仕事体験談

法令を理解する能力が第一

回答者 : ジンさん(男性/男性)

職業名 : 経理現在の状態 : 経験者経験年数 : 5年

仕事内容
正社員数が300名規模の株式上場企業の経理部に配属されていました。

勤務地は、本社のある東京都でした。

仕事内容は、四半期ごとの決算作業や、毎月の月次決算作業、そして決算短信や有価証券報告書といった開示書類の作成がメインとなっていました。

また、四半期ごとの決算作業のときには監査法人からのヒアリング調査にも対応したり、減損処理をするか否かの交渉を行うこともありました。

私が経理職を希望した理由は、管理部門のなかでは将来的に管理本部長などの要職に就ける確率が高い職種であるためです。
仕事のやりがい
企業経営者は管理部門を軽視する傾向がありますが、それでも経理部門のことは重視してくれます。

決算作業を取りまとめる部門ですし、日々の資金繰りを管理している部門であるためです。

ですから本決算のとりまとめ作業が完了し、決算短信を開示したあとは、社長が経理部の社員に対してねぎらいの意味をこめて、慰労会を開いてくれます。

このおかげで、経理の仕事にはやりがいを持てることができました。
覚悟しておいた方がいいこと
四半期ごとの決算作業のときは、定時では帰れません。

とくに本決算と第二四半期決算のとりまとめ作業のときは、複数の開示書類を作成しなければなりませんから忙しいです。

それに、営業部門もギリギリまで売上目標を達成する姿勢でいますので、売上に関する契約書や注文書が経理部に送られてくる時期が、毎回、決算とりまとめ作業のスケジュール期限ぎりぎりとなるのです。

ですから、決算作業のスケジュール終了間際の時期は、毎日終電まで働くこともあります。

このことは覚悟しておいたほうが良いと思いますし、これが経理職のつらい点です。

しかし経理職は管理部門のなかでは、もっとも待遇が良いと思われますし、将来性も良いと思われます。

資金繰りや決算処理、予算管理の業務をするのは経理ですから、経理の経験者が管理本部長へ昇格したり、60歳くらいになると監査役に就任するケースがほとんどです。
給料・待遇
社員数が300名規模の上場企業の40歳の経理課長で、年収が900万円でした。勤続年数は10年で、経理課長としては3年経験していました。

月収は、約50万円で手取り収入は約40万円となっていました。

他の待遇としては、会議費を使用する権限を与えられていました。

会議費とは、経理課の社員同士で会議の名目で、喫茶店で打ち合わせをしたり、食事に使えるお金です。

1ヶ月で2万円与えられていました。
この職業の恋愛・結婚事情
経理職は、決算作業の時期以外は定時の18時で帰宅できていました。

また、基本的に経理の仕事は、法令に従って仕事を行いますので、堅実な性格の人が多いです。

このため、遊びの恋愛をする人は少なく、まじめな交際をしたうえで結婚に至るケースが多いようです。

結婚相手も、まじめな正確な人を選ぶケースが多いようです。

女性の経理職の場合は、結婚後も働き続けるケースがほとんどです。

忙しい時期が決算作業の時期だけであるためだと思われます。
この職業を目指す人へのメッセージ
経理の仕事は、会社法や企業会計原則に基づいて作業が行われます。

このため法令を理解する能力が第一に必須条件です。また、決算時期には監査法人と、出資先やのれんについて収益性の見込みについて意見の相違が表面化することが、しばしばあります。

このときは、経理側としては監査法人を説得できるだけの根拠ある収益計画を準備し、説明できる能力を持たなければなりません。

このため経理職を目指す学生の皆様には、論理的な思考も持ち合わせていただく必要があると思います。