美容師のスタイリスト・アシスタント・店長の仕事の違い

技術力やランクによって仕事内容は異なる

美容師」とひと括りにしても、個々のキャリアや職位によってメインとする仕事内容も変わってきます。

見習/アシスタント

新人美容師、仕事歴が浅い美容師は、営業内での店舗の掃除・スタイリストへのヘルプ・洗濯・買い出しなどの雑務をメインとして働きます。

0からのスタートで、アシスタントからスタイリストになるには平均で3年ほどかかると言われています。

美容室ごとに違いはありますが、スタイリストデビューできるようになるには早くて2年、おおよそ3年ほどかかることがほとんどです。

1年目は接客をはじめ、シャンプーやブロー・トリートメントなどの簡単な施術がメインとなり、慣れてくるとカラー剤の塗布やパーマ・縮毛矯正の手伝いを始めます。

2年目になると、ブローやヘアセットを一人で任されるようになり、カラーやパーマを担当し始めます。

2年目から3年目にかけて、いよいよカットを担当し始めます。

美容室ごとに設けている技術テストに合格したり、カットモデルを何十人も担当したりして、ようやくスタイリストとして認められるようになります。

スタイリスト

一般的に「美容師」と呼ばれる人のことです。

お客さまの施術を一通り担当できるようになると「スタイリスト」と呼ばれ一人前として扱われます。

美容室で扱うほぼすべてのメニューの施術ができるようになり、材料管理などのお店の核となる重要な仕事を任されます。

また、技術を継承するために見習い・アシスタントの教育も大切な仕事になります。

経験の浅いスタイリストは「ジュニアスタイリスト」、経験を積んだスタイリストは「トップスタイリスト」「ディレクター」などと呼ばれることもありますが、これは店舗によって決められた独自の名称で、明確な基準はありません。

店長/エリアマネージャー

キャリアを積み、周囲から評価されるようになると、お客さまへの施術だけではなく店舗の売上げ管理や新規事業の企画や提案・スタッフ管理・メニュー考案・イベント制作など、店舗経営に携わる仕事を行うようになります。

複数店舗を見るようになると「エリアマネージャー」となり、店舗には常駐せず複数店舗を見て回ったり、本社や事務所で仕事をしていたりすることもあります。

役員/オーナー

役員やオーナーになると、施術をすることはほとんどなくなり、人事決定、資金調達、その他の会社や金融機関などと接する機会が増え、会社の存続に関わるような仕事をメインで行います。

必ずしも美容師資格は必要なく、美容師以外の人がなる場合もあります。

美容に関する知識よりも、経営に関する知識が求められます。

レセプショニスト

レセプションとは「受付」のことです。

受付は見習いやアシスタントの仕事でしたが、近年はレセプショニストと呼ばれる受付担当者を置く美容室が増えています。

美容室によってはフロントや受付と呼ばれることもあります。

施術以外の電話対応・受付やお見送りなどの接客・予約受付や管理などを担当します。

美容師資格を持ちながら働く人もいますが、必ずしも美容師資格は必要ではなく、どちらかというと技術や知識よりも接客スキルが求められる仕事です。