アパレル店員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

アパレル店員は、いつでも最新のファッションに触れることができて、憧れる人も多い職業です。

しかし、アパレル店員に興味はあっても自分に務まるかどうか、不安に感じることもあるでしょう。

この記事では、どんな人がアパレル店員に向いているのか、適正も交えて詳しく解説します。

アパレル店員に向いている性格・適性

人と話すことが好き

店舗には、毎日さまざまなお客さまが来店します。

アパレル店員は常連さんと親しく会話するだけでなく、初めてのお客さまに接客をする機会も非常に多いです。

そのため、人と話すことが好きなのはもちろん、初対面の人にも人見知りせず、明るく話しかけられるような人が向いています。

よく知らない人と話すのは誰でも緊張するものですが、自分から積極的に心を開くことで、お客さまも徐々に心を開いてくれるでしょう。

ファッション・おしゃれに対する興味や関心がある

アパレルショップには、シーズンごとに新しい商品が続々と入荷するため、アパレル店員は常に最新の商品知識を頭に入れなければなりません。

また、流行のファッションに対する知識を深めることも仕事の一部です。

新しいことを覚えるのが苦にならない人、常に自分を磨き続けようという姿勢を持てる人がアパレル店員に向いています。

気持ちの切り替えが早い

アパレル店員はたくさんの人と接する仕事なだけに、ストレスも溜まりやすい仕事です。

思わぬミスでクレームを受けたとしても、暗い顔をしたまま仕事をしていてはさらなるミスに繋がってしまう可能性もあります。

嫌なことやつらいことがあっても、すぐに気持ちを切り替えて、いつでも笑顔で元気に働くことができる人こそがアパレル店員に向いているでしょう。

アパレル店員になるには

アパレル店員に必要なスキル・能力

商品やファッションに関する知識

アパレル店員は、お客さまからさまざまな質問を受けます。

例えば、

  • お薦めのコーディネート
  • シーズンごとに変わるファッションの流行
  • サイズやカラー展開
  • 洗濯やクリーニング方法

など、その内容は多岐に渡ります。

アパレル店員は商品一つひとつの特徴を覚えるのはもちろん、ファッション業界全体の流れやトレンドに敏感でなければなりません

ファッションに対して、常に新しい知識を身に付け続けなければならない仕事です。

接客技術を磨き続ける心

アパレルメーカーにとって、ショップやアパレル店員は自社の顔です。

いくら魅力的なファッションアイテムを仕入れても、商品を棚へ置いているだけで売れるものではありません。

魅力的な売り場づくり、商品知識やセンスを武器にしたアパレル店員の後押しがあってこそ、お客さまは商品を買ってくれるのです。

アパレル店員の販売技術は、自社の経営に直結する重要なものです。

そのため、近年はアパレル店員の接客レベルを向上させるため、接客技術を競う「接客コンテスト」を開催する企業もあります。

美意識を持ち続けること

アパレル店員は、決して美男美女でなければ務まらない仕事ではありません。

一部の高級ブランドでは容姿端麗であることを望むところもあるものの、生まれつきの顔や体型よりも「人にどう見られるか?」を意識することのほうが大切です。

アパレル店員の身だしなみや立ち振る舞いがだらしなければ、その店で服を買いたいとは思えなくなるものです。

ショップによって服のテイストや雰囲気は異なりますが、自分なりの美意識を持って売り場に立つことが求められます。

アパレル店員に向かない?疑問を解決

ファッションセンスがないとアパレル店員にはなれない?

アパレル店員にファッションセンスはもちろん必要ですが、すべてのアパレル店員がはじめからファッションセンスを身に付けていたわけではありません。

多くの人は、仕事を始めてから先輩の仕事ぶりを見たり、研修を受けたりして学んでいくものです。

インターネットや雑誌などで知識を増やし、少しずつセンスアップを目指す人もいます。

ファッションセンスに自信がないという人でも、

  • 学び続ける姿勢
  • おしゃれやファッションが好きという情熱

があれば、アパレル店員になれる要素は十分あります。

スタイルが良くない人でもアパレル店員になれる?

体型に自信がないとアパレル店員になれない、と考えがちです。

一般的にアパレル店員は、そのブランドの服をおしゃれに着こなしてお客さまにアピールします。

そのため、ブランドが販売している商品を着こなせないほど太っていると、採用されるのは難しいでしょう。

しかし近年は、ふくよかな体型の人のためのブランドやビッグサイズを専門に扱う店舗なども増えているため、店舗やブランドを選べばアパレル店員への道も遠くありません。

また、体型を武器に、同じようにファッションに悩むお客さまに寄り沿った販売も可能です。

アイテム選びのアドバイスをしたり、コーディネートのコツを教えたりと、実際の着用を目の前にして、説得力のある対応ができるでしょう。

「アパレル店員に向いている人」のまとめ

アパレル店員はおしゃれを追求する情熱と、多くのお客さまと気兼ねなく話せるコミュニケーション能力があれば、誰でも目指せる仕事です。

ファッションセンスは仕事の中で磨かれていくことが多く、必ずしも初めから高いセンスを求められているわけではありません。アパレル店員としてセンスを磨き続けられることが大切です。