動物看護師の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
たとえば、一般的な動物病院やペットショップの場合であれば朝出勤し夕方退勤ですが、都市部になると開院時間が長いため、場合によっては二交代制で働くところもあります。
この記事では、動物看護師の1日・生活スタイルについて解説します。
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動物看護師の業務スケジュール
動物看護師のスケジュールは、働く場所によって異なります。
- 一般的な動物病院やペットショップの場合=朝出勤し夕方退勤
- 大学付属の動物病院や24時間対応の動物病院の場合=シフト制
- 都心部などの動物病院やペットショップに勤務する場合=二交代制
一般的な動物病院やペットショップの場合は、サラリーマンと同じように朝出勤し夕方退勤するという流れです。
大学付属の動物病院や24時間対応の動物病院の場合は、シフト制での勤務となり夜勤があることもあります。
都心部などの動物病院やペットショップに勤務する場合、開院時間が長いため動物看護士も拘束時間が長くなることもあり、場合によっては二交代制で働くところもあります。
動物看護師の休日
動物病院は土日に診療を行うことが多いため、そこで働く動物看護師の休日は平日になる場合が多いようです。
全体としては、月に8日から9日程度の休日をとる人が多く、一般的なサラリーマンの休日とさほど変わらないといえるでしょう。
ただし、勤め先の動物病院が診察だけでなく入院にも対応している場合、動物看護師の勤務時間も変わってきます。
宿直が入る場合、24時間のシフト制で交代勤務していくことになりますから、休む曜日も変動します。
有給休暇が何日あるかどうかも病院によって異なるため、就職先を考える際によく確認しておきましょう。
動物看護師の残業時間
動物病院で働く上で知っておきたいのは、自分の都合だけで仕事を終えることはできないということです。
人間と同様、動物の容態が急に悪化したり、緊急を要するケガや病気を抱えたりした動物がやってくることもあります。
そうした事態に対応するために、結果的に残業で労働時間が長くなることは日常茶飯事です。
また、動物看護師は診察補助の仕事以外にも、
- カルテの整理
- 薬の発注
- 患者の問い合わせ対応
など、さまざまな業務をこなさなければならないため、診察時間終了後の落ち着いた時間にそうした事務仕事をするため残業するという人も多いようです。
動物看護師に夜勤はある?
大学病院など入院設備をもっている病院で、動物看護師が宿直を担当する場合には、24時間を交代で回すシフト制の勤務になります。
シフトは3交代制となっていることが多く、もちろん夜勤もあります。
人間と同様、動物も急に体調を崩したり容体が変化したりすることもあるため、気を抜くことはできません。
動物看護師は忙しい? 激務?
動物看護師は、どうがんばっても、助からない動物を目にしなければならないこともあります。
動物の死に直面するといった「精神的なプレッシャー」が重くのしかかり、肉体的な疲れ以上の疲労感を覚えるようになってしまう人がいるようです。
責任感のある人であればなおさら、重圧を感じることもあるかもしれません。
動物看護士の待遇面
動物看護師は勤務時間が長くなりがちで、待遇面でも恵まれていない職場が多いという課題が挙げられます。
動物を相手にするため、自分や人間だけの都合で仕事を終わらすことはできません。
もし緊急対処の必要な動物がきたら、休み時間を削って働き、残業することも多々あります。
動物看護師は国家資格ではないため、その社会的地位が確立されていません。
- 給料が安い
- 社会保険や福利厚生が整っていない
動物看護師を国家資格化する動きは活発になっていますが、残念ながら現状は厳しいといえるかもしれません。
動物看護師の休日の過ごし方
動物看護師はもともと動物好きなため、休日でも動物と触れ合ったりペットと過ごしたりするようです。
また動物看護師の多くは平日に休みを取るため、家族や友人と予定を合わせることが難しいと感じている人が多く、一人で過ごすことが多いようです。
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動物看護師の1日のまとめ
動物看護師は働く場所によってスケジュールが異なります。
個人の動物病院は朝~夕方出勤、大学付属の動物病院や24時間対応の動物病院はシフト制などさまざまです。
個人の動物病院では、受付業務からスタートしカルテの準備・薬の説明・診察の補助と多岐に渡ります。
大学の動物病院になると、24時間対応から働く人も多いため、まずは引継ぎを受け、仕事をスタートします。
その後は検査の補助・手術の助手もつとめるなど業務をこなし、勤務終了の際には、次のシフトの人に引継ぎを行います。