言語聴覚士の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
仕事の流れが見えやすい職業で、失語症や摂食・嚥下障害、構音障害などのリハビリを行いながら、あらかじめ定まったスケジュールをきちんとこなしていくことが大切です。
この記事では、言語聴覚士の1日・生活スタイルについて解説します。
言語聴覚士の業務スケジュール
言語聴覚士の1日は、ほかの医療職のように急患や繁忙期などがないため、あらかじめ定まったスケジュールをきちんとこなしていくことが大切です。
これは医療機関だけでなく、福祉施設等で働く場合も同様で、あらかじめ決められたスケジュールに沿って訓練をしていくという毎日を繰り返します。
1日の動きが決まっていることが多く、仕事の流れが見えやすい職業といえるかもしれません。
医療機関で働く言語聴覚士の1日
新たな訓練法を取り入れたり、一つの症例に対して討論方式で訓練方針を話し合ったりすること(ケースカンファレンス)もあります。
福祉施設で働く言語聴覚士の1日
言語聴覚士の勤務時間
言語聴覚士はリハビリテーションに関わる職業柄、急患の対応はほとんどありません。
そのため定期的に休みを取りやすく、あらかじめ組まれたスケジュール通りに仕事をこなすため仕事の量も1日でこなせる量であることが多いです。
大きな病院などになってくると残業が発生することもありますが、それでも休みを確実に取れるというのは大きく、長期的に仕事をしていくには重要な要素になっていきます。
職場にもよりますが、勤務時間はおよそ8:00から18:00くらいの間で設定されており、1日の実働は7.5時間から8時間程度が一般的です。
言語聴覚士の休日
休日は定期的にとれる
言語聴覚士の休日は、職場によって異なります。
土日が休みになっている職場もあれば、平日が休みになり、その代わり土日に出勤もあります。
また、医療機関では日曜のみ定休で、平日1日休みというパターンも多くあります。
どのケースでも、休日の日数はほとんど変わりませんが、職場によっては「週休1日」というところもあるため、休日数が気になる人は事前にチェックしておくとよいでしょう。
公務員の場合はより安定している
言語聴覚士として国や都道府県・地方自治体が運営する病院や保険センターなどで働く場合、公務員と同様の扱いを受けられます。
このような職場で働く場合は、勤務時間や休日がしっかりと定められていて、土日祝日休み・残業なしなど環境が整っていたり、育休や産休などの制度も充実したりしいることが多いです。
言語聴覚士の残業時間
言語聴覚士は、あらかじめ決められた人数に対し決められた訓練を行うため、ほかの医療職のように急患や突発的な事態に対応することはほとんどありません。
極端に長い労働時間になることはめったになく、残業があったとしても夜遅くまで仕事をするケースはそれほどありません。
慣れないうちであると仕事をこなすのに苦労を感じるかもしれませんが、それはどの職業でも同じだといえます。
自分が成長することで、より効率的に仕事を終わらせられるようになるでしょう。
言語聴覚士に夜勤はある?
言語聴覚士は、基本的に夜勤はありません。
夜勤も基本的にない仕事であるため、同じ医療職である医師や看護師などに比べると規則正しい生活リズムにしやすい仕事だといえるでしょう。
また、女性でも家事や育児をしながらでも働きやすいという特徴があります
言語聴覚士は忙しい? 激務?
言語聴覚士は病院や福祉施設などさまざまな場所で活躍していますが、どの場所においても、激務になることはさほど多くないようです。
ただし、勤務先によって職場全体の仕事の量や忙しさは変わるため、たとえ激務でなくても職場を選ぶ際は職場の雰囲気をしっかりと見ておいた方がよいでしょう。
言語聴覚士の休日の過ごし方
言語聴覚士は、ほかの医療職と比べるとしっかりと休みが取れるため、仕事とプライベートをしっかり切り替えている人が多いようです。
ただし言語聴覚士として成長するために、休日でも勉強や研修を受けたりするという人もいます。
「言語聴覚士の1日・生活スタイル」のまとめ
言語聴覚士の1日は、ほかの医療職のように急患や繁忙期などはありません。
医療機関で働く言語聴覚士は、8:00には出社をし、ミーティング・言語訓練、昼食時には、患者さんの付き添い、午後には回診同行・嚥下検査・勉強会など、あらかじめ定まったスケジュールをこなしています。