公認会計士のやりがい・楽しさ・魅力
公認会計士のやりがい・楽しさ
数字を通して経済を見抜く
公認会計士の仕事は、顧客であるさまざまな企業の財務状況を正確に把握することから始まります。
そうした業務では、その企業が赤字なのか、黒字なのか、今年どんな経営をしてきたのかを、数字を通して見抜くことができます。
企業の舞台裏を決算発表前に自分の目で確かめて、日本の経済社会の現状をより深く知ることができることは、とても面白くてやりがいのあることです。
とくに「経済分野に興味がある」「経営戦略に興味がある」という人は、仕事を通して、かけがえのない経験ができていると感じやすいでしょう。
経済社会を支える存在に
公認会計士のやりがいのひとつに、「日本の経済社会を支えられる」ことが挙げられます。
公認会計士が監査を行うことによって、企業の粉飾決算、あるいは故意は無くとも誤りがあった場合に正すことができます。
万が一、間違ったままの決算書が公開されてしまえば世の中の投資家にウソの情報を与えることになってしまい、株価に影響を及ぼし、経済社会に大きな混乱を引き起こしかねません。
公認会計士は、日本経済の健全な発展を支えているという誇りをもてる仕事でもあります。
働いた分だけ報酬につながる
公認会計士の資格は、合格率10%程度の難関資格であり、会計に関して専門性の高い知識や技術が求められる職業です。
そのため、資格さえ取れば働き先に困ることはほとんどありませんし、公認会計士の収入は、一般的な会社員の収入と比べると高くて安定しています。
決算期のような多忙な時期には毎日が残業ということにもなり得るものの、プロフェッショナルとして頼られることも多く、公認会計士の仕事が好きであれば働きがいを感じやすい職業といえます。
20代で正社員への就職・転職
公認会計士の魅力
就職先に困らない
上記でも説明しましたが、公認会計士の資格は医師・弁護士に並ぶ難関資格のため、資格さえ取ってしまえば就職先に困ることはほとんどありません。
若手の公認会計士は、経験を積むために大手の監査法人に就職することが多いですが、活躍の場はそれだけにとどまりません。
たとえば、地域の企業を支える中小の監査法人を選んだり、一般企業の経理部・財務部で監査対応を行ったり、ベンチャー企業のCFOとして上場準備のために働いたりすることもできます。
また、実績を積んで、ある程度のクライアントと契約が結べるメドがたてば独立・開業も考えることができ、取りっぱぐれの少ない資格だといえます。
公認会計士として幅広い会計の知識を身につけることにより、働き方の自由度は高くなります。
男女平等に活躍できる環境
公認会計士の意外な魅力としては、女性が働きやすいということです。
公認会計士は資格を持っている人しかできない仕事であり、資格さえとれば、収入や仕事内容において男女差別されることはありえません。
また、専門性の高い仕事だけに、結婚や出産でブランクができたとしても、また職場復帰しやすい環境にあります。
こうしたことから、長く働ける仕事に就きたいと願う女性が公認会計士を目指すケースも多いようです。
さらに「家事・育児と仕事を両立させやすい環境がほしい!」と思った場合、独立して自宅兼事務所を開くこともできるため、女性にとっては人生の選択肢を増やしてくれる資格のひとつということができます。