知財の1日のスケジュール・勤務時間や残業についても解説
デスクワークも人とのやりとりも多い
知財の1日の過ごし方は、勤務先や担当業務によって変わってくるといえるでしょう。
ただし、その特徴としては、書類作成などのデスクワークも、研究開発部門の社員などとコミュニケーションをとることも、どちらも多い仕事だということです。
また、知財業務の内容は、技術や法律に関する専門的なものもたくさんあるため、日頃から勉強をして新しい知識を身につけたり、情報を調べたりすること不可欠です。
ここでは、日々忙しく働く知財担当者のある1日を追ってみましょう。
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大手企業で働く知財のある1日
勤務時間
知財の勤務時間は、各企業の就業規則に沿ったものとなります。
一般的には9:00~18:00くらいの間で、1日7.5時間~8時間程度の実働となるでしょう。
会社によっては、朝がやや遅めにスタートすることもありますが、基本的に毎日決められた時間で働く「日勤」の仕事となり、シフト制勤務や、夜勤になることはほとんどないでしょう。
また、技術者であれば研究所や工場などに勤務することもありますが、知財はオフィスワークが中心となり、本社に出勤して働くスタイルが一般的です。
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休日
知財の休日は、一般的には土・日曜日が休みの「完全週休2日制」となっています。
祝日も基本的に休みとなるでしょう。
そのほか、祝日や夏季休暇、年末年始休暇などもあります。
育児休業、介護休業、リフレッシュ休暇などの各種休暇制度については、企業によって内容が異なります。
知財の業務は、ある程度、事前に計画立てて進められるものが多く、突発的なトラブルや緊急対応の案件がない限り、休日出勤を求められるようなことはあまり多くないようです。
残業の状況は?
知財の残業時間については、多いところでは月の残業時間は50時間以上、少なければ20時間以下というところもあるようです。
デスクワーク中心の仕事ではあるものの、開発者や弁理士など他者との連携が必要になる場面も多く、相手の状況に合わせて残業をしなくてはならないこともあります。
なお、知財部門は会社によって規模が大小さまざまであり、配属されている社員の人数も異なります。
職場によって、業務内容ごとに役割が細かく分業されていることもあれば、一人がひとつの案件を最初から最後まで担当するようなこともあります。
後者の場合、つねに全体を見ることができる分、個人の責任範囲や業務範囲が広くなり、残業が増えやすいことがあるようです。
勤務先によって忙しさはだいぶ変わってくるといえるでしょう。