ブリーダーの求人や募集はある?

ブリーダーの就職先にはどんなところがある?

ブリーダーの就職先・働き方を大きく分けると、「ブリーディング業を営む企業」と「個人で活躍するトップブリーダーのもとでアシスタントとして働くこと」の2つが挙げられます。

個人で独立して働く人が多い職業ですが、知識や経験のない人がブリーダーを目指すのであれば、まずは現場に入って仕事を覚えて行くことが最も近道となるでしょう。

ブリーディングを専門としている企業に勤める場合は、「研修生」や「サポートスタッフ」としてスタートすることが多いようです。

未経験者を受け入れる企業もありますが、なかには動物専門学校卒業生を対象としている企業もあるため、注意が必要です。

トリマー」の勉強をしていると有利になる場合があるため、動物関連の専門学校への進学を検討している人は、事前に勉強できる内容や取得資格をチェックしておくのがおすすめです。

一方、個人で働くトップブリーダーのアシスタントになり、仕事を覚える方法もあります。

アシスタントの募集数はさほど多くなく、またいつ募集が出されるかは未知数ですが、信頼できる確かな腕を持ったブリーダーを見つければ、独立のノウハウまで教えてもらえるかもしれません。

アルバイト・パートとして採用される場合もありますし、正社員や住み込みとして採用されることもあります。

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ブリーダーの求人の状況

ブリーダーの求人募集はさほど多くないものの、いずれかの企業や犬舎で募集は常にかけられているようです。

インターネットなどでブリーディングを行う企業や、個人の採用募集を地道に探していく方法が中心になります。

ブリーダーをしている会社や個人は全国各地にあり、年中無休で動物たちのお世話が必要なので、多くの人手が必要です。

なかには100頭以上の動物を育てるような規模の大きな会社もあるため、人手不足になると求人募集をかけなければいけません。

個人で独立開業したブリーダーの場合は、家族で経営している場合も多く、求人募集はなかなかかけられていないかもしれません。

働きながらノウハウを教えてもらいたいブリーダーさんがいる場合は、サイトなどで求人情報がないかこまめにチェックしたり、失礼でなければ問い合わせをして情報を積極的に集めるのがよいでしょう。

ブリーダーの就職先の選び方

悪質なブリーダーに注意する

ブリーダーの就職先の選び方で注意したいのは、「生産工場」のような雰囲気で、動物をないがしろに扱い、育てている企業もあることです。

そうした場では、動物の健康を考えずに子どもをたくさん産ませ、利益ばかりを最優先させています。

そのような会社に入社してしまった場合、会社の方針に従い、動物が好きな気持ちに反する仕事をしなければいけない可能性も出てきてしまいます。

応募する際は、対象となる個人ブリーダーや企業が、きちんと動物愛護精神を持っているのか、その会社で理想とするブリーダーになれそうかなどをしっかりと見極めましょう。

考え方や価値観に共感できるかどうか

ブリーダーの就職先を選ぶ際には、師匠となる人の考え方や価値観に共感できるかも大きなポイントです。

現場で仕事を覚えて行くには、考え方や価値観が大きく影響を受けます。

そのため正しい知識や、動物との接し方を指導してくれるブリーダーが必要です。

また、扱っている犬や猫の種類によって選ぶのもよいでしょう。

求人募集の欄に、飼育している犬種などが記載されていることもあるため、将来独立するときに関わりたい犬種を中心に選ぶと、直接知識やスキルを役立てることができます。

そのほか資金繰りなどの経営面なども含め、しっかりノウハウを学べる環境かということも重要なポイントになるでしょう。

なかには「独立のノウハウを丁寧に指導します」と記載されている親切な求人募集もあるため、将来を見据えて考え方や価値観まで踏み込んで、就職先を選ぶことをおすすめします。

募集欄だけではわからない場合は、ブリーダーのサイトを見たり、電話で問い合わせてみたり、実際に見学させてもらうのもよいかもしれません。

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ブリーダーの志望動機・面接

ブリーダーの志望動機は、「動物が大好き」「動物に囲まれた生活をしたい」という人が多いです。

ただし、動物が大好きなのはブリーダーにとって大前提であるため、なぜブリーダーを目指しているのか、憧れているのか、という自身の経験と結びつけられると、強い志望動機になるでしょう。

たとえば小さな頃から自宅で動物を多頭飼いしていて、動物の世話が楽しくてたまらず幸せに感じるといった思いから、四六時中ペットたちと過ごせるブリーダーを目指す人もいます。

また、自宅で飼っていたペットがブリーダーから購入した子で、健康で長生きしたことから、良質なペットを多くの人に届けたくてブリーダーを目指したという人もいます。

ブリーダーは基本的に休みがない仕事ですが、それ以上に動物が好きで、世話が楽しい気持ちが伝えられると面接でも好印象でしょう。

就職先はどのように探したらいい?

ブリーダーの就職先は、求人サイトやハローワークのサイトでも掲載されているので、いつでもネット上で探すことができます。

随時多くの募集がかけられているわけではないため、隙間時間にこまめに確認しておくのがおすすめです。

または個人でサイトを持っているブリーダーが、求人募集をしている場合もあるため、働きたい犬舎や会社がある場合はチェックしておくとよいでしょう。

ドッグショーやキャットショーに行き、ブリーダーと知り合いになって紹介してもらったり、直接アプローチする方法もあります。

さらに自宅でペットを飼っている場合は、動物病院やトレーナーなど専門家に問い合わせるのもひとつの手段です。

とくに動物病院は、地域のブリーダーが何人か顧客になっていることが多く、良質な情報が入ってきたり紹介してもらえる可能性もあります。

このように求人サイトだけでなく、自分の足を使って積極的に行動することで、ブリーダーの就職先の選択肢を広げることができるでしょう。