美容師の勤務先と仕事内容の違い

美容室の大型店と小型店の違い

大型店の特徴

上場企業など大きな会社が多店舗展開をしている美容室では、福利厚生の充実が一番の特徴です。

厚生年金や美容国民健康保険組合など社会保障が充実しているほか、ボーナスがしっかりと支給されたり、就労規約や有給の制度が整っていたりと、安心して働けるしくみを整えている店舗が多いです。

そのほか、メーカーやディーラーと共同制作で商材を開発したり、自社主催のセミナーを開催したりすることもあります。

イベントを運営する側に回るなど、さまざまなチャンスに恵まれやすいのが魅力といえるでしょう。

また、独立時希望者に対して支援制度を設けている店舗もあります。

大型店で働いていれば、独立してからもネームバリューが付くため、仕事が円滑になることも多いでしょう。

異動があることもありますが、さまざまな人と出会い人脈を豊富に作ることができるのも特徴の一つです。

美容師の仕事内容

個人店の特徴

個人店はチェーン展開している大手とは違い、フォーマットがないため、内装等にこだわりのあるお店が多く見受けられます。

また比較的オーナーとの距離も近いため、店舗運営に関わることを美容師が直接プレゼンすることが可能で、やりがいを感じることができます。

個人店は少人数で回しているところがほとんどのため、新規出店の機会に恵まれた場合、店舗を管理する役職に就けるチャンスが得やすかったり、先輩スタイリストの数が多過ぎてアシスタントを期間が長くなったりするという境遇にもなりにくいことが特徴です。

しかし、独立した後や、仕事中においても大型店のようなネームバリューが使えないため、本当の自分の魅力や行動力が試されることになります。

自分に合った働き場所を探す

大型店と個人店のどちらがよいとは一概にいうことはできません。

どこで働くとしても、お客さまに対する接し方や技術は身につけることができるため、学ぶべきことをしっかり学び、自分が将来どのような美容師になりたいかを十分に考え、必要な方向へ進めば問題ありません。

特殊系専門店の美容師になるには

特殊系専門店とは

美容室には、「特殊系専門店」といわれるサロンがあります。

通常のサロンとは異なり、特殊パーマ(ドレッド・コーンロウ・ツイスト・タイトロープ)やエクステンションをメインで行っています。

そこでは通常のカラーやパーマを行わないことも多く、名称の通り特殊な施術を専門に提供しています。

また特殊パーマをメインで行っているサロンは高単価という特徴があります。

一人ひとりのお客さまの施術時間が長くなりやすいことや、一般的なサロンのように、毎日多くのお客さまが来るわけではないため、一人当たりの単価が高く設定されています。

特殊系専門店で働くには

ブラックミュージックやB系ファッションなどが好きで、特殊系専門店に興味を持つ人もいるようです。

特殊系パーマは、専門学校や通常のサロンでは基本的に習うことがないため、そうした技術を体得したい場合は、専門の講習に出席したり、直接特殊系専門店で学んだりする必要があります。

特殊パーマやエクステンションができるというのは、美容師として生きていく上で大きな武器になりますが、その他の通常のサロンワークがおろそかになってしまうのは危険です。

特殊パーマやエクステンションを習いたい場合には、通常のサロンワークも十分に行っている美容室か、ある程度美容師として成熟してから転職するというのが一般的です。

顧客の獲得が難しい

特殊系専門店は、若い世代に人気のある美容室です。

そのため、生涯顧客を付けるのが大変困難です。

実際、お客さまの就職や進学などをきっかけに失客することが多いようです。

流行や世相にも大きく左右される仕事のため、特殊系専門店で生涯美容師を続けていくことは相当な覚悟が必要でしょう。