保育日誌の書き方
保育日誌とは?
保育士として働き始めると、日々「保育日誌」というものに触れていくことになるでしょう。
保育日誌とは、具体的にどのような保育をしていくかという計画や、預かる子どもの保育園での様子などを書き留める記録簿のようなものです。
保育の目標を明確にし、目標達成のためにどのような活動をすべきかを正しく考えていくうえで、保育日誌は欠かせないものとなっています。
また、保育士自身の成長のためにも、保育日誌は大きな意味を持つ記録簿だといえます。
保育士は、基本的に毎日この保育日誌を書かなくてはなりません。
保育士として働き続けるにあたって、もはや保育日記を書くことは避けては通れない重要なものだといえます。
保育日誌には何を書く?
保育士は保育の前日、次の日の子どもたちの保育内容を考えながら保育日誌を書いていきます。
たとえば「遊びの内容はどうするか」「保育環境の設定」「自分が子どもとどのようにかかわるか」などについて、具体的に記していく必要があります。
そして、次の日の保育が終わってから、その日の保育内容の見直しや、子どもの様子、どんな遊びが良かったかなど、書いていた保育日誌を読み直しながらふりかえりと反省をします。
万が一、子どもがケガや体調不良になってしまった場合も、すべて保育日誌に書きます。
そういった子どもの変化や様子について、きちんと保護者に連絡をしたかどうかなどまで書いておくと、後々トラブルになることの心配も少なくなります。
保育園の方針によって保育日誌の具体的な書き方は違ってきますが、だいたい1日の保育日誌を書くのに20分から30分くらいはかかるでしょう。
もっと細かく指定されている場合には、その倍はかかるかもしれません。
保育日誌の書き方は?
保育日誌が重要なものだとはわかっていても、はじめのうちはどんなことを書いて、どうすればよいかわからないかもしれません。
そんなときは先輩の保育士に聞いたり、保育の参考書を見てみるとよいでしょう。
参考書には保育日誌の書き方や、援助の仕方などがとても詳しく書かれています。
すべてを丸写しでは自分のためにはなりませんが、参考にしてみると書き方のコツがつかめてくるはずです。
また、保育士養成学校でも、保育日誌の書き方の授業があるところもあります。
講師の先生にわからないところがあればどんどん質問して、仕事をスタートする前に知識を身に付けておくと安心です。
ちなみに、保育士養成学校の保育実習のときにも保育日誌を書いて、実習先の保育園に提出しないといけません。
実習中は慣れていない分、とても苦労するものですが、慣れるとスラスラと書けるようになるのでそれまでの辛抱です。
コツを掴めるように何度も書くことが、慣れる一番の近道です。