研究者に向いている人とは? 性格や適性を紹介

研究者に向いている性格・適性

研究者に向いている人

探究心が強い人

研究者の仕事に絶対必要だとされているのは、強い探究心です。

探究心というのは物事の本質や意義についてより深く掘りさげて見極めようとする気持ちのことです。

研究者が、自身の研究テーマを決めたり、実験の方法を考えたりするうえで、この探求心が大きな原動力となります。

子どもの頃から身の回りのことに対して「どうしてこうなるんだろう」という疑問を持ったり「もっと調べてみたい」という意欲を持っていたりする人には向いているでしょう。

また、気になったことはすぐ調べてみる、わからないことはとことん勉強して理解したいという人も、自分の性格を生かすことができる天職となるでしょう。

根気強い人

21世紀になった今でも、世の中にはまだわかっていないことが山のようにあります。

人々を苦しめるアレルギー症状や認知症、がんなどの病気の治療法は確立されていませんし、地震や噴火の正確な予知をすることもできません。

歴史の中で解き明かされていない謎もたくさんありますし、言語や文化に関しては今も世界中でさかんに調査が行われています。

多くの研究者が長年取り組んできたにもかかわらず、いまだにわかっていないことがたくさんあるのは、問題がそれだけ難しいということです。

研究者がその人生を賭けて何十年も真摯に取り組んだとしても、思うような成果が出せない可能性は否定できません。

非常に険しい道のりではありますが、粘り強く、諦めずに、コツコツと向き合っていける人であれば、いつの日か真実にたどりつけることでしょう。

研究者になるには

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研究者に必要なスキル・能力

論理的な思考力

研究者の仕事にはインスピレーションも大切ですが、実験や調査を通してその内容を整理して考えるためには、論理的な思考能力は必要不可欠です。

仮説を立てたり、その仮説を裏付けるために必要な要素を洗い出したり、当初の仮説とは違う結果が出たときに新しい仮説を立てたりするなどといったプロセスが大切です。

しっかりとプロセスをたどることができて初めて、研究はもちろんのこと、論文やプレゼンテーションが成立するのです。

筋道を立てて物事を考えることが得意な人でなければ、研究者としての成功は難しいでしょう。

研究者に向いていないのはどんな人?

研究をしていくと、研究は簡単に答えが出ないということがわかってくるでしょう。

どれだけ調べたり考えたりしても答えが出ないことは珍しくありませんし、実験や調査をしても、思うような結果が出ないことも多くあります。

研究者は、こうした壁にぶつかってもあきらめない情熱が求められます。

さらに「別の実験方法を試してみよう」「違う論文も調べてみよう」と、物事をさまざまな方向から自分を見つめることも大切です。

研究を進めていく上では、挫折や失敗はつきものです。

たとえうまくいかなかったり、スランプに陥ったりしても上手に乗り越えていくことができなければ、結果を残すことはできないでしょう。