先輩保育士からの言葉(体験談)
最初はなにかと悩むことも
保育士になって最初は、子どもたちと遊んだり、その遊びを考えたりすることが楽しくもあり、難しくもあることでしょう。
ただ「これをやりましょう」と子どもたちに遊びを提供するのではなく、その遊びに行き着くまでにどうやって話を持っていくかの導入もなかなか大変なものです。
また、子どもたちとのトラブルの解決に戸惑ったり、泣いて離れない子への対応、保護者への話し方など、ただ遊ぶだけでは成り立たない大変さもあると思います。
そんな時は、先輩保育士の様子を見て真似てみたり、相談することで解決されることも多くあります。
ちょっとの相談で心が軽くなる
保育士2年目の後輩に「〇〇ちゃんが(1歳半)抱っこからなかなか離れないんです。自分が動くと泣いちゃうし、抱っこしてればいいんですけど、かといってずっと抱っこしてたら遊べなくなっちゃうし。こんなことは初めてで、どうしたらいいでしょう」という相談をされたことがあります。
「落ち着くまで抱っこしてたらいいんだよ。落ち着いたら一緒に遊んでたら少しずつ離れるから」というアドバイスを軽くしました。
それだけで、抱っこをしていてもいいと認識した後輩の気持ちは軽くなったようです。
多分、ずっとこのままだったらどうしようという不安があったのでしょう。その子もそれから少しして、後追いをしなくなり、落ち着きました。
年数を積んでいる保育士からしたらそんなに気にすることではないことでしたが、自分も保育士になりたてはどうしたらいいのかわからずにいたなということを思い出しました。
困ったときは相談しよう
私は先輩に「私もそうだったんだけど」と言われたことで、「今はこんなにいろいろできるこの先輩でも?」と、安心できたことが多くありました。
ですので、後輩にアドバイスするときもなるべくそう言うことにしています。
ほんの少しのことでも、先輩に相談してアドバイスをもらうと気持ちが楽になるのだと思います。
忙しく動いている先輩になかなか聞きにくかったり、「今さら?」と思うこともあるかもしれませんが、わからない、困ったときは先輩保育士に相談してみることも大切な保育の一環になると思います。