人の場合は、契約の際に数百万円単位でお金が動き、1回の撮影で何十万円も稼ぐという人も少なくありません。

しかし、一般的なモデルの場合には一回の撮影料が数千円から数万円が相場のようです。

読者モデルの場合は、さらに安くなることがほとんどです。

雑誌モデルの雇用形態、働き方

専属モデルか読者モデルかによって異なる

雑誌モデルの働き方は、専属モデルか読者モデルかによって大きく異なります。

専属モデルの場合、オーディションに合格した時点でモデル事務所などに所属するのが一般的です。

専属モデルとしてデビューしたあとは、雑誌の仕事だけでなく、CMやファッションブランドの広告など、さまざまな場所で活躍することが多いです。

読者モデルの場合は、一般的にOLや学生など、本業がある場合がほとんどで、収入はモデル以外の部分から得ていることが一般的です。

読者モデルも人気が出ればモデル事務所に所属することもありますが、そうでない場合は休日に行うアルバイトのような感覚です。

雑誌モデルの求人・応募状況

モデルを目指す人は年々増えている

雑誌モデルを目指す人は年々増えています。

その理由として、SNSが広く浸透しモデルと一般人の垣根が低くなったことがあげられます。

モデルを身近に感じることができ「自分でもなれるのでは?」と思う人が増えています。

さらに、現在はさまざまな雑誌が発売され、低身長やぽっちゃり体型でもモデルとして活躍する人が増えています。

いままではスタイルなどの理由からモデルになるのをあきらめていた人でも、活躍できる場が広がっているのです。

しかし、雑誌モデルの求人は増えているわけではありません。

読者モデルの求人も1年に一度あるかないか、専属モデルの求人は数年に一度の場合もあります。

さらに、現在はインターネットの普及で雑誌の売れ行きが減っているのに伴い、ファッション雑誌が休刊したり廃刊になったりする場合もあります。

雑誌モデルを目指す人にとっては、いまだ狭き門となっています。

雑誌モデルの現状と将来性・今後の見通し

SNSなどで雑誌以外にも活躍の場が広がる

雑誌モデルは雑誌の顔で、多くの読者に顔が知られる仕事です。

SNSやブログなどで情報を発信すると、多くの人に情報が拡散し、ファッションアイテムやコスメが爆発的に売れるということも少なくありません。

こうした発信力を利用して、雑誌以外でも活躍の場が広がり、収入が増えることもあります。

さらに、モデルを経て、その経験を活かし芸能界やファッションデザイナーなどへ転身する人も少なくなくありません。

機会や経験を生かせば、雑誌以外にもさまざまな場所に活躍の機会が広がっているといえます。