研究者になるには

研究者になるまでの道のり

学生のうちに対策を

研究者の採用試験においては、たいてい大学卒業以上の学歴が必要とされるのが一般的です。

大学や国立の研究所などは特に、国内トップクラスの大学の学生や、大学院の修士や博士課程を得ている人、海外の大学に留学経験があるような優秀な人材を欲しています。

非常に狭き門となるので、学生のうちから試験対策は万全にしたほうがよいでしょう。

インターンシップを利用する

希望する就職先で職場体験ができる「インターンシップ」を利用する方法もあります。

希望する就職先が力を入れている研究分野が、自分の興味関心とマッチしているのかどうかや、研究チームの雰囲気や設備環境のレベルはどうかなどを知ることができます。

研究職は企業秘密を守るために基本的に非公開の場で研究を行っているため、情報を手に入れるためには積極的にこのような就職活動生向けのイベントに参加することが大切です。

試験の流れは他の職業と変わりませんが、学生時代の論文や研究室での研究実績などが重視され、学校推薦や研究室推薦という形で採用につながることもあります。

研究者になるまでのルート

研究者の資格・難易度

語学力

研究者に必要とされる資格やスキルは分野によって異なりますが、共通しているのは「高い語学力」です。

近年ではグローバルな規模の学術誌での発表をめざすため、理系にしても文系にしても、英語で論文を書くのが当たり前になっています。

また、海外の論文や資料を読めなければリサーチが深まらないということもあるので、学生時代にTOEICや英検などの試験にチャレンジして結果を残しておくと役に立つでしょう。

資格よりも論文の評価

研究者になるには、資格を多く取得したり、難関大学・大学院に進んだりしたほうが有利なのではないかと考える人も多いでしょう。

しかし、実際の評価はそれらよりも「どのような論文を書いたか」と、「論文がどのような学術誌に掲載されたか」が重要視されます。

民間企業に就職する場合は、資格を保有していたり難関の大学院を出ていたりすると有利になることもありますが、それよりも研究に打ち込み、質の高い論文を書く方が近道であるといえます。

研究者にはどんな資格や学歴が必要?

研究者になるための学校の種類

研究者になるためには、大学卒業後、そのまま大学院の研究室へと進むことが一般的で、修士課程を修了し、さらに「博士号」の取得を目指す必要があります。

国立の研究所や民間の研究職も、大学院卒の学歴を求められることも少なくありません。

大学院で学ぶうちに論文を書き、学会などで評価されることによって、その後の進路の選択肢は広がっていきます。

研究者に向いている人

研究者というのは、数ある職業の中でも非常に専門性が高く、頭脳明晰で探究心の強い人間が適任であることで知られています。

実験や調査においては論理的な思考能力が必要不可欠で、仮説を立てたり、その仮説を裏付けるために必要な要素を調べたり、当初の仮説とは違う結果が出たときに新しい仮説を立てたりします。

こうしたプロセスを繰り返すことで、研究はもちろん、論文やプレゼンテーションが成立していきます。

筋道を立てて物事を考えることが得意な人でなければ、研究者としての成功は難しいでしょう。

研究者に向いている人・適性

研究者のキャリアプラン・キャリアパス

研究者の大半は、「大学に所属しながら研究を行う人」と、「企業に勤めながら研究を行う人」の2種類に分けられます。

大学に所属する場合は「ポスドク」と呼ばれる任期付きの雇用形態を経て、助教授や講師、准教授を経て教授へとキャリアアップしていきます。

民間企業に勤める場合は「研究職」として採用され、さまざまな業界において活躍しています。

研究者は高卒から目指せる?

企業の規模や研究分野によっては、研究者に大卒の学歴を必須としないこともあります。

たとえば、技術開発を行う機械メーカーの場合は「高専」と呼ばれる高等専門学校でロボット制作などの技術を磨いた人材が即戦力になることもあります。

また、食品開発を行う食品メーカーの場合は、栄養士の専門学校で資格を取得した人材が活躍できることもあります。

企業によって活躍している人たちの学歴やバックボーンが大きく異なるので、よくリサーチしてみるとよいでしょう。

研究者は女性でもなれる?

研究者というと男性のイメージが強いかもしれませんが、現場では多くの女性研究者も活躍しています。

とくに化粧品や生活用品、食品など女性が多く利用するものは、女性の意見を取り入れながら研究を進めていくことも多いため、民間の研究所では女性研究者も多く登用しています。

女性の研究者のキャリアパス・結婚後の生活