動物飼育員のつらいこと、大変なこと

動物の気持ちを理解する難しさ

動物の気持ちを理解したいと思っても、動物は人間と違って言葉を話せない生き物。そう簡単にはいきません。

たとえば、具合が悪そうにしているのを見ても原因がわからず戸惑うことがありますし、飼育員が気付かないまま、知らず知らずのうちにストレスを溜め込ませてしまう可能性もあります。

だからこそ、飼育員はいつも動物の様子を注意深く観察し、いち早くその異変に気付かなければなりません。

ただし、動物とのコミュニケーションは経験によって円滑にいく面も大きいため、新人のうちは動物たちの気持ちがなかなか理解できず、苦労を感じることのほうが多いかもしれません。

たとえ思うようにいかなくても諦めない根気良さと、地道な努力が求められる仕事です。

決して「キレイ」な仕事ではない

また、動物の世話をするというのは思った以上に大変なものです。

ペットを飼ったことがある人なら想像できるでしょうが、毎日決まった時間に餌をやり、小屋の掃除をし、体調が悪いようであれば病院に連れていく。

こういったことを、動物園にいる数多くの動物たちに対してもやっていかなければなりません。

もちろん、動物園では複数の飼育員たちが役割分担して面倒をみるわけですが、中にはゾウやキリン、シマウマなど、人間よりずっと体の大きな動物もたくさん扱います。

体が大きければ、必要な餌も、糞の量もものすごいものとなります。

動物にはもちろん臭いもありますし、掃除中に自分が汚れてしまうこともあります。決してキレイな仕事ではないことは知っておくべきでしょう。

命の重みを感じることも

飼育員にとって一番つらい瞬間は、動物の死に直面することです。動物が難しい病気になってしまったりすれば、容態が気になって気になって、何日も眠れぬ夜を過ごすこともあります。

また、自分の力不足を感じたときは、とても苦しい気持ちになるでしょう。

命の重みは、自分が本気で動物たちと向き合ってこそ理解できるもの。命には必ず終わりがあるからこそ、動物たちが1日でも元気で生き続けられるように、全力で仕事に取り組むことが大切です。