ドッグトレーナーの需要・現状と将来性

ドッグトレーナーの現状

「一般社団法人 ペットフード協会」の調査によれば、2018年の日本全国の犬の飼育頭数は約890万頭と発表されています。

一般社団法人 ペットフード協会:2018年全国犬猫飼育実態調査 結果

2008年をピークにここ数年で犬の飼育頭数は減少しつつあり、犬ブームは落ち着きを見せているようです。

しかし「ペットの家族化」と「室内飼育化」が一般的になったことから、犬1頭当たりの消費額が増えています。

トリミングサロンやペットホテル、ドッグカフェが続々とオープンし、高性能なペットグッズや老犬ホーム、ペット保険などの新しいサービスへの需要が高まるなど、ペット業界は拡大し続けています。

一方、犬のしつけを行う企業の数はそこまで増えておらず、現時点でドッグトレーナーの正社員の求人はあまり多くありません。

しかし、契約社員、アルバイト・パート、あるいは独立など多様な働き方を選ぶことができるため、これからドッグトレーナーを目指す人にとっても、チャンスはまだまだ残されているといえるでしょう。

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ドッグトレーナーの需要

ドッグトレーナーの需要は、今後も高まることが予想されています。

マンションやアパートでは、室内犬として飼われるペットの問題行動がご近所トラブルに直結することもあり、しつけへの関心や注目度が高まっています。

人間と犬が豊かに暮らしていくために、トレーニングを通してペット犬に早くから社会性を備えさせ、無駄に吠えたり噛みついたりといった問題行動を防ぐことは、いまや常識になりつつあります。

また右肩上がりのペット業界では、異業種からの参入も増えていています。

犬への深い知識と正しい接し方のできるドッグトレーナーの数はまだまだ足りないため、今後もドッグトレーナーの需要は高まっていくでしょう。

ドッグトレーナーの将来性

ドッグトレーナーの仕事は、ペット業界そのものが右肩上がりの成長を見せていることから、将来性があるといえます。

昨今のペット業界では、ペットが泊まれるホテル、ペットショップの保育サービス、ショッピングモールの犬の預かりサービスなども誕生し、サービスの多様化が顕著です。

経験を積んだドッグトレーナーのなかには、既存のドッグトレーナーの業務の枠を超え、さまざまなペットビジネスを展開していく人もいます。

「ペット可」のマンション普及率が上がっていることからも、今後、積極的にペットトレーニングを望む人が増えることが予想されています。

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ドッグトレーナーの今後の活躍の場

ドッグトレーナーの活躍の場は、時代が進むにつれて広がりを見せています。

たとえば「犬の幼稚園・保育園」「子犬のデイサービス」「パピースクール」など、さまざまな名称で犬のしつけ・訓練サービスなどを手がける企業が出てきています。

フリーランスのドッグトレーナーが直接お客さまからの依頼を受けるケースもあるため、職場の選択肢が増えてきたといえるでしょう。

ニーズは一昔前よりも高まっていますが、ドッグトレーナーには国家資格が存在せず、自身の専門知識やスキルを証明しづらいのは厳しい一面です。

求人数そのものがそこまで多いわけでもなく、いざ就職しても「見習い」期間が必要な職場もあるため、一人前になる前に仕事を辞めてしまう人もいるのが実情です。

需要は確実にある仕事ですが、成功するまでには、強い意志と継続的な努力が必要になります。