研究者の就職先・活躍の場

国立の研究所

国立の研究所とは

研究者の活躍の場としてまず挙げられるのは、国立の研究所です。

研究者に関心がある人なら、「理研」という名前を聞いたことがある人もいるでしょう。

正式な名称は「国立研究開発法人理化学研究所」で、日本で唯一の自然科学の総合研究所として社会貢献度の高い研究を行っています。

研究分野は物理学・工学・化学・計算科学・生物学・医科学と幅広く、日本でもトップクラスの研究者が集まる研究機関といっても過言ではありません。

国立の研究機関

国立研究開発法人として指定されている国立の研究機関には、以下のようなものがあります。

なかでも、物質・材料研究機構・理化学研究所・産業技術総合研究所は、特定国立研究開発法人とされています。

内閣府所管

日本医療研究開発機構

総務省所管

情報通信研究機構

文部科学省所管

・物質・材料研究機構
・防災科学技術研究所
・量子科学技術研究開発機構
・科学技術振興機構
・理化学研究所
・宇宙航空研究開発機構
・海洋研究開発機構
・日本原子力研究開発機構

厚生労働省所管

・医薬基盤・健康・栄養研究所
・国立がん研究センター
・国立循環器病研究センター
・国立精神・神経医療研究センター
・国立国際医療研究センター
・国立成育医療研究センター
・国立長寿医療研究センター

農林水産省所管

・農業・食品産業技術総合研究機構
・国際農林水産業研究センター
・森林研究・整備機構
・水産研究・教育機構

経済産業省所管

・産業技術総合研究所
・新エネルギー・産業技術総合開発機構

国土交通省所管

・土木研究所
・建築研究所
・海上・港湾・航空技術研究所

環境省所管

国立環境研究所

大学の研究室

研究所以外の研究機関としては、国立大学や私立大学など各大学の研究室があげられます。

研究者というと理系のイメージが強いかもしれませんが、文系の研究者も数多く活躍しており、文系の場合は文学・語学・史学・哲学・心理学などの分野にわかれます。

大学の研究者は「教授」や「准教授」という役職になり、学生への指導や学校の経営と並行して研究活動を続けるのが一般的です。

なかには、大学に籍を置きながら民間の研究所や国や自治体の調査機関に呼ばれて勤務したり、国の施策に有識者として参加したり、企業の相談役として働いたりすることも少なくありません。

民間企業

民間企業で技術開発などの研究を担当する人たちは、社員として企業に貢献するための研究を行います。

研究職や研究所をおく企業は、主に食品メーカーや化粧品メーカー、医療器具メーカーや製薬メーカー、自動車メーカーや化学メーカーなどです。

大手のメーカーの場合は、研究機関だけを独立させて子会社や関連会社にしている場合もあります。

いずれにしても就職試験の時点で「研究職」「技術職」「開発職」などの名称で職種別に採用されるのが一般的で、「研究者」としての名称での求人はほぼありません。

就職する企業によって専門分野が大きく異なるため、就職にあたっては自分の知識や興味関心を生かせるかどうかのマッチングが何よりも重要です。

研究者の仕事内容