仕事体験談 ミスの許されない仕事 回答者 : らすてぃさん(男性/26歳) 職業名 : 経理現在の状態 : 現役経験年数 : 1年 仕事内容 千葉県内の営業所で経理担当として働いています。 従業員は事業所内で十数名です。 主に日々の売上管理や経費の処理、従業員の給与管理等を行っています。 元々は学校教育に関わる仕事をしていたのですが、知り合いの紹介で人手が足りていないということや業務に役立つ専門的な知識(会計関係)を身につけられるということで了承し、今に至ります。 仕事のやりがい 仕事のやりがいは何と言っても日々の数字管理です。 営業の方と違ってノルマに追われることはありませんが、事業所ひいては会社全体の財務を預かっているとなると、どんなに下っ端でもその責任は重大です。 配属されたばかりのころに上司から言われた「経理は1円でも数字が間違っていれば0点だ。金銭の動きは正解して当たり前だ。数字は嘘をつかない。だから悪いことはできないしミスは必ず表に出てくる。そこが面白い。」といったようなことを今でもよく覚えています。 どんな仕事にもニンゲンの手が加わる以上ミスは付き物です。 それでも経理にミスは許されません。 そこがプレッシャーに感じることもありますが、それ以上に責任とやりがいを感じる部分でもあります。 そういった意味では転職する前よりも仕事に対する意識は前向きになったのだろうなと自分でも感じています。 覚悟しておいた方がいいこと 先にも書きましたがミスの許されない仕事です。 会社のお金を預かるということは、そこで働く社員や会社そのものの人生を預かるということです。 大げさかもしれませんが、1円でも数字が狂えばすべてやり直し、下手をするとその1円の誤差が会社の存続にも関わってくるかもしれない。 それほどの責任感を持って臨む仕事だと思います。 ですので数字を見たり、細かい作業の繰り返しをしたりといったことが苦手な方には厳しい仕事かもしれません。 逆に日々の数字管理や業務の進行管理をスケジュール帳・パソコン等でしっかり管理していれば、そこまで苦になる仕事でもありません。 1年間のサイクルをしっかり覚えてしまえば比較的スムーズに仕事は進むでしょう。 家電メーカーはBtoBの仕事なので急な経理業務が発生することもまれですし、基本的に定時で帰れるので仕事に追われてへとへとに…ということも少ないです。 決算の時期だけはどうしても忙しくなりがちですが、日々の業務をしっかりこなしていればそれだけ楽に乗り切ることができます。 私の勤めている家電業界は、縮小傾向と言われているもののまだまだ国内向けの商品は強いです。 海外展開を進めているようなところよりは、国内向け事業を堅実に進めているところが強いといった印象です。 給料・待遇 給与は、新卒(22歳)の場合は基本給22万円~(手取りで約18万円)。 ボーナスは夏冬の年2回(合計3ヶ月分)あります。 年収換算でおよそ350万円ほどになります。 私のような中途採用組の場合は、そこをベースに経験・資格等を考慮して加算するといった形になります。 参考までに、勤続年数10年目の方で平均年収は500万円ほどです。 昇給ベースは比較的緩やかだと思いますが、年間休日数やサービス残業の禁止等は遵守されているので働きにくいということはないと思います。 決算時期や会計の処理期限間近など忙しい時期を避ければ有給も100%消化できるので、バリバリ働いてガッツリ稼ぎたいという方よりは、のんびり働いてそこそこ生活できるお金をしっかり稼ぎたいという方に向いているかもしれません。 この職業の恋愛・結婚事情 社内結婚をするという話はあまり聞きません。 私自身も入社前にお付き合いをしていた方と結婚しました。 本社に近い大きなオフィスで働くのであればそういった恋愛事情もあるかもしれませんが、地方などの比較的小さな事業所等で働く場合は昔から勤めているような既婚の方も多く、あまり出会いの機会はないかもしれません。 結婚後の生活は、若手の人だと共働きという方が多いです。 他業界に比べると平均年収が高いとは言いがたいので、夫婦揃って支え合いながら暮らしているような方が多い印象です。 この職業を目指す人へのメッセージ 経理の仕事とは、いわゆる事務系専門職です。 専門的な知識を必要とし、それを駆使して会社を支えるという意味では「職人」として働く心構えが必要となるでしょう。 試行錯誤や応用が苦手な人でも大丈夫です。 経理の仕事の魅力は、一度覚えた仕事が生涯役に立つということです。 コツコツと真面目に毎日の業務をこなしたいという方に一番向いている仕事ではないかと思います。 是非、頑張ってこの仕事を目指して欲しいと思います。 前の記事へ 次の記事へ
従業員は事業所内で十数名です。
主に日々の売上管理や経費の処理、従業員の給与管理等を行っています。
元々は学校教育に関わる仕事をしていたのですが、知り合いの紹介で人手が足りていないということや業務に役立つ専門的な知識(会計関係)を身につけられるということで了承し、今に至ります。
営業の方と違ってノルマに追われることはありませんが、事業所ひいては会社全体の財務を預かっているとなると、どんなに下っ端でもその責任は重大です。
配属されたばかりのころに上司から言われた「経理は1円でも数字が間違っていれば0点だ。金銭の動きは正解して当たり前だ。数字は嘘をつかない。だから悪いことはできないしミスは必ず表に出てくる。そこが面白い。」といったようなことを今でもよく覚えています。
どんな仕事にもニンゲンの手が加わる以上ミスは付き物です。
それでも経理にミスは許されません。
そこがプレッシャーに感じることもありますが、それ以上に責任とやりがいを感じる部分でもあります。
そういった意味では転職する前よりも仕事に対する意識は前向きになったのだろうなと自分でも感じています。
会社のお金を預かるということは、そこで働く社員や会社そのものの人生を預かるということです。
大げさかもしれませんが、1円でも数字が狂えばすべてやり直し、下手をするとその1円の誤差が会社の存続にも関わってくるかもしれない。
それほどの責任感を持って臨む仕事だと思います。
ですので数字を見たり、細かい作業の繰り返しをしたりといったことが苦手な方には厳しい仕事かもしれません。
逆に日々の数字管理や業務の進行管理をスケジュール帳・パソコン等でしっかり管理していれば、そこまで苦になる仕事でもありません。
1年間のサイクルをしっかり覚えてしまえば比較的スムーズに仕事は進むでしょう。
家電メーカーはBtoBの仕事なので急な経理業務が発生することもまれですし、基本的に定時で帰れるので仕事に追われてへとへとに…ということも少ないです。
決算の時期だけはどうしても忙しくなりがちですが、日々の業務をしっかりこなしていればそれだけ楽に乗り切ることができます。
私の勤めている家電業界は、縮小傾向と言われているもののまだまだ国内向けの商品は強いです。
海外展開を進めているようなところよりは、国内向け事業を堅実に進めているところが強いといった印象です。
ボーナスは夏冬の年2回(合計3ヶ月分)あります。
年収換算でおよそ350万円ほどになります。
私のような中途採用組の場合は、そこをベースに経験・資格等を考慮して加算するといった形になります。
参考までに、勤続年数10年目の方で平均年収は500万円ほどです。
昇給ベースは比較的緩やかだと思いますが、年間休日数やサービス残業の禁止等は遵守されているので働きにくいということはないと思います。
決算時期や会計の処理期限間近など忙しい時期を避ければ有給も100%消化できるので、バリバリ働いてガッツリ稼ぎたいという方よりは、のんびり働いてそこそこ生活できるお金をしっかり稼ぎたいという方に向いているかもしれません。
私自身も入社前にお付き合いをしていた方と結婚しました。
本社に近い大きなオフィスで働くのであればそういった恋愛事情もあるかもしれませんが、地方などの比較的小さな事業所等で働く場合は昔から勤めているような既婚の方も多く、あまり出会いの機会はないかもしれません。
結婚後の生活は、若手の人だと共働きという方が多いです。
他業界に比べると平均年収が高いとは言いがたいので、夫婦揃って支え合いながら暮らしているような方が多い印象です。
専門的な知識を必要とし、それを駆使して会社を支えるという意味では「職人」として働く心構えが必要となるでしょう。
試行錯誤や応用が苦手な人でも大丈夫です。
経理の仕事の魅力は、一度覚えた仕事が生涯役に立つということです。
コツコツと真面目に毎日の業務をこなしたいという方に一番向いている仕事ではないかと思います。
是非、頑張ってこの仕事を目指して欲しいと思います。