介護福祉士になるための学校と学費(専門学校・大学)

介護福祉士になるための学校の種類

介護福祉士の国家資格を得るための代表的なルートのひとつが介護福祉士の「養成施設」で学ぶ方法です。

養成施設は、専門学校・短期大学・大学などの教育機関です。

それぞれの教育機関では、厚生労働省の基準に沿って介護福祉士の養成カリキュラムが編成されており、養成課程を卒業することで、介護福祉士の資格取得が可能です。(※ただし、2022年度の卒業生からは養成施設を卒業した場合でも、国家試験を受けることが義務化される見通しです。)

介護福祉士になるには? 資格を取るには?

介護福祉士になるための大学

介護福祉士を養成する4年制の大学は全国にあります。

福祉や介護福祉学生活科学社会学などの学部の中に介護福祉士養成の学科が設置されていることが多く、介護福祉士の養成と同時に、幅広い科目を学ぶことができます。

大学は専門学校や短大に比べると期間が長いため、教養教育が充実しており、じっくりと視野を広げやすい環境だといえます。

介護福祉士養成施設として指定されている大学では、同時に「社会福祉士」の養成課程が組まれていることが多いため、進路を選ぶ際の選択肢も増えるでしょう。

実際、卒業後には福祉業界ではなく、一般企業に就職する学生の割合が高いことも大学の特徴です。

ただし在籍年数が長くなる分、短期大学や専門学校と比較すると入学金や授業料は高額になりがちで、4年間の学費は約400万円といわれています。

介護福祉士になるための専門学校

介護福祉士専門学校の特徴

介護福祉士の専門学校は、2年制または3年制の養成課程となっており、学校によって昼間課程だけでなく夜間課程を置くところもあります。

専門学校は全国に数多くあり、大学・短期大学と比べると幅広い年齢層の学生が学んでいるようです。

専門学校で学ぶこと

専門学校では、大学や短期大学に比べると、実践的で仕事に直結するカリキュラムが組まれています。

就職を意識した教育編成がされていることが専門学校の特徴であり、介護福祉士取得以外にも、「ガイドヘルパー」や「レクリエーションインストラクター」など、複数の資格が取得できる学校も多いようです。

夜間の介護福祉士専門学校

夜間に開講する専門学校は、働きながら学ぶことができるのが特徴です。

学生の年齢層は幅広く、さまざまな人が集まって介護福祉士になるため学んでいます。

夜間に行われるだけで、需要内容は昼間課程と変わりないため、昼間の仕事や学校などを継続しながら学びたい人にも通いやすいでしょう。

ただし、どうしても全日制と比べると授業時間が短くなってしまうため、昼間の課程では2年制が中心のところ、夜間の学校では3年制と学習期間を長くして対応しているところが多いようです。

働きながら学ぶ

夜間の介護福祉士専門学校では、福祉施設と提携して介護福祉士の養成に取り組んでいるところもあります。

昼間は福祉施設で働き、施設で福祉の現場で実務経験を積みながら、同時に収入を得ることができます。

この場合、職場である福祉施設は職員が学校で学ぶことに協力的なので、仕事のシフトでも相談しながら学びやすい環境であるようです。

ただし介護福祉士の資格を取得するためには、介護実習は必須で、450時間の現場実習が義務付けられています。

日中介護以外の仕事をしている場合には、連続して介護実習が行えるように休みをとる必要があるため、あらかじめしっかりと確認しておくことが必要です。

介護福祉士の学校選びのポイントは?

介護福祉士の各養成施設で勉強する科目や実習時間などは変わりありませんが、養成期間や卒業要件、教員体制、学校の施設、与えられる学位などに違いがあります。

介護福祉士の養成学校は全国に数多くあるため、ウェブサイトを見たり、オープンキャンパスやオープンスクールに参加したりして、さまざまな情報を集めるとよいでしょう。

学校の中には出張模擬授業や公開講座などを実施しているところも多いため、積極的に参加し利用すれば教員や学生から話を聞くチャンスもあります。

校風やカリキュラム、学費、就職率には大きな違いがあるため、よく比較して選ぶようにしましょう。