レクリエーションインストラクターの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説
「レクリエーションインストラクター」とは
福祉・教育・地域などの場でレクリエーションを企画・進行し、参加者同士の交流を目指す。
レクリエーション活動を通じた参加者同士の活発な交流と健康面の向上とを目的として、それぞれの現場に応じたプログラムを構成し、進行の総指揮を行います。
都道府県・市区町村レクリエーション協会が開催する養成講習会を受講し、レクリエーションインストラクターの資格を取得することで目指せる職業です。
月収は能力に応じて14~20万円、年収215~320万円ほど。パートタイマーの時給は850~950円ほどが一般的です。
専任で働くのは狭き門ですがあらゆる現場で需要が高く、資格を持っていることで就職活動がしやすくなるといえます。
どの自治体もレクリエーション企画には力を入れており、それに伴って専門のNPO団体の活動も活発化している傾向が見られます。
「レクリエーションインストラクター」の仕事紹介
レクリエーションインストラクターの仕事内容
あらゆる現場でそれぞれの目的に応じたゲームや歌、集団遊び、スポーツなどの活動を通して参加者同士の活発な交流を促します。また、参加者の心身をリフレッシュさせることで健康面でのサポートも行います。実際の現場で総指揮をとる他、デスクワークでそれぞれの現場に応じたレクリエーションを構成しています。原案完成後は他のスタッフとミーティングを行い、何度も検討を重ね、改良を加え、当日を迎えます。後日、プログラムの振り返りを行い、今後のプログラムに生かします。その他、課外活動の下見や道具の手入れなども大切な業務です。
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レクリエーションインストラクターになるには
都道府県・市区町村レクリエーション協会が開催する養成講習会を受講し、レクリエーションインストラクターの資格を取得しましょう。専任での募集がごく少数であることを鑑み、教員や介護士といった専門資格との抱き合わせで取得することを視野に入れることをおすすめします。資格取得後、レクリエーション協会に公認指導者として認定され、登録を行うと、各種イベントなどでインストラクターとして活動する機会が広がるので申請は忘れずに行いましょう。他の職業を持ちながら、需要のある時に専門資格を生かすというスタイルをとっている人が多いのもこの職業の大きな特徴です。
レクリエーションインストラクターの給料・年収
青少年対象のレクリエーションを企画・運営する会社の場合、月収は能力に応じて14~20万円ほど。賞与は年2回4ヶ月分で、年収220~320万円ほどになります。ある病院の専任インストラクターの場合は月収13~16万円に加えて賞与が年2回4.5ヶ月分支給され、年収で215~230万円ほど。ただし、理学療法士や保育士といった現場に即した資格を持っている場合、月収で18万円前後にまで伸ばすことが可能です。パートタイマーの時給は850~950円ほどが一般的です。
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レクリエーションインストラクターの現状と将来性・今後の見通し
専任で働くのは狭き門ですがあらゆる現場で需要が高い職種です。レクリエーションが重要な活動である現場は多岐にわたっています。多くの求人に「レクリエーションインストラクター資格保有者歓迎」と明記されており、特別手当が発生することも珍しくありません。資格自体が採用面接の際に大きなアピールポイントになってくるでしょう。また妊婦や乳幼児保護者、高齢者を対象としたレクリエーション企画はどの自治体でも力を入れているものであり、専門のNPO団体の活動も活発化しています。業界としてはまだ発展途上であり、今後の成長が見込まれる職種であるといえるでしょう。