【2022年版】アパレル店員の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

華やかな職場で、いきいきと働くアパレル店員にあこがれを抱く人もいるでしょう。最新のファッションに身を包み、笑顔で接客しているアパレル店員は輝いて見えます。

いつでもおしゃれな着こなしで働くアパレル店員の収入面も気になるところです。

そこで今回は、アパレル店員の給料や年収について徹底解説します。

アパレル店員の平均年収・給料の統計データ

アパレル店員の給料は、他の業界と比べてあまり高いとはいえません。

ただし、この職業はアルバイトからスタートする人が多いため、実力と経験に応じて正社員になったり、店長やエリアマネージャーとしてステップアップしたりして、給料を徐々にアップさせていく道もあります。

アパレル店員の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

アパレル店員の平均年収_2021

令和3年度賃金構造基本統計調査によると「販売店員」の平均年収は42.1歳で約355万円となっています。

・平均年齢: 42.1歳
・勤続年数: 11年
・労働時間/月: 164時間/月
・超過労働: 8時間/月
・月額給与: 258,800円
・年間賞与: 442,000円
・平均年収: 3,547,600円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
パレル店員の平均年収の推移_2021

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
店長・販売スタッフ・店舗管理
(マイナビエージェント)
353万円 20代平均341万円
20代男性平均363万円
20代女性平均326万円
30代平均410万円
30代男性平均434万円
30代女性平均362万円
アパレル販売
(Indeed)
3,339,213円 月給207,733円
日給9,107円
時給1,192円

各社のデータより、アパレル店員の年収は270〜350万円の間となる実態が見えてきます。

アルバイトで働く場合は、人気のセレクトショップでも時給900円程度が相場となっており、首都圏以外ではさらに低いこともあります。

アパレル店員の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、アパレル店員の平均年収は320万円前後となると思われます。

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ1.5ヶ月となっていることから、月額総支給額は23万円、ボーナスは年間35万円ほど支給されていると考えられます。

東京都で勤務するアパレル店員で、独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は18~20万円ほどになると見込まれます。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業よりも給与水準は低めといえるでしょう。

アパレル店員の初任給はどれくらい?

正社員の場合、初任給は月給17万円〜20万円程度が一般的なようです。

会社によっては、高卒か大卒かによって初任給に1万円〜3万円程度の差があります。

アパレル店員はアルバイトからスタートし、実力と経験に応じて正社員にステップアップすることも少なくないため、どうしても給料は低めとなっています。

売上成績が良いと特別ボーナスが支給されたり、基本給にインセンティブが付くこともあります。

初任給に関しては、株式会社ファーストリテイリングで地域正社員として採用された場合(店長代行候補者・ユニクロ店舗における店舗運営スタッフ) 177,500円~202,800円となっており、地域により、給与が異なります。

株式会社しまむらに総合職で入社する場合は、大学・大学院卒で月給23万8,700円となっています。

アパレル店員の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)

アパレル店員の年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、40~44歳の401万円です。

全年代の平均年収は355万円となっています。

アパレル店員の年収(年齢別)_r3

上記グラフの基タイトルは「販売店員」で百貨店店員、食品スーパー店員ショップ店員ドラッグストア店員ペットショップ店員コンビニ店長書店員など他職業を含むデータです。

アパレル店員の勤務先の規模別の年収(令和3年度)

アパレル店員の年収は、勤務先の規模によってあまり変化がありません。

10〜99人規模の事業所に勤めるアパレル店員の平均年収は338万円、100〜999人規模は352万円、1,000人以上規模は363万円、10人以上規模平均は355万円となっています。

アパレル店員の年収(規模別)_r3

上記グラフの基タイトルは「販売店員」で百貨店店員、食品スーパー店員、ショップ店員、ドラッグストア店員、ペットショップ店員、コンビニ店長、書店員など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

アパレル店員の福利厚生の特徴は?

アパレル業界は福利厚生が充実していないイメージがあるかもしれませんが、大手企業では充実した待遇のところも多いです。

一例を挙げると、年に2回の賞与や各種社会保険完備、また一般的な諸手当として、時間外手当・家族手当・住宅手当・役職手当・交通費手当などがあります。

ただし、これは正社員に限ったものであり、契約社員やアルバイトに対して同様の福利厚生の制度があるとは限らないため注意が必要です。

アパレル店員の給料・年収の特徴

自費で服を購入する

この仕事で特徴的なのが、店員は基本的に自分が働く店(ブランド)の服を着なければならないということです。

流行に合わせて新しい洋服を購入し、最新のファッションを追求したり、働いている店の洋服を購入し、実際に自分で着てみてお客さまに魅せるというのも、アパレル店員の仕事の一つです。

購入時は社員販売で30%〜50%程度割引されることが多いものの、シーズンごとに新しい服を用意しなければならないため、新人で給料が安いうちは生活に苦労する人もいるようです。

ノルマやインセンティブがある

ノルマがあるお店の場合、ノルマを達成できないと自分で洋服を購入してノルマをクリアしなければならないというケースもあるようです。

給料の半分がノルマのために消える、という話もあるので、働く前にノルマの有無を確かめたほうがいいかもしれません。

その反面、ノルマを達成できると、インセンティブやボーナスとして特別手当が支給されるお店もありますので、自分の実力次第で給料が変わって来ることも大きな特徴です。

アパレル店員のボーナス

ボーナスが出るかどうかは、会社によるようです。

ボーナスがある場合、年に2回、月給1ヶ月分程度をもらうことが多いようです。

ただしボーナスが出るのは正社員のみで、アルバイトや契約社員にも出す会社はあまりありません。

アパレル店員の代表的な企業の年収

会社名 平均年収 平均年齢
株式会社ファーストリテイリング 963万円 37.7歳
青山商事株式会社 438万円 36.5歳
株式会社しまむら 655万円 42.4歳

出典:2022年現在(各社有価証券報告書より)

ファーストリテイリングの平均年収

株式会社ファーストリテイリングの平均年収は963万円となっています。

UNIQLO・GUなどをはじめとするファストファッションで世界から注目を集める企業で、アルバイト・パートや地域正社員もほかのアパレルメーカーにくらべると年収は高めです。

株式会社青山商事の平均年収

株式会社青山商事の平均年収は438万円となっています。

紳士服の製造・販売を行う企業で、業界で唯一47都道府県全てに店舗を展開する業界最大手です。

株式会社しまむらの平均年収

株式会社しまむらの平均年収は655万円となっています。

新卒で総合職採用を行っており、店舗配属後、さまざまな職種を経験する「ジョブローテーション制度」を取り入れています。

アパレル店員が収入を上げるためには?

店長やエリアマネージャーに昇格する

店長に昇格をすると、給料も上がる可能性があります。

一般的なアパレル店員の平均年収は300万円〜400万円が相場と言われていますが、結果を出して店長やエリアマネージャーなどにまで昇進すると、年収500万円以上を得ることもできるでしょう。

ですが、その分仕事量も増え休日が少なくなったり、店舗で働く社員やアルバイトを管理したり、売上に悩まされたりという責任も増えます。

本社勤務を目指す

アパレル勤務の場合、店員の給料はある程度のところで頭打ちになりがちなため、もっと多くの収入を得たい場合は、商品企画バイヤーなど、本社勤務を目指したほうがよいでしょう。

販売員を経て本社勤務を目指す場合は、社内公募を経て本社へ異動する方法や、本社勤務の求人を探してほかの企業へ転職する方法などがあります。

「アパレル店員の収入」のまとめ

アパレル店員は、ほかの職業と比べると決して高い収入を期待できるわけではありません。ただし、企業によって手当やインセンティブを設けているところもあるので、頑張った分の増額も見込めます。

また、店長などの管理部門や本社勤務によるキャリアアップをはかれば、さらなる収入アップが可能です。