広報の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介

広報の仕事とは

広報は、企業や商品、サービスなどの認知度を上げ、ブランドイメージを高めるための情報発信を行う仕事です。

英語では「Public Relations(PR)」といい、企業の公的な情報を発信し、外部の関係者との関係作りを行っていく役割を担います。

テレビ、雑誌、新聞などのメディア対応、報道関係者向けのプレスリリースの作成などは広報の仕事としてよく知られています。

その他にも、株主からの問い合わせへの対応やIR業務、WebサイトやSNSの運用や外部向けのパンフレットのチェックなど、さまざまな仕事を行っています。

万が一会社で不祥事や大きな事故などがあった場合には、記者会見の運営を行ったり、社外への窓口となって担当したりすることもあります。

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広報の業務の内容

PR

一般的に広報の仕事とされるPRは、テレビや雑誌などのメディアへの対応などが有名です。

PRではメディアに取り上げてもらえるように戦略を練り、報道機関向けに多くのプレスリリースを作成するなど、表舞台から見えないところで多くの仕事があります。

また、記者会見の運営や対応、イベントの企画やレポートなど、外部とのやりとりに関わる場の多くに参加します。

その他、広告や宣伝の企画を関係部署と一緒に行う場合も多いです。

IR

IR(Investor Relations)は株主や投資家に向けた広報活動です。

企業の財務状況や経営戦略、事業展開、役員の交代といった投資の判断基準になるであろう情報を、株主や投資家に対して正確に伝えていきます。

投資家から安心して投資できる企業として評価されることで株価も安定・向上し、企業価値が上昇します。

そのため、直接売上を立てるわけではありませんが企業の継続のために重要な業務です。

社内広報

社内広報は、社内の動きについて社員向けに行われる広報活動です。

規模の大きな会社ほど、社内で何が起こっているのか、他の社員や部署がどのような活動をしているのかわかりにくくなるため、社内報やメールマガジン、イントラネットなどの手段によって情報を共有します。

事業方針や社内イベントについての紹介が行われることも多く、大きなグループ企業ではしっかりしたメディアを作成して情報共有を行う場合もあります。

広報の社内での役割・ミッション

社内における広報は、広報活動のプロフェッショナルとして社内のさまざまな動きを外部に伝えるために活動します。

そのため、多くの部署とコミュニケーションを取り、全社の動きや方針を踏まえて情報発信の仕方を考えたり、関係部署にアドバイスを行ったりすることも多いです。

広報の仕事がうまく行った場合、大きな反響が期待できるため新商品の開発・販売の際には非常に頼りにされます。

社外向けの仕事としては、広報担当者は会社に関係するやりとりの窓口になることが多く、広報からの情報発信は正式な情報として受け取られます。

そのため、広報担当者は発言内容に注意し、企業のイメージや情報をしっかり守りつつ、正確かつ適切な情報を提供していくことが大切です。

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広報の業界による仕事の違い

大企業における広報の仕事

大企業における広報は専門部署になっていることが多く、企業が発信する情報の多くは広報から発信されます。

広報の企画を綿密に練り上げ、ターゲット層に響く広報企画を考えたり各メディアへの対応業務を行ったりします。

近年、SNSやWebサイトを通した企業と外部との交流が増えているなかで、インターネット上の発信内容も目を通してチェックし、マーケティング部署などと協力してよりよい情報発信を行っていきます。

企業で重要な発表がある場合や、社会的に問題となるような不祥事があった場合には、記者会見の企画・運営を行うことも広報の大事な仕事です。

中小企業における広報の仕事

中小企業における広報の仕事は、主には外部からの問い合わせへの対応ならびに広告業務です。

大企業と違って専門の部署が設けられていることは少なく、総務やIR、マーケティングなど他部署の中に広報担当として組み入れられていることが多いです。

広報は企業の大事な活動ですので、経営者とのやりとりも頻繁になりますし、経営者が広報担当者の直属の上司になっていることも少なくありません。

広報は外部向けの情報発信において社内の中心となり、広告会社やコンサルティング会社、印刷会社などとのやりとりを行います。

広報と関連した職種

広報と宣伝・広告の違い

広報と宣伝・広告は外部に対する情報発信という点では同じですが、その目的は大きく異なります。

広報では、関係者との関係作りが目的となりますが、宣伝・広告は売上が目的です。

そのため、同じように商品について外部に情報を発信する場合でも、広報の場合は商品が誕生した経緯や企業の考え方などを中心にした情報発信になり、宣伝・広告の場合は性能や価格、消費者へのメリットなどが発信されます。

広告宣伝の仕事

広報とプレスリリース

広報もプレスリリースもPRと略されることがあるため、混同されやすいですが、その内容には違いがあります。

プレスリリースは、プレス(報道機関)向けの情報のことを言い、メールやFAX、書類の形で送られます。

プレスリリースは、各メディアでの掲載や放送を目的とした、いわゆる「ネタの提供」であり、広報の仕事のひとつです。